今日のこと

- comments(0) trackbacks(0) gclef

ご納品でした。

かわいらしいカバーがつけられていました。

 

ピアノが重厚なので、面白い組み合わせです。

 

この日の納品調律は後日でした。

 

ピアノは弾いてますか?

デジタルからかわってより前向きになりましたか?

など決まって聞いています。

ピアノを届ける意義とよりよくして届ける意義を確認したくなるためです。

 

かなり体が疲労してしまっているので、大切なお客さんの言葉一つ一つが喜びになって自身にとって大事なお客様になります。

お客さんにとって大事な技術者になれるのはまだ先に事。

 

人としての相性は誰でも何かあるはずです。

相性の合う人はちょっとしたことで、あっと思う瞬間があるものですね。

 

今日は…。調律の仕事というのは、来年は、次はない、といつも思って回っています。

例えどんなに喜んでもらっても、悲しんでもらっても、来年はあるなんて甘い事はおもってません。

 

C3、うちで購入してもらって姫路まで半年調律してもらっています。

今年、音楽学校の受験のようです。

毎回別の楽器に変化しています。

ハンマーは荒れ狂って、音もべろべろになるほど練習されています。

弾かれた痕跡がピアノに刻まれていきます。

 

後、数か月、集中的に弾きこまれるので力強く変化させます。

 

 

遠方は遠方なので、できるだけサービスを残して帰るようにします。

遠方は出張料はいただきますが、その分手数サービスに変えて損のないようには心がけています。

 

汚れがたまりますので、基本の底辺の汚れ落とし。

潤滑のある鍵盤こそ、レガートの意欲が生まれます。

鍵盤を重くして練習するのは、やめたほうがよいです。

本来指や手首で解決できる負荷が前腕など大きな筋肉使うことになります。

手間がかかりますが、油で上塗りすることなく、よごれを一度落とします。

 

ジャックのヨコズレ。

全てベストな位置へもってくるのがよいですが時間がありません。

大きなもの10個だけでもやると全体の基本のベースが持ち上がります。

これは新品の納品時こそ見直し調整すべき作業の一つです。

 

ジャックのゆがみをたたき、強制します。

 

ハンマーを調整して、だいぶ納品時の上品な音の印象がでてきたと思います。

自分の立場としては、行く学校やなんとかを超えたものを届ける奏者になってほしいと思っています。

丈夫な練習用のピアノを提供するだけならどこにでも存在していて、ピアニストも普通のピアニストはどこでも沢山いてます。

まず目の前の関門をクリアすることと同時に、せっかく抱けたその希望を簡単な方法で済ませないピアニストになってほしいと思っています。

 

近況少し

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

C3の続きです。

少し記事を書くのに時間がかかりました。

仕事外でも色々で精神的に気持ち進まなくて。といった感じでした。

 

全体ぞうができてきて、後はどこをさわっていこうかといった感じです。

ピアノは、不思議なことに何をしても大きく変わらなかったものが一つのところをいじっただけで、すべての効果が流れ出すことがあります。このピアノのことではありませんが、どんなに無難に下回りを固めていっても思ったような変化がない場合。実はままあることですね。

 

 

ローラーの整形です。

ハンマーの整形はあまりに有名です。

ローラーだって整形します、したからといって今後の耐用年数が大きくかわるとも思いません。

音がタッチが変わります。

 

黒いところの黒鉛汚れを落とします。

右が綺麗になっています。

 

タッチの上部で発音するようになりました。

これだけで随分と変わるものです。

後は、整音をやるだけである程度柔らかで横に縦に広がる音ができます。

針の入れる箇所は先端のみです。

セオリーはずれのこのやり方が今、自身ができる最良の結果が出るやる方だからです。

3本針はダメです、繊維を食い込ませてハンマーをダメにしてしまいます。

一本針で弾性を感じながらごくごく丁寧に、深く針れば入るところまで針を落とすやり方です。針がはいらなければそれ以上ハンマーに逆らわないよう、ごく浅くすませておしまいです。

 

 

ヨーロッパのピアノの入荷情報での予定だったのですが…。

以前展示していたペトロフ以後、あの値段でペトロフが買えること、また動画の音色の音なども気にいっていただいてメールやお電話のお問合せが未だにまだ続いています。

 

200万程度まであたりでEUもののGPが欲しい。

結構要望が多いようです。

ただ200万というと今ではYAMAHA C3やKAWAIの3型の新品も変えません。

さらにEUものとなると定評のある有名なメーカーのものは安くても定価が500万だなんだとしますからとても200万円以内は実はかなり無理がある値段ではあります。

 

ところが良いものが一台でてきたので、取引先から連絡があったのですが、お電話を一旦おいて、そうこう考えているうちに、他の業者の方が購入されたようです。とても残念でした。

 

 

さて、中学生が職場体験に来られます。

ここでもよく書いていることですが、「子供」さんたちは、別に大人と大差はあまり感じないつもりで接しています。

何か学んで教えてあげて、などと人生の先輩のごとく偉そうに話すだけに虚しさつもり何も伝わらないものです。

 

ちょうど親族が腰痛もちで、見るに見かねてもあって中国の健康体操を、自分の知っている範囲で伝える機会がありました。

つい少しでも効果を感じてもらいたい、という気持ちでついついここはこうでもっとこう、と言葉を重ねてしまいそうな衝動に駆られるんですね、でも健康=心地よさという発想なので、ただただ気持ちよく、ということだけで本来良いのに、言葉で伝えても多少の意味があるだろうとつい考えてしまいます。

ただいっしょに気持ち範囲で気長に、それだけを守っていけば勝手に形は後でついてくるものなのに。

 

相手が何歳でも同じだと思います。

ついつい口が先に立ってしまうのは、本当は自身の安心感だけのことで、自身のその余裕のなさなんだろうと思います。

返事の強要や礼儀の価値観、その押しつけもそう思っています。

人に形を押し付けてその結果の責任はとれないなんてならなおさらです。

ピアノレッスンも先生の無言レッスンがベストではないかなと思います。

 

また、記事を書いていけると思います。

ではまた。

 

近況のことなど

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

調律先でのYAMAHAのC2です。

C2は歴史がまだまだ浅く、C1やC2は90年に入り始めからだと思います。

鉄骨の色が以前の金色ではなくて、土色に変化しています。この外観でだいたい往年のグランドと現代のタイプと大きな切れ目となっているのととらえてもよいかもしれません。設計、素材、組み立ての質感などだいぶ時代の流れとともにできること、できないこと。

 

 

以前当店の先生がこの時代にものをお使いで

「とてもタッチが重くて毎日弾けるピアノではなくて困っている」

とのこと、そう、この時代にはいるとタッチと音質の鳴りに関して、以前のYAMAHAタイプと真逆のことをちらほらと言われ始めたように感じます。

ーカーの設計のねらい、それを実現できる環境(コスト面なども)あります。

引いた図面の実現率というのは、技術力といえます。

 

このタイプもチューニングピンブッシュがはいっています。

金属のピンを取り囲むように丸い木製の部品がはいっています。

ピンブッシュといいます。上の方の丸い木のところ。

これはピンの安定性が得られるし、いかにも日本的に確かな作業がしやすいかと思います。

 

これはスタインウェイははいっていませんし、以前のベヒシュタインやベーゼンなどは鉄骨がここの部分にそれ自体がなくて、板がむき出しになっています。

これは鉄骨への余計な振動を省いたり、またダイレクトなピン操作ができるので大変音楽的だと思いますし、いかにも音色や人肌の息吹を大事にした気持ちがうかがえるように感じます。

 

それがYAMAHAのCFシリーズのCF4など、最近開発されたタイプ(1000万ほどします)が鉄骨くりぬきで、木材が丸出しの設計を採用していて驚きました。

ベーゼンドルファーを傘下において、こういったところへの投影があったのでしょうか。

 

それはそれおき。

真ん中の黒い四角が(少し下におりているところ)が左によっています。

その横の部品も左にいがんでいます。

 

 

下に専用台を置いて叩きながら微調整します。

真ん中からの突き上げがはじまるので、フォルテとなにより手ごたえが変わってきます。

一台全てやるのは調律時間では足りません。

ですが、5,6つでもやるとなぜか全体的にピアノが変わったような印象をもちます。

 

 

ピアノのレッスン用以外にも使いますか?と

ヴァイオリンの先生の伴奏でも使っているんですよ。とお返事。

 

それなら先生が伴奏でなにげなくピアノに触れて「あ!」と思ってもらえるように。

土台調整、これでピアノが一気に変わります。鳴るようになります。(ただ、材質や部品取り付けの精度が落ちたピアノはいつまでも安定しません、やはり材質と組み立ては大事かと思います。どんなにやっても安定しないものもあります。

 

 

C2の響板。

以前のタイプより目の幅も大きく、ムラはでてきました。響板は材質もそうですが制作工程が大きな役割を果たしていると思います。なんでも最後は人の手が大喜いと思います。

売上はが大きく変化してきた以上、同じことは無理でしょう、その中でどこで補填していくのか。

 

 

 

さてこちらは帰ってから外装の補修中。

塗装担当が作業中。

 

 

新品のように外観も修理していきます。

http://gclef-nara.com/

学生コンクール

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

学生コンクールへいってきました。

今年はお客様がでられていないのと、先生や知り合いの調律師の方もご一緒したかったのですが、ご予定の加減で一人でいってきました。このコンクールにでる子は国内の国立の音大へ向かう方が多いようです。

国立志向がどんどん高まっているようでどんどん難関になっているようではあるようです。

 

高校生を見てきました。

高校生の演目は普段耳にする曲ばかりで聞きやすくきいていても楽しいです。

 

ブラームスの変奏曲や、スカルボ、ショパンのスケルツォ、熱情やドビュッシーなど…。

どれも作曲家の代表作に大作、それに近いものが演奏されます。

 

印象としては、メカニックを要する部分では高いレベルで演奏ができてきている印象でした。

全体として弾けていながら音楽的な印象としては抒情的なところや作曲者固有の箇所などにはいると説得力が弱くなる印象を全体として持ちました。

外から言われてここをどこをこう弾く、などの色付けしても色づけされきらないような自身の動機。

 

広く見れば、浜松でもショパンでも年齢的には同程度の方が沢山でていて、以前のチャイコフスキーでも一つのキャラクターとして定まっていること、すでに芸術的なところまで審査が及んでいます。

この人たちがもう別枠で、ととらえてしまうと、元も子もないもないもので、藤田真央さんの活躍についても、彼の音楽からは外的な影響が少なくて、内在的なゆるぎない意志を引き上げて続けてきた音が確かにあります。

 

つまるところはやはり自分自身次第のようにも思います。

では審査側の仕事としては、公平な順番付けを越えた、目の前の若い才能を育てる、といった意味での行動が必要に感じます。

それは具体的にどうゆうことを意味するのか。

その問いかけに、形式主義を越えた動議をもって力強く伝えられる方々に座ってもらって若いピアニストの成長を促してほしいと思います。

この日は結果はみずに帰ってきました。

ピアノの先生方にとっても、お子様からこういった本格的なレパートリーまで聞ける機会ですし、興味深いものだと思います。

中古ピアノ消音取り付け特典 1台のみ

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

KORGの定評のある消音ユニットがちょうど現行タイプのラインナップが変更になったようです。

KHP-300 

ピアノにヘッドホン機能を取り付けて、24時間弾けるようにするものです。

 

以下の画像のものは、お安めのタイプでとりつけ料金込みで10万円ほどのタイプになります。

もう一つのグレードは取り付け込みで16万ほどします。(音色や録音などの多機能タイプ)

 

このお安いタイプが廃盤になるようです。おそらくこの安いタイプばっかりが売れて、またメーカーとしても単価が取り切れないので取りやめになったのだと思います。このタイプがでるまでは消音といえば15年ほど以前は

「消音とりつけ=20万円ほどかかる」

というものでした。それがこのタイプは10万円くらいなのでよく売れました。

 

これが最後と、各楽器店や調律師が取り合いになったようです。

当店はその争奪戦には加わっていなかったのですが、あまれば教えてくださいといっていたところ、本当にメーカーより1台まわしてもらえました。

 

KORG KHP-300

 

当店の中古ピアノをこれからご成約いただく方に、この1台を無料で取り付けサービスにしようかと思っています。

(ピアノ本体値引きは各先生方のご紹介でも今回はできません)

 

また、この消音に取り付けにあたって、もともとのピアノの性能はどう変化するのか。

近年、ネットの普及でなんでも情報が手に入るようになってきました。

 

タッチが悪くなる、機器がはいるのでよくない。板に穴をあけるから…。

 

色々と情報が飛び交っています。

ただ、消音を推進してメリットのある会社はいいようにいいますし、そうでない会社はその変化や、また、機器を木製楽器にとりつけるなんて、と悪くいうもので、そうゆうものです。

 

 

 

当店では、ご希望の方は目の前で実際のピアノで疑似的にその変化を示して体験いただけるようにしています。

主にレットオフという調整項目がかなり広めの調整に変化しざるをえなくなります、GPへの取り付けは構造上そこまで変わりません。

レットオフは指先の感触に関係してきます。ピアニシモの際、「指先」でコントロールがしやすいのは2mm以下の寸法で、消音用の5mmや8mmなどになると、ピアニシモのコントロールが第2関節のあたりにまで上がってきます。

ただここまでコントロールしている人はそもそも美しい音を自然に引き出せる奏者でもあります。

いつも言っていますが、究極本当に良い音を欲せるかたはレットオフに限らず美しい音が出せるものです。(ただ労力が大きくなります)

 

 

ただ、結局24時間気持ちよく弾けることを優先したい方はヘッドホンをつけるのも方法だと思います。外すことももちろんできます。あまり神経質にならず疑似的に調整したものを触ってもらって、一度お越しいただければご説明します。

 

 

板の切断や穴開けに関しては、主に一部のKAWAIとなります。切断箇所については工場時で通常切断するものが、していないだけで、その部分を削除するといったとらえ方で問題ないと思います。

 

 

長くなりました、最後のKHP-300を中古ピアノをご購入の方へ取りつけサービスしますということでした。

10万円ほどのサービスになるので、過去に前例はありませんが、1台分しかありませんのでそれをサービスとさせていただく予定です。

 

ご興味あれば。

 

今日のことなど

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

今日は定期調律のお客様にて。

とにかく一言でいうと楽しく色々と弾いてほしい。単純な言葉ですがこれに集約されると思います。

昔はよくピアノをしていた、といったことであるならその感受性を再度刺激できるようなことも求めていきたいところです。

 

ピアノにはタッチの過運動を止めるバーなどが内部に色々と備わっています。

これが広すぎると余白多すぎて弾きにくい、浅いと手元の戻しがきつすぎて肩が凝って弾けません、これは最悪のタッチになります。

YU10のYAMAHAのピアノです。かなり新しいピアノですがこのあたりの寸法など昔より出荷時よりかなりアバウトに調整されているような気もします。かなりぐるぐる回して調整しました。数ミリまわすだけで全く結果が違うので要注意で、悪い調整をされるとピアノごと弾けないタッチに一気に変化します。

 

 

さて、どうやって日々、より弾いてもらえるかの問題です。

アマチュアの方は当然良いとして、生業として人に届ける仕事とする以上、ピアノオタクではいけません。

自分の偏った見え方(技術)を人へ押し付けようとするのはプロの仕事として必要性は低いと思います。

以前、フリーで一人でやっておられる方で、掃除やお手入れはやらない方がおられます。

掃除やお手入れはお客さんがすること、我々はお客さんのできないことをやるべきだ。

もっともな言いかたに聞こえますが、両方やればよいだけでしょう、やれるようになればよいだけでしょう。

 

油分がたまっていたので、水を使った洗い方をお見せして全体を水吹きを行いました。

ピアノにより水分を嫌う塗装がままあります、程度問題はありますが現代のピアノはポリが主流なので問題がないことが多いです。

古いもので、特にカシュー塗はダメで、元にもどらなくなることもあります。ラッカーなども塗面を退化させてしまう恐れがあります。程度問題がありますから一定の塗装知識のある調律師に確認される方が良いかとは思います。

 

その後ワックスで仕上げます。

 

もし、どんなに気に入ってくれたとしても、来年の仕事の保証など一切ないと日々思っています。

自身を売り込もうとか、自身を気に入ってもらおうとか思うようにならなくなってきていると思います。

余計なところへの気遣いも過剰になると逆効果になることも沢山あります。

 

でも色々と不確かであるようで確実なところがある面白い仕事ではあると思います。

増税前の複数オーダーいただいたピアノの出荷も残るはとりあえず後一台かなといったところです。

 

定演のお誘い

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

お客様より、出演するからとご招待いただいて一番いい席で聞かせていただきました。

音高の定期演奏会。

 

シンフォニーホールです。

オーケストラの響きは圧倒的にすばらしいと思います、ソロはいずみの方がラウドに聞きやすいとは思います。

 

 

一番はじめから聞かせていただいて。

和楽器の合奏からはじまりお客様はソロで弾かれて。

それぞれ器楽演奏が続きます。

 

休憩がはいって

シンフォニーの休憩15分も特別で窓からコーヒー飲みながらも楽しみなもんです。

 

次にガーシュウィンがあって色に変化があって、オーボエと続き、この楽器の必然性を聞かせます。

ここでフィガロの独唱がはいって、大いに盛りを見せます。

 

 

次に真夏の世の夢(大好きな曲)から序曲

最後は全員の大合奏でフィナーレを築きました。

 

23回目を数えるようです。

なんでも継続は力なのかもしれませんが、この合唱と、その後に続く管弦楽、何度何度も成功と反省を繰り返し、伸びちじみし続ける果敢さ、その受け止めて続けてきた歴史に胸を打たれました。

 

選曲、演奏、構成する指導者の方々、観客へのメッセージ性が強く一つのコンサートとしての娯楽性を備えたすばらしい演奏会で驚きました。

 

プロの演奏は偉いのでしょうか。

「wohin」(独)

音はどこへ向かっているのだろう?

そう思われたが最後、金銭と時間の対価からの対象から外れたと言わざるを得ません。

 

 

MUSEが顔をのぞかせた瞬間を共有できた時間でした。

帰りにブレハッチのチケットを購入して帰ってきました。

 

スコダが死んだ

- comments(0) trackbacks(0) gclef

パドゥラ=スコダが逝去しました。

先日、動画の予測に彼の91歳のコンサートの動画UPされていて、シューベルトを弾いていました。

どちらかというと教育者的なイメ―ジが強くて、ショパン「失敗のエチュード」に触れたことも彼の言葉です。

ルービンシュタインが晩年まで技巧に変化がなかったことやホルショフスキーが100歳までショパンのスケルツォなどを舞台で弾いていたことを考えるとさほど珍しことではないのかもしれませんが…。なんとデームスもなくなっていたようです。

 

ポリーニももう80歳近いようです、ピリスも75歳。ブレンデルも引退。

このあたりがいなくなるともう器楽演奏を芸術の域に引き延ばした層がいなくなってきます。

否応なし音楽家と呼べる人、それはこの後に続く内田光子やシフ、ペライヤはもう70歳超えています。自分へも大きな贈り物をくれた人達の多くが音源での再生でしか出会うことができなくなってしまいそう。

 

偉大な時代を支えた層が消えさり、彼らの影響下で育ち、彼らの肖像を見上げてきた層もいなくなってしまうことになります。

ピアノを使った、曲を使った表現者は無限にいるけど曲に仕える人は…ブレハッチやユリアンナ…すぐにでてきません。

 

時代はまわるというより、時はそれでもすすむことに憂う出来事のように感じてしまいました。

楽しい動画付き

- comments(0) trackbacks(0) gclef

べルトーンのご納品でした。

このピアノはまだ小さいお子さんがお使いいただけ、コンクールなどもチャレンジしたいと親御さんがいわれていました。

結構立派なピアノ。

立派にならず丸くにこやかに過ごしてほしいですかね。

 

 

白のミニカワイもご納品。

「うなぎもってかえりますか?」と。

申しわけないので、こっそり甘いものが好きです。と

「じゃ、ゼリー袋にいれてもってかえってください」

遠慮なくいただいて帰りました。

小さいと、手元が軽く最高です。

営業セールスでは、背丈あるほど高価なのでいちいち単価をあげるためのトークが繰り返されます。

このサイズでなんでも弾けますよ。

パラっとひいて「わあ」と喜んでいただいて。

 

 

ちらっと、ティファニープーンの動画を見ていました。

ラフマニノフの3番を練習しているところを赤裸々に撮影しています。

動画の冒頭、和音のアルペジオを弾くのですが両手でチャララ!…失敗、もう一度、チャララ!…まぁそうゆうときも、チャララ!…また失敗!本人も思わず苦笑で、可愛らしくてついこちらも笑ってしまいました。

彼女はプロ活動しています、舞台で伝統的なクラシック音楽の綱渡りをもとめられます。

こんな動画UPしやすくものではないはずです。

 

その素肌の顔をさらせるところにも舞台役者としての適性を感じるものです。

角張っていることってつまらないことが多くてのびやかさがない気がします、形式、建前、プライド、意地、嫉妬、ねたみ…誰もあなたのそんなところをみたいと思っていない、そう思ってます。

 

最初の10秒で上で言っているところは見れますよ。つい笑ってしまいます。

つまらないピアノ記事つらつらよりはるかに楽しいです。

 

つまらないピアノ記事登場。

C3です、ダンパーのもちあげる調整箇所。

音の雑味の調整もここで変わります。

幅があるとピアノは深く感じますし、浅いと雑味が取れますが、ピアノは小さく感じます。

こんな動作完了のための場所で音がどんどん変わります。

針いれても安定しません、ですがこういったネジはすぐに動きません。

 

KAWAI HA消音付き。

入ってきました。32万円ほど。

外装は新品仕上げに仕上がってきています。

夜中もヘッドホン使用、サイズもコンパクト。タッチもYAMAHAらしい縦割り感がこのサイズ感で出しやすく、かなりおすすめの一台です。デジタルご希望の方はぜひこういったpianoをお勧めします。

 

つまらなりすぎるまでにに今日はここまでで。

スプリングまわりなど

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

今日はスプリング回りについてです。

 

アップライトとグランドピアノ。

タッチの違いに スプリングの数の違いがあります。

 

アップライトは3つほど必要です。

グランドは主に1つです。

バネっぽさ、普遍的な触感を感じを得るのにあまり適さない⇒グランドのバネの少なさがタッチの質感の良さにこの要素は大きく含んでいるといえます。

 

アップライトですが、そのスプリングの交換を行いました。

スプリングは完全にヘタヘタにはなりません。使えます。

なので、スプリングのみ全体交換されることはほとんどありません。

 

 

ぐるぐるっとまわしながら外してみます。

どれもこれもちからづよさがないのはみてわかりそうです。

普通に弾けますが、「金属疲労」がおきてきていて、「連打」やタッチの戻しが悪くなります。

スプリングを交換するだけで随分とタッチが生き返ってきます。

極めて大事な要素ですが、交換しなくても弾けるものですからほとんど着目されないことになります。

 

 

スプリングはタッチのイメ―ジと合わせて考えてもらうと、その通りで合っていると思います。

つまり、浅く弾いているときは、このように浅く圧がかかっている状態。

金属疲労してくると、この「少し鍵盤を下げたところ」に力がなくなってきます。

バネですから、グイっと無理やり引き延ばすことで一時的に強くはできます。

ただ、タッチの初動の鈍さは、新しいものとは異質のもので金属疲労は取り除けないといえます。

 

 

これだけでアップライト本来の力強いタッチが得られるようになります。

また、スプリングの太さや長さでタッチの強度が変わります。

 

このように、お客様のピアノを再生してほしいとのご依頼に対して、どこまでどのように部品を交換するのかは店舗に任されているところがあります。何の問題もなく普通に使えるように直すことはさほど大変なことではなくセオリーが決まっています。

どう音とタッチを作り上げるのか、というところが悩ましくもやりがいのあることといえます。

大橋やシュベスター、イースタイン…。どれもこれもネット時代で人気が出始めたピアノ達、主に年代の経過したピアノメーカー達です、そのまま良い音が出るピアノはほぼ皆無といえるのはそのためで、それでも良い音がでているのならもっともっと良くなるということといえます。

 

 

お代をいただいて仕事をする以上「表現力のあるピアノ」という使い古された言葉、この的の大きな言葉にある一定の説明ができる用意が必要のように感じます。

 

こういった微細なことで変化するピアノを、一つの思想で設計図が書かれて、材質が組み方が決まって出来上がっていきます。

それの実現率の高いピアノこそが、個性のあるピアノとして愛される名器となっていくのだと思います。

 

3年ほど前にご購入いただいたYAMAHAのアップライト

確か12万円ほどでおとどけしました。

当初、デジタルのご希望だったところ、色々な流れてこちらのピアノになりました。

 

 

鍵盤はセルロイドで窓のあるデザインは時代を感じさせ60年近く前のYAMAHAです。

お母さんが気に入ってくれて、話がこちらのピアノに変わり、その後もピティナなどでも成果を出されてデジタルではなく生のピアノをお届けできた意義が顕著な印象的な出来事です。

調律後も弾いて弾いてと促して、弾きやすくなったとうれしそうな表情にこちらも元気をもらって帰ってきました。

 

  • 0
    • Check
    無料ブログ作成サービス JUGEM