最近のこと

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昨日のお客様のところで。

C3のソフトペダルの雑音でした、キュキュっといつもより大きな音。

 

これはモデルなどにより接点の材質がことなるため、モデルによって出る出ないなどがあります。

このタイプは85年ごろで、Cシリーズの扱いやすい流れをもった最後の世代になるかと思います。

軽い、鳴る、弾きやすい。

 

原因はアクション下部の滑り金具と棚板の接点でした。

ここも潤滑剤で入れてあげれば瞬く間に治りますが、継続的に良くする、というのはむつかしいことです。

棚板をサンディングして完璧に黒ずみを落とす方法が良いですが、棚板なのであまりサンディングはしたくない、金具は磨いて、あとは手ぬぐいなどでゴシゴシひたすらこすっておとすことにしました。

 

その後、染み込まない粉のものを木にあてて。

新しい製品で油系をつかうときは、端切れの木材にあらかじめ染ましてテストをします。

妙に粘っこいものをに染み込んでしまうと、もうとれなくなって本当に良い潤滑が、たったこれだけのことで失われてしまいます。

 

とりあえず後戻りの利く方法で対処しました。

現場では結果を残さないといけない焦りや時間もそうです。店だとある程度フリーなのでゆっくり検討はできますが、現場での方が培われるものがまた違うところがあります。

限られた工具や持ち物で最適な結果を出す必要があります。そこでついついすぐにハンマーを削ってしまったり、濃い油やワックスを使ってしまいたくなる気持ちを、もう一度、しゃがみこんで工具を並べているふりをしながら自身の発想を待ちます、この時間をもてるようになるには、工房や店での裏付けのある仕事をしていたかどうか、というのが後押ししてくれます。

 

それが面白い、と思えることも結構あるんですね。

 

文字ばっかりでつまらないので画像をいれておきます。

ディアパソン183も行き先が決まりました、このピアノは人肌のある音が特筆。

 

ピアノって本当に非常にささいなことでダメにもなりますし良くもなってくれます。

とあるネジを0.1ミリもどすだけで「弾けない(弾きたくない)タッチ」にうごきます。

ちょっと、書きたいことから横道それてきたのでピアノ技術はここまで。

 

さて、よくわからない陰気なピアノ技術の話題は離れて、こちらのお客様、お子様もそろって上手なんですね。

下のお子様がもうすぐコンテストの時期のようで、最後に弾いてくれました。

体の重心を上の方に肩で曲をこなす弾き方、高い重心で、もちあげながら曲の雰囲気を出そうとして弾いてます。

 

まず思ったのが、そういったことを習っている先生はその持ち味の良さを認めてあげているんだと。

普通は形からどうこうといわれそうなものです。

続いて、お母さまが

 

「この子はなんだかんだ楽しそうに弾くから…、なぜか間違ってもあまり指摘したりする気持ちがなくなるんです」と。

 

この言葉の応用の広さに目が覚めました。

先生の存在、その責務の多くは自身で手に取ってみれる、首をひねってみれる気持ちを育みつづけることで集束されてしまうように感じます、結局コンテストも良い結果がでるんだそうです。

 

ちょうど、ピティナコンペティションの時期にもはいっているようです。

先生に言われて、あっと予定を見るともう終わってきている日程もあるようで、一日ほどは見に行ければと思っています。

 

スペースの問題が大きく解消されてきました。

アップライトのシュベスターを再度入荷する予定です(まだ全く決まってません)

アトラスやアポロでもレンナーアクションを載せたタイプが沢山ありますが、ネームバリューがあるようでものにより結局YAMAHAのものより湿気っぽくなりやすいものも多くて実際の状態の良さと修理のしやすいものが結果が良いです。

シュベスターも実物確認必須のピアノでむつかしいところがあります。

ではまた。

北米のスタインウェイとピアニスト

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先日、ニューヨークスタインウェイのことを少しだけ書いたかと思います。

主に、アメリカ大陸ではニューヨーク製のスタインウェイ ヨーロッパや日本などはハンブルグスタインウェイが供給されています。

工場がそれぞれ違います。

 

もともとはアメリカで創業されたのでスタインウェイは生粋のアメリカ製といえるかと思います。後年ハンブルグで工場をでき、その製品がハンブルグスタインウェイとされています。

 

私達が日頃 スタインウェイ と呼ぶものはハンブルグ製のものとほぼ言い切ってしまえるかもしれません。

日本で各ホールにおおよそはいっているスタインウェイの99%はそのはずです。アメリカではおおよそ逆転する結果になるではないかと思います。

 

今回はその差異のことではないのですが、簡単にいうとハンブルグは内向的なドイツの重厚的な響きが乗っていてそれが音楽的な動機の裏付けになりやすい特徴をもっています。

ニューヨークの方は、腹を割って大胆で豪快な印象です。グールドやホロヴィッツの音はやや耳慣れない音がしませんか?それはニューヨークスタインウェイです、アシュケナージの一連のベートーベンの作品などもニューヨークのはずで、反田さんや、ガブリリュクなども好んで使っているようです。

 

それはそうと動画サイトでニューヨークスタインウェイで検索しました。

ニューヨークスタインウェイはその底なしの鳴りと大胆さが特徴的に思われますが、艶やか美しさが白眉で、申し分ないのピアノといえるかと思います。

 

ティファニープーンという若手のピアニストがいます。

動画サイトの検索で彼女の動画がどんどんでてきました。

実力派で、タレント路線ではなくて、しっかり著名な国際コンクールで受賞できる才能を持っています。

来年のショパン国際にエントリーしてくるかもしれません。

 

 

そのニューヨークスタインウェイで月の光を弾いています。

色々動画がありますが、ほとんどニューヨークスタインウェイで、これは供給される地域性に由来することだと思います。

いずれにしても、「聞きなれたスタインウェイ」とはまた違う、健やかな美彩があります。

よければぜひヘッドホンで聞いてください。

 

 

ハンブルグかニューヨーク。艶消し艶有やピアノの腕の木の形状で自分自身は判断してしまいます。

すばらしい楽器で、ニューヨークスタインウェイに限らず、ハンブルグ製以外のスタインウェイ以外に実にたくさんの魅力的なメーカーが存在します。

調律先でお会いするお客様の音や趣向を感じていると、どう考えても他のメーカーが適切だろうと思うことは非常に多いです、それにこたえるだけ、様々メーカー存在します。ただヨーロッパのピアノは基本的に高価なことが多いですが…。

 

 

 

タッチの基礎まわり

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今日は、以前YAMAHAのG3で30年の経過で、心機一転、ハンマーの交換や全体調整一式、鍵盤まわり一式を20万円程度でしていただいた先生です。

かなり敏感な方で、ちょっといじったことをそのまますぐに感触として言葉で表現されるので、なかなか緊張感がいるお家といえます。

 

今回もおもったのですが、上に書いた20万円の修理はハンマーの交換が目玉ではりますが、下回り一式の調整がすべて支えています。実際手元での感触は鍵盤の下からのあげがあってこそです。

ですが、お客様にとってみると「ハンマーを変えた」という単体の作業を数年前に行った、という意味合いでとらわれることが多いです。

 

細かな指先をもっている方こそ、下回りの掃除と汚れ落としからはじめます。

大きめの修理をしているお客様は定期調律では必ず別途費用の作業もサービスをしています。

 

 

下の鍵盤の汚れの金属の摩擦汚れをアルコールなどで落として、弾いていて落ちやすい要素を持ち上げます。

このジャックの前後という調整ですが、これはピアノによってどの位置にセットをするかでタッチの質が激変します。

例えば先日のペトロフはやや低めに合わせたかったのですが、ピッタリにしないと独特の音色成分がなくなってしまいました。

このYAMAHAは新聞紙1枚の半分ほどの薄さで、微細に低くしますと、ふわっとしたタッチの浮遊感がでてきます。

もうこれで異質のタッチになりました。

 

 

ピアノは1からやっていって、汚れ落としてや調整をして、趣味の良い調律をするまで検討がつきません。

どのモデルはどんな木材をつかっていて、どんな構造をもっていて、といわれますが、それ以前のことが済んでいないと全く効果が見えないで、そういったものを所有している優越感だけのこってしまっても意味がありません。

また、ピッタリ合わせすぎるとタッチが真面目すぎて重苦しくなる場合がありますのでこれまたむつかしいことで、相容れないことを求められるのが面白いというかなんというか…。

 

 

今修理中のディアパソン210のアクションですが、少し上に書いたことに近いことをしていますのでご案内。

まずこれが鍵盤枠といって、鍵盤おさまります。

 

・鍵盤ピンの洗浄 潤滑調整(仕上げのオイルor潤滑剤なしなど)バランスホールの掃除

・この丸いフロントパンチングクロス・バランスの交換(ドイツ製or国産など)

・上の交換後の調整 鍵盤高さ 深さ

・赤いブッシングクロスの交換(同上)

・クロスの遊びのクリアランスの調整

・鍵盤ホールのガタ、スティックの調整

・キャプスタンの潤滑まわり

・そして、鍵盤枠と本体とのフィッティングの筬の調整

 

こういった作業をすべてするのか、どうゆう調整幅をとるのか、潤滑剤を使うのか、部品の材質など。

全てのことがあって一つの結果としてでてきます。かなり時間を要します、この過程がうまくいけばほぼメーカー問わず良いピアノになってきます。アクションのセンターピンは必ず交換が必要です。

 

 

あたらしい部品達

 

 

大変ですが、継続的に良いピアノになってくれる土台を作り上げます。

納品後の湿度や温度で変化します、弾きてで大きく変わります。

ただ、根底のものは残っていってくれると思います。

こちらはご納品は7月で、出荷前に弾きに来られますのでまた音をUPしようと思っています。

大橋系の6型で、弾きっぱなしで判断のできない状態ではなく見通しをつけれればと思っています。

 

さて、上の先生のところですが、「さぁ弾いてください」とお伝えします。

お客様によって、弾いてただくタイミングを調整します。

色々オーダーがはいりそうな場合は早めに弾いてもらいます。

ただ、上で書いた鍵盤まわりをやっておけば、基本的なタッチの質が良くなるので、どんな趣向な方でも人は問わない結果を持ちやすいです。

 

ハンマーの重量を考察してました。

ABELの低音入り口のもの。

ハンマーの重量1g軽くなると手元で5gほどの差となって現れます。

それだけ最適なハンマーや材料(重量がかわる)の選択は極めて大きな結果になるのは明白といえそうです。

放送にものせて

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先日、イベントの打合せでした。

色々な方がこられて、きちんと会議室で打ち合わせをします。

 

こちらはピアノの提供と調律を行うのですが、イベント会社の方や音響設備の方などで一杯。

その中にいてるのは珍しい日でした。

 

誰もがしっている場所です。

 

夜明け前から、仕込みます。

ピアノの責任が大きなイベントなので色々なトラブル不安が山積して、早朝4時入りでしたが、一睡もせずに現場へ入りました。

早朝は冷えてしまいます。ピアノにとっては過酷です。

 

 

ただ、ピアノってもっと野外でもなんでも使われるべきだと思います。

イベントが先にあって、それに合わせて我々は工夫をしたりするべきであって、リスクの天秤にかけて多少不利に傾くだけで受けれない、それが正義だという会社さんも多くあります。

繰り返しになりますが、オーダーに合わせるのが仕事の基本です、合わせられなければどう工夫するかを検討しないと。

誰もがYESの仕事は誰でもできる、それは他の人に任せるべきではないのかなと。

 

(野外テントに中で仕込み中)

 

色々なトラブルが常にあります。

2台もっていったのですが、当初本番用のものが設置の段階ですでに入れ替わってしまいました。

随分と驚いて、本番用に気持ちの用意しているものですから、慌てて配送業者に電話しそうになったのですが、運営の方のある視点において知らぬ間ぬ変更になっていたのです。

 

なんでもトラブルがつきもの、ご本人から説明を聞かされて

「わかりました」とだけお返事しました。

なんでもかんでも思いどおりや、決めた計画通りなんで全くいかないのも想定内です。

 

結局入れ替わったピアノで調律と調整をやり直して。

客観的に色々な弾き方を試して、どんなオーダーが来る可能性があるのか、どんな手段っで対応するのか。少し検討しておくだけで慌てず対応できます。

結局、ピアニストさんには前日リハでは、とても良いとだけ言われました。

ただやった作業の個性と奏者の個性が今回は、はまった感があったのでそれに助けられた感じです。

 

生放送だったので、ラジオ放送にのせて音が聞けた方がおられたはずです。

放送ものなので、スタッフもそれぞれの場所で聞かれていることもありまして、評価を出社時に言われますが、よくない評価を受けることもあって、またこちらでその結果を報告するようにします…。

 

こちらのピアノは中古品として販売用にまわす予定です。

 

 

今日の動き

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今日は山の中での施設で調律でした。

空気が良いですし、森の中は呼吸が深くなって、日々しがみついているものが一瞬のうちのどうでもよくなってしまいますね。

人にとって森林の中でしばらく暮らしてみる、そんな時期を誰もが一定期間もってみてもよいのではないかという気がします。

 

「森住期」とでも呼べばよいのでしょうか。

例えば学校にいけない、不登校であれば可能であれば家におらず森といっしょに過ごして、それから社会復帰に励んで、あとから経済活動に参加してみることも悪くないと思います、一度入った体への意味のある感受性はそのあとずっと根付くものではないかと思います。

 

環境のことに関しても教科書的に文字の情報を頭で整理して納得するよりずっと実質的なように感じます。

 

 

調律師はあちこちいけますので、そういったことでもなかなか面白い仕事です。

そして結構大事にされている方だと思います。

概ね、お茶をお出しいただいりしますし、お昼ご飯もいただくことも稀にあることです。

 

場所によっては、例えば病院や介護施設で、要介護が進んだ方たちの中で調律することもあります。

認知機能が落ちてきた方にとって、どこのよそ者が何してる?と怪訝な顔で怒られることもあることなんですね。

そうゆうときは、音を極限まで小さく調律したり、なんでもかんでも満足な調律環境が得られないこともあって当然です。

そもそも学生時代なんてあちこちで研磨機械の音やピンを打っている音、真後ろ、あそこでここで皆調律している環境で調律していたんですから本当は学生時代の方が過酷な環境です、つい贅沢になれてしまいます。

 

描いた夢や希望、以前鈴木弘尚さんと立ち話をしていたとき「昔、10のうち5しかできなかったことは今は10できます、でも今の希望のうちは10のうち5しかできません」といってました。クリアしてまた大きな観測が生まれて。といったことでしょう。

逆に後ろから見てみるとどうなんでしょうか?

あの曲だけでも弾けたらな、と始めたピアノ。

今当時の思いは叶えられて大満足の日々で過ごしている人はすくないかもしれません。

でも当時の自分から見ると。

夢の中なのかもしれません。ふとそう振り返ってみると日々の宝にも気づくことができることなんでしょうか。

物事洗練させつづけるすばらしさと、今を享受できることもまた、大きな力の湧きどころのようにも思いますね。

 

そんな日でしたが作業がおわってそこそこにさっと次のピアノの前へ移動

します。

ボストンです。

アリコートの形状、これも日々おもっていたのですが、ファチオリとヤマハ、スタインウェイみんな形が違います。

なかなか面白いもので、ヤマハは角張ったいかにも日本的な楷書の雰囲気です。

ボストンはスタインウェイを倣ってからスタインウェイのような形状をしています。

 

日本製のピアノはなんでもやはり縦横はっきりしていて明確で不明瞭なものが少ない。

このボストンのアリコートをみて、連動というものを感じさせます。

いつもアクションと本体のフィットの調整は必ずするのですが、ちょうど良い工具がようやく見つかりました。

軸の長さなどもあってなかなか良いスタビードライバーがなかったです。

あたためて軸をひっぱり出す方もおられました。

これなら作業が楽です。

 

ボストンはややタッチが重めかと思います。

新品からやや重たい印象をもちます。

タッチの重量も我々手もとで変化させられる手段はありますが、重量だけでなく、アクションの形状や、ボディのバランス、弦やハンマーの内圧、すべてがトータルとして重量感の種類を指で感じるので、キーウエイトの鉛だけの問題でもなんでもありません。

 

今日、YAMAHAのグランドをレンナーに変えられたピアノでした。

相当にタッチの重量感が増していて、Gシリーズの趣味の良いタッチ感が完全に失われています。あちこち潤滑調整を見直して、結局ハンマーの存在が多きすぎてピアノが持て余してしまっている、本当は等身大のサイズへ交換しなおす方が良いパターンでした。

ハンマー交換以上の修理の際は、慎重に材料と作業のクリアランスをみつめてやらないとだめで、悪い結果になってしまうことはままありますね。

白のヤマハグランドピアノ 

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白の中古グランドピアノをプライスダウンをいたします。

中も外もオーバーホール済みで、1から音を作っていただく形になります。

 

こちらはフルオーバーホールです、内部アクション一式、弦の全体交換に限らず、内部の響板のニスの塗り替えまで終えてあり、古レストアに近い形で通常オーバーホールを越えての内容です。

こういったレベルまで修理されていると、例えば20年経過程度のまだまだ高価な中古グランドをご購入されても、弦、ハンマー、、アクションは20年つかっていることになりますので、またこういった時代のものはまだまだ消耗品は使えます、といった形で加工や修理されるだけで出荷されているのが通例です。それいったものが全て交換されているのが大きなメリットです。

 

☆内部の部品の多くが変わっているので、使用感のない純白な音が特徴でこれからそれぞれの音を根付かせていただけます。

 

全ての弦、ピン交換、響板ぬりかえ、フレーム塗装済み。

 

実際の方がきれいなくらいです。

 

内部のハンマーアッセンブリは交換済みです。

その他木材も非常に美しいのがこの年代の特徴で、今後何十年と修理箇所はありません。

 

実際はもっと美しい状態です。

新品の過程で、全体塗装しておりますので、新品仕上げといえます。

 

鍵盤まわりの修理済みの様子

鍵盤ブッシングクロス全交換の様子。

こいった箇所は修理しておかないと、タッチのぐらつきに悩まされます。

あくまで、内部ベースの修理を行う必要があります。

 

全て新品になっておおります(ハンマーアッセンブリ)

ここがもっとも消耗しやすいですが、交換済み

 

詳しくは当店のサイトをご覧くださいませ。http://piano.gclef-nara.com/

遠方からもご注文はいただけますが、一度ご覧になって弾き心地をお確かめにお越しください。

 

2019/5/8現在 YAMAHA G2 860.000円⇒750.000円(税別)☆3本ペダルへの変更も可能です(別途料金)が、あまり必要はないと思います。

奈良県の斑鳩店より中古のGP販売分です。

 

宣伝ブログになってしまいまして恐縮です。

露骨な宣伝メインのブログは継続的に見てもらっている方にとって有益なんでしょうか??

そう思うとやや控えておきたい気持ちにもなってしまいますね。

詳しくは中古サイトにて。

入荷も出会い

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ご予約のディアパソン210のアクション修理で基本となる鍵盤まわりです。

ここだけしっかりしておくと、良いピアノの基本ができてきます

 

日々悪いピアノはない、と思っています。そうなるためのその根底をなすところです。

鍵盤を入れて、クリアランスを調整中。

 

鍵盤枠です。

ディアパソンの古いものは、YAMAHAより木工の調整が必要かと思います。

 

机においているだけなので、本体の中にいれて調整するものですが、ドライバーで叩いてみると、バンバンと鳴ります。

これは鍵盤枠と机の間に隙間があるということです。

フォルテで弾いたときのことだけではなく、ピアニシモであっても、さわったときのボディとの連結感覚がなく、ふわふわと浮いた感じになります。

これは相当大きな変化になります。

たまたまフィットしているピアノとしていないピアノ。

たとえば現状品同士で弾いても、同じ機種でも全然違う。

当然の結果です。弦を布で磨くかケミカルで磨くのか、サンディングするのか、これだけでもタッチ自体が変わってしまいます。すぐに試して示すことができます。

 

このように、本体の当たりはずれという前にやることがありすぎていて、こういったところを煮詰めていくと一定のタッチ成分、音色成分というのがでてきます。これをまず捉えてあげるのが調律師の仕事といえそうです。これは技術者の趣向の問題ではありません。

 

参考用に机で示してあります。

本当はピアノの中にいれてフィットをみます。

 

次に。

これはファイリングといって、ハンマー整形されています。

これは高番手で仕上げられています。とても綺麗で新品のよう。

ですが、高い番手すぎて、ハンマーが硬くなってしまってどのピアニシモの微妙なレベルがとれなくて120番くらいの粗い番手で仕上げる方がずっと良い音がすると思います。

見た目はかなり綺麗になりますから、商品としての美観は良いと思いますが、実質的なところにかえることはできないと思います、再度当て直していきます。(高番手で仕上げることもないこともありません)

何かここに調律師の非音楽的な土台があるように思える代表的な症状の一つのよう感じます。

なんでも綺麗でカチン!と鳴ったような音が良いわけではないと思います。音響的な数値の美=良い音ではないと思います。

 

下が120番程度の仕上げ。

モフモフっとしています。ややクリーミー。

 

ディアパソン210B、少し前のタイプで45年ほど経過していますかね。

音をUPしますのでお楽しみに。仕上がってきているものの音はほとんど動画サイトでもないはずです。

 

さて、舶来品のピアノ。

色々とありますが、今月号のショパンの雑誌上に色々と特集されていました。

スタインウェイや国産以外に、ザウターやブリュートナー、ペトロフ、ザイラーといったピアノ達が取り上げられていました。

ベーゼンやスタインウェイは中古品でも正直高すぎて手が届かない方も多いはずです。

ザウターやブリュートナーはいくらかまだお安めですがそれでも中古品でも大変高価です。

仕入れ元も色々と探ってみましたが流通量が国産に比べ数パーセントですから簡単ではありません。

 

 

 

どれも大胆不敵に胸を打ち明ける魅力があります。

調律師の手元の芸と合わせて、中古品でももっともっとよいものができるのでは?と日々思っています。

入荷予定は今のところ出物がありませんが、突然またでてくるかもしれませんので、またゆっくり待ってみます。

それとC3の中古品ですね、切らさないようにしてますが、こちらもなかなか良いものと出会えていません。

80年か70年代のものを選びますが、こちらも入荷、もう少しかかもしれません。

 

 

最近のことなど

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書いた記事が投稿したはずだったのですが、消えてしまっていました。

再投稿です。

 

自動演奏というのが以前はやりました。

後付けなどもできて、90年はいったあたりでしょうか。

結構あちこちのピアノにもついていて、ビルトインの初期からついているタイプの取り外しの仕事があります。

 

とりかく取り外していく作業と、ノーマルな状態へ部品をたしていく作業です。

ノーマルにもどせますので、問題ありません。

 

結構手が込んでついてあります。

このピアノは、中古品として展示します MX100RというタイプのピアノでベースはU10などのYAMAHAの60万円ベーシックタイプですが、自動演奏はずしなので25万円くらいで販売予定です。

この時期のYAMAHAは明るく作ろうといった思想でかなり華やかな音と軽快なタッチ。

標準的で及第点の高いピアノを作っていたと思います。

 

 

最終的な外観もご紹介しますが、なるほど。と思わせるような再編集がなされて再生品として活躍してもらいます。

木工やさんへ木材をつくってもらい、ピアノブラックに塗装して、操作パネルを交換することでスタイリッシュになって生まれ変わります。

 

ピアノの仕事はなんなと修理がききます。

電子機器は寿命が明確で、不良の時期が不明確です。

作りの良いものは100年以上良い音を奏で続けるかと思います。

入門で使われる方は、癖のない素直なピアノで均整のあるバランス、高い鍵盤均整がとれたピアノがおすすめです。

デジタルピアノの致命的なところは弾奏の疲労感だと思います。

 

スタッフ作業中。お客様本体預かりの修理。

 

 

ディアパソン210 6型のグランドですね。

こちらは行先がきまっていて、出荷の修理中。

このようにぐちゅぐちゃになっています。

それでも弾けます、よほど強打しなければしばらく弾けます。まだまだ使える。それは正しいです。

ただタッチの柔軟さの妙味。それが失われてしまいピアニシモのレベルが制限されます。

 

どうせ、そこまでわからないだろう。確かにもっともおもいがけなく思ってしまう言葉なのですが、鍵盤まわりピアノの性能の基本にかかわってくるので、下から攻めていきます。

210Bのタイプですが、最終的に仕上がれば出荷前にお客様に弾きに来てもらう予定です。

 

ブッシング交換が敬遠されることの一つとして、クロスのサイズ選びと押さえの治具の相性です。

YAMAHAは常套的なものがあります。

KAWAI系や他はかなり工夫がいります。

YAMAHAは3.5mmのバランスピン KAWAI系は3.7mmです。

この0.2mm、新聞紙ほどの厚みの選択と組み合わせを誤れば大失敗します。

ご納品後、音がでなくなる症状が頻発してしまいます。

 

1.1と3.7mmの治具で仕上がってほぼベストになります。

しかしも鍵盤修理やさんへ依頼してもオーバーサイズで仕上がってくるので、これまたKAWAIは木材が硬いので締め上げていくのが、大変で結局大変な目に合いやすいようですので自分で良い素材を見極めてやっていくのが早道です。

 

 

斑鳩のGPが動いてきましたら、日々注文の多いC3も入れていきます。

ずっとC3を変わり替わり入荷していたのでやや疲れたのか休憩中です。

G3も良いピアノで、正直G3を綺麗にあげるほうが正直良いと思っています。

それを触ったことがない方が多いですし、やりごたえがあるんですね。

 

ペトロフと白のグランド。

ペトロフを通りすがりで弾きに来られた方がおられました。

国産との差に驚かれていたのですが、例えばスタインウェイピアノはあちこちで弾けますが、このピアノをベースとなってYAMAHAは作ってきているしそういう意味では音色成分や音の発生のさせ方も似てるといえば似てるといえるのでしょう、またスタインウェイはアメリカで生まれてドイツ・アメリカで生産されといった経緯とは違い、本当にEU土着の地形や気候から生まる慣習から生まれたEU舶来品といえばベーゼンやこのペトロフなどの音だけですでに語りがあるといったピアノは新鮮なんだと思います。

 

 

今日は夏日で非常に暑い日でした。

小泉店

鬱の心眼

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ピアノの先生とお話しにおいて

 

「鬱の人ってとても増えていて、生徒さんでもいてるのよ。気遣いをしてないとだめで、マメじゃないのでちょっと大変なこともあるの、メールの返信とか…。」

 

とのこと。

社会病というのか、どこかになにかを置いてきて失っているものが前にでてきているんでしょうね。

現代で病むことは体にとって必然であって健康な証拠、病まないが不健康。

 

お客様などでもおられますし、予備群は相当にのぼるらしいです。

旧友にも、あんなに学生時代健康的だったのに精神病院に通いざるを得ないことになったときいてびっくりしたり。

 

話かけてくれた先生に自分は

 

「こちらもわからないことも多くてなんともいえないところもありますが、そういった人こそより接してあげると後でずっと恩を感じつづけてくれたりしたような気がします。でも特にレッスン以上に密になるというわけではありませんけど…。あんなこんなちょっとしてこといつまでも覚えてくれている、そんな経験はあります。」

 

「そうなの?まぁ私はさほど気も回らないしどうかしら」

 

鬱状態というのは、極度に自己否定が重なって体を守る行動の一つなんだそうです。

そうした状態(鬱)にしておかないと身が持たない、だからそれ以上に否定されても身がもたない、だからせめてまわりが認めてあげないといけないんだそうです。

 

自己表現と自我表現は似て似ぬもので、これは例えばコンクールの大きな弊害のひとつといえそうです。

自己顕示は角がたって、その人の輪郭線が濃くみえます。これは面白いことに皮膚のまわりにやや太字自体がまとっているように本当にみえるかのよう。

自我のない、ありのままの人は境界線がなくて、どこにいついても邪魔にならない、人を傷付けない。

 

自己表現として楽器演奏は発展してきて、いわゆるロマン派の到来以降、自我の表現が多くなっていくように感じます。

 

本当に意味でのありのまま、これだけバッハの音楽に身を寄せたくなること自体、自身も随分と本当の壮健さ、健晋さを失っているのだとおもっています。

 

本当は無感覚になっている「無感覚な健康さ」に慣れ切ってしまい、実は鬱の人こそが、理の真意をとらえているのかもしれません。

12の眼差しにNO

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内田光子。

イギリス在住で日本のピアニスト、グラミー賞を2度受賞、日本食の健康性に否定的、ピアノの選びも大層にこだわり、常に自身のピアノを最高のコンディションに整えている方で、気難しい印象のある方で有名です。

 

そんな彼女こそ最高到達点に達しつづけているピアニスト、ピアニストを超えた音楽家として存在している稀有なピアニストであると思います。こんなすばらしいピアニスト、世界中でもどこにもいない唯一無二の存在です。

 

 

OPENしたドイツ・ハンブルクのエルプフィルハーモニー

内田さんが選定にあたったようなのです。

 

国内の箱ものも沢山の海外の専門家がデザインしていることでしょう。

しかし感動を大きく口にだしたり、人に伝えたりするのはやはり性分ではないんですかね。

図抜けたさすがに爆発的なデザインです。

 

 

さて、それに合わせて12台用意したスタインウェイを用意。

内田さんが選定にあたったとのことで。

 

答えは・・?

全てNOだったそうです苦笑

 

内田光子さんのピアニズムは、ピアノとしてのピアニズムはいわゆる音響的な美、性能美を求める、かつ、音楽的な内在的なもの、同時に強く求める方なんだと思います。

音楽を聴いて少なくとも、そう感じます。

 

最終的に3台を決めたそうですが。

 

 

後はピアノの管理でしょうね。

良いタッチのピアニストが継続的に弾き続けるとピアノはあまり荒れてこない不思議なことが起きます。

ピアニストの性格にタッチが憑依してくることがあります。

 

内田さんはどんなピアノで日々弾いているのか。

彼女は、ピアノの調律の仕事に精通していることで有名です。

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