CA40調整中

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KAWAIのCA40Nの調整にはいってます。

アクションの修理はスタッフがやってくれていたので、今日夕方は斑鳩店で嬉しいアクションと本体への合わせです。

修理アクション(+潤滑調整)を本体へいれるときは期待と緊張がともないます。

 

工具で本体合わせをはじめます。

 

大きなハンマーが採用されています

レンナーハンマーのような大きさで、これによってこのピアノの音色成分を構成します。

整形が終わって綺麗になっています。

 

作業にはいるとあまり写真がとれません。

一つだけとれました。

弦は、一つの音、例えばドの音に対して3本の弦がはってあります。

低音は2本や1本になりますが、多くの音域は3本はってあります。

これは音量のことも合わせて、3本にすることで細かな表現とある意味で不確かな要素がでやすく演奏に奥行きをもたせることができることかと思います。

この3本が一つのセットと思っていただいて、ではこの3本の弦がすべて真っすぐにそろっているのか?

答えはNOです。

このような工具で3本を真っすぐ水平にそろえていきます。

なぜこの作業をUPしたのかというと、これは主に上級ピアノ、ヨーロッパ系の一流ピアノはきめ細かく行われています。

国産一般モデルは?NOです。

なぜか?答えは簡単で人の手でやりざるをえない、ということが一つ挙げられると思います。

これをすべてやっていると人件費と、また同時に調律が大きく狂いはじめます。

調律も人の手でしかできないといえます。

コストの面で採算性が悪いものは家庭用のものは採用されないといえそうです。

では「必要性」はないのか?

大きな意義があります。

こうした作業の力をかりて家庭用を大きくベースアップ可能といえます。

何も特別ことではなく、すべて物理の範囲です。

でも確かに時間はかかりますから、いちいちやっていては採算性がとれないのは再生ピアノ店でも全く同じです。

 

でも音が良くなってうれしい。

単純なことですが、一つのピアノの可能性を掘り下げることは楽しさがついてきます。

こちらも精一杯楽しませていただく、結果、良いものができ、また、差別化ができてピアノのお届けがうまくまわるとまた楽しいことができるようになってきます。

 

このCA40N、Chopin anniversaryですが、今日は本体の駒と弦の密着などの本体修理とアクション修理と本体合わせをはじめていってますが、かなりの鳴りがでてきています。下手なC3系よりすでによく鳴ってきていて、何かに形容したくなる雰囲気はすでにでてきはじめています。

大きなハンマーを採用しているのでタッチは幾分重さを持ちますが、それがふくよかなKAWAIの特徴点としていかに出していくか、それは明日明後日で形にしていく予定です。

音動画、もうしばらくお待ちくださいませ。

 

調整残しですがお披露目は最短で土曜日夕方といった形ですかね。

ラフマニノフの3番の和音カデンツァでもなんでも演奏できるほど豊かな音域をもっています。

 

 

展望として、ベールのような淑としたパールのような輝き、それのイメージをもってして首かしげな時間を持ってみたいと思っていますがどこまでどうかは自身のたのしみとさせていただいてます。

 

 

 

創意と思い

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朝からコンサートでした。

今回で3回目、お仕事でごいっしょされていただくピアニストさんでした。

すぐにプログラムでわかりました。

だからどうっていう仕事ではあまりなくて、とにかくピアノに座ってからピアノに合わせて現場に合わせてが基本です。

特に本番ものは余計なことをしないのを基本にしています。

土台を合わせて調律をして土台をもう一度チェックしてです。

荒を探せば色々とある場合でも、幹をしっかりとさせることで枝葉の多少のことを認めてもらうように調律します。

実際の良いピアニストも同じではないかと思っています。

ホロヴィッツにいたっては

「演奏は多少のキズがないといけない」

とまで言ってました。

 

お昼はお客様のお家にて。

割と窮屈な感じのお家なのですがYUSという現行の上級タイプがあります。

新しいピアノは、このピアノで8年ですがハンマーが弾きこむととても痩せた音を出す傾向があります。

本体として華のある設計で面白いですしよくできたピアノと思いますが、相当の数の針をいれました。

それはともかく。

 

なにやら分厚い楽譜が…。???

なんと、段ボール楽譜になっています。

インターネットで買い物するので、段ボールは沢山あったので、娘の音楽会伴奏に作ってあげたとのこと。

分厚く安定しています。

結構厚みがありますが、愛情の厚みを感じざるをえません。

とても気に入りました。

ひらひらしませんし、興味をひかれました。

ただあんまり量産すると量が高くなりますので注意が必要です

お母さまは

「そうなんです、だからおわったらどんどん捨てています」

 

「もったいないですね(笑)」

 

こちらのお客様はお嬢さんが、いつか何か一曲立派に弾いてくれたら。

そんな希望でピアノは良いものを、そんなお気持ちだったそうです。

先生との出会いも順風満帆ともいかなかったようで練習にも力がはいりきらず、紆余曲折だったようです。

 

なにやら調律中にテレビのスイッチがはいりました。

学校の音楽会??

どうも伴奏に抜擢されたようです

お母さまは、よその子がうまいのになぜ?と言われていました。

二人で、その演奏ビデオを見て。

涙ぐみながら見られていました。

自分自身もそういった気持ちをずっと持たれていたのを知っていたので、胸にくるものがありました。

 

蛇足ですが、なかなか面白いお母さまで、ビデオを早送りをしてその場面を探すわけですが

「あッこれですこれです!」

と促していただいて

「へー大きくなられましたね」

と演奏を終わって

「あ!違う子だった(笑)」

 

こんなことも(笑)

またビデオを回しているときは、当然わが子の動きに合して撮るわけですが、途中までよその子を追い回しているのがビデオに残っています。

どうもむすこさんの運動会も同じ失敗だったようで、随分と怒られたようです(笑)

 

娘さんは勉強がよくできるようで私学の中学校へ通われていて、偏差値が多少低かったですが近くにしました。

とのことでしたが、有名国立へ進学する名前がとおっている有名学校のようです。

ピアノといわゆる「勉強」の関連性。

自身の言葉では、頭を使う刺激、心地よさ、それがいくらかお互い回路を刺激する可能性をもっているように感じます。

絶対的に「頭が良くなる」というのはなかなか大きなくくりの言葉になりますので、頭をひねってみる快感、それにつながるのかな?なんとなくですが…。

 

段ボール楽譜の件は創意工夫ではなく、創意と思いがあってです。

創意考思と思います。

今日の仕事

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今日は、クロイツェルピアノでした。

国産ですが、音色のあるピアノです。

音色のある、というとやや語弊がありますが、設計として狙った音がきちんとある、ととらえてもらえるとと思います。

 

よく、このピアノは手作りで。などという言葉ありますが、有名メーカーのように量産できるということは大変なことといえますし、量産できるがゆえできるつくりというのがまたあることでしょう。

 

その中でクロイツェルは、楽器らしいきちんとした音が詰まったピアノといえます。

先端の硬さをピアノがもとめていて、どっちかというと先端が効くピアノ、スタインウェイよりベヒシュタインにやや近いかなといったところです。

絹のような音をもっています。

レンナーをつかっています。

多分、アベルの方が特徴にあっていると思います。

ぜひ今後、状態のよいクロイツェルをハンマーを交換してみたいところですね。

象牙。

しかしこういった個性を持ったピアノは、万能性では例えばYAMAHAには勝てないと思います。

曲と奏者をやや選びがちで、使いまわしが少しむつかしいように思います。

そしてこういったピアノこそ、ふらふらっと調律に呼ばれてその良さが存分にでているピアノはまずありません。

1からやり直す必要があります。

こちらは年々積みあげて少し香りがでていました。

例えばどれだけハンマーに手をいれてもあまりはっきりとした効果はでなかったですが、ほんの少しのバランス調整をしてあげるだけで、タッチの焦点がフォーカスされるわけです。結果ハンマーフェルトの層の役割がようやく機能するようになっています。

今回は少しそういったことが反映されはじめて、ピアノが変わりはじめました。

こうなるとお客様へ早く試弾きしてほしい気持ちになるもんです、調律師は

「終わりました、一度弾いてください!」

この言葉をいかに力をこめて言えるか。

弱気になっていては,それは作業に自信がないときでしょう。

補足として、こちらのピアノは消音ユニットがついています。

夜中には便利ですが、一部の大変重要な調整を消音用にしないといけません。

クロイツェルのようなピアノで個性をつめていく過程では外してふつうに戻すほうがベターといえます。

夜中練習メインなら致し方がありませんといったところでしょうかね。

 

 

バランスブッシングという赤いクロスです。

ここは我々修理をする立場で最重要といえる箇所で、ここが悪いとどんなに良いハンマーや整音をしても意味がないと思っています。張りこみとき、長さが自ずと決まってしまうピアノと、作業者によって長さが変わる構造をしている鍵盤があります。

後者がややこしいもので、長すぎると重ったるいタッチがついてまわります。

すべてもう一度見直して、結構大変でした。

なんとか完了。

 

「脚がおれました」

え??

工房へ入庫してから見ると折れています。

天板も割れています。

結構大変な仕事がはいってきました。

 

色々とお引越しなどの時期もあってか修理の仕事が増えています。

 

皆さまはどうでしょうか?

自分自身はとにかく私生活がダイレクトに仕事に影響します。

プロだからそれは割り切ってといいたいところですが、身体的には避けようもなく、またそれが力になるときももちろんあります。

ただ何も気分が落ち込んだりあがったりということではありません^^;

身体的な調子がそのまま影響が残します。

 

ピリスが家事を通して芸術を成す、と言ってました。

すべてが1つに関連性をもっているんでしょうか。

 

中古再生 KAWAI CA40 至急仕上げていきますので、ご興味あらば少しお待ちくださいませ。

ピアノの機嫌をとりなおしているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KAWAI CA40N入荷しています

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KAWAICA40はいってきました。

ワクワクします、前もって良いのがわかっているだけにここに立ってみてどうなのかな。

今運送屋さんにたててもらっております

綺麗なボディがみえます。

 

燦然と輝く雰囲気で立ちました。

完璧に美品です。

弦、響板 新品同様の状態です。

なにこれ?と思うほど美品で今まででこの年代のものの入荷品として最高の状態とすらいえます。

クリーニングによって綺麗になった状態ではありません。(黒い塗装の部分はクリーニングしてありますが、ほとんど磨きがかかっていません)

アリコート、こういうところは弦が邪魔でクリーニングがなかなか届かない場所で弦をはずしてまでクリーニングできないところ。

逆にここがこんなに美しということはそのままの保存状態が反映されますかね。

新品同様です。

ほれぼれする美しさです。

こんなに良い状態の仕入れたピアノは過去にないほどのものです。

人工象牙。

ここもこの時代のものは黄ばみがまわりやすいのすが、触られて変色がしていません。

K・KAWAI KAWAIの上級タイプで採用されるロゴです

中古品の仕入れ状態としてこれ以上望めないほどです。

弾いていて。

まだまだ動きがにぶいですね。

どちらかというと弾かれてなくて鈍い感じでまだまだちょっとしたコンサートなどで使う、といったレベルではとても届いてません。

アクションの動きがなまっていて、綺麗に洗っていきます。

タッチ、音はまだまだ伸ばしていかないといけません、まだ試弾はできませんが、早急に準備していきます。

 

丸みをもった美しい音はすでにKAWAIの特徴で醸し出しています。

ここから部屋一杯に響き渡る低音と中音の暖かさをもたせていきます。

ベールをぬがして、ベールをかける直す、KAWAIはそんな感じですよね。

さらにはオーロラのようなものになれば。

 

1991年程度のピアノですが、まだまだ新品の雰囲気をのこしています。

今からこのピアノの良さを存分に出していければと思っています。

タッチ目線で修理、となるとこんなピアノでもかなりの修理をしていきます。

動画もUPしていきます。

 

割と早めに試弾受け付けは可能かと思います。

気になる方はお早めにご予約ください。

100万円未満でグランドはKAWAIで、と思っておられる方はお勧めです。

お値段は85万円(税別)です。

まずはご報告です。

指物職人であれ

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C3の出荷のつづきでした。

少しだけご紹介。

どうも自分の、「調律師としての」手としては、どちらかというと鋭い音を作りがちのようなのです。

できたピアノをお渡しして、「高音を柔らかく」ということを結構いわれるのです。

自身の指では、高音はさしてきにならない、むしろ輝きのいる箇所なのでするどさを残しておくべきとは常に思いながらも結構指摘されることもあります。

調整がもちあがっていさえすれば、針をいれてある程度すぐ調整もできます。

仮にスプリングの強さが強すぎると、これは直さないといけません。

強すぎると、音が鋭く手に痛くなります、そういった要素を先にまとめないと針をいれてもピアノはすぐに機嫌を損ねます。

 

ご意見にこたえて針をぶすぶすいれてしまうと今度はピアニシモとメゾピアノが同じような音質になってレンジがでなくなってきます。これはマイナスに働いたと考えるのが妥当で、絶対避けるべきで性能を下げてしまっては調律師の意味がありません。

なによりもとへ完全にもどせないのが厄介です。

こうしてみても針いれというのは、大向こうをまで届かせる大きな力を得るのに不可欠ですが、時にマイナスへ働くで大変気を使います。

 

譜面台のフェルトの交換をしていました。

楽譜をおくところです。

使われるとこういうところが減りますので、こういったところで消耗を見せるピアノは結構弾かれた場合がありますね。

今回はそのままいくつもりでしたが、交換することにしました。

だだっとはがしていきます。

そのあとスクレーパーでゴミをとります。

レンチをつかって、固定させます。

ぴたっとあわせていきます、

すっきり新品にように綺麗になりました。

たまに中古ではいってすでに交換済みでいがんでいるのもありますが^^;それをとがめても仕方がありませんしそもそも治るわけではないのです。悪く言っていると回り回って結局自分に帰ってくるもんだと思っています。

しかし指物職人はすばらしいと思います、とてもとてもなれそうにないですね。

 

時間をかけて遠回りすれば綺麗にはれますが、仕事としてはこういったところは早くもしていかないといけません。

今日も上記のGPの調整していましたが、早く正確に、これがなかなかむつかしいことです。

ご納品は下旬ですがこういったところが綺麗なだけで印象がぐっとあがるもんです。

つくづく一台一台大変な思いを何回もします。なにも体力的なことではなくトラブルは毎回発生します。

一般的には、決まった工程できまった作業を繰り返すように思われるかもしれませんが、なかなかそうなりません。

 

一台一台のステップがあります。

はじめっから優秀なピアノはすぐに良いところまでもっていけます(ちなみに明日はいってくるKAWAIのCA40もそうでしょう)しかしそこからが伸び幅が悪い時がなぜか多いのです。

音を出すのを嫌がっているピアノはいつになったら開くのかと心配に思いますが、仕上がれば大変な雄弁を持ち得ることが割と多いのです。つまり修理工程の数から内容までまったく違ってきさえします。

 

なかなか良い70年代のC3になってきました、お客様もお待たせしております。

出荷の調整にて

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今日はC3の出荷整備でした。

年代によってCシリーズも大きく異なることをここでも書いてきました。

Cはちょうど70年あたりに登場してきます。

70年のものはコクと味わい、ややドライで横にも広がりますが縦への動きがすばらしいです。

楽器としてのきわめて高い質。グランドピアノとしての性能をすべて併せ持った逸品といえます。

こちらも弦やハンマーはオリジナルを再利用しています。

音が鳴る、ということがどれだけ演奏において重要な要素であるかというよく知られたことを十分に教えてくれるものです。

 

黒檀へ変更。

この質感がすばらしく、黒檀交換ご納品はかなりお勧めです。

一つ鍵盤を落といて音をつかめるような感触がピアノにでてくると、それは音楽と指の摩擦がない状態で、表現意欲をかきたててくれます。結果演奏時間が長くなり、いつまでも演奏していても楽しく快楽感がともないます。

 

今ここ、それが最大、という本来は当たり前のことをピアノが、音楽が教えてくれます。

調律師の醍醐味でもあるかと思います。

鍵盤が揃う、それだけで芸術性をもっていることがはっきりとうかがえます。

きっと超一流のピアニストたちは、表現の制限としての実際を嘆いているわけではなく、これこそを望んで、ピアノのコンディションを求めるのではないかと思います。ですから我々の仕事の価値も認められ得るのではないかと思います。

 

いつどうなるかわからないから、今だけ楽しけりゃいい、ということではなく

「今」を感じず、頭脳の足し算の行く先にはその狭量想定の域でることはなく

「今日生きれなければ決して明日も生きれない」

その意味のよくわからなかった言葉も今は少し違って聞こえ、それは決して自分の感性に対しての言葉では決してなく、ピアノが時にはっきりと力強く訴えることで、現代において皆苦手になってしまった感覚を教えてくれるようにおもいます。

 

未来に対して計画を立てることは大切だけど、あのときがくれば、ああなったときには、そればかりだと、いざその時(今)がきても今を認め得る感受性がなければ飢えて乾いて求めて、満たされることが来ることがないのかもしれません。

 

その場その場その時間こそが完結しえる時間であること、そういったことがこういったすばらしい時代のピアノの奥底を覗けば確かに、はっきりとメッセージをもっていて感じることができるものです。

衝動が体をもちあげ、満ちて、ぶつけて、そこに神が宿るということは偉大な音楽家は当たり前のように示しています。

 

まだまだ国内ではこういったピアノ達を振り返る環境が整っているとはいえないかもしれませんね。

随分と今日はピアノに説得されました^^;

新しいピアノから

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先日まだまだ新しいYAMAHAのワンランクの上のピアノでした。

80万円くらいします。中古品のGPが手が届きますね。

でもアップはアップの価値がもちろんあります。

 

今の製品、これは我々常にきになるものです。

内部の掃除をしているところ

こういった内部の木材、土台になるところはしっかりしてほしいところです。

かなりシンプルになってきていますかね。

 

今の製品は、結構はじめからブリリアントですね。これはアップライトのラインアップに共通性があるように思います。

グランドは割ともさっとしていてメロディラインの音が出ない、というのは一般のユーザーからかなり聞くことがあります。

弾き込んででも基本的に動きの調整や発音をやらないとだめかとおもいます、弾いても煩くなってばかりでは意味が薄いですよね。

 

アップライトはブライトな音ですね。

まだ新しいので音が狂っていて、音色がどうとか判断できないほどはじめは狂うものなので、まず調律。

どんな音が眠っているのかな?

すこしやっては弾いてみて。

 

調律をまとめると、やや光沢が強いですが弾けます。

ここで面白いことに、針をいれるべき先端も硬めなのですがどうも体と手、頭がピッカーをもとうとしないのです。

やっぱり底辺から再度固めてみよう、と自分の経験が言ってるようで今日はそれに従いました。

 

タッチの出方も新品は1からそろえなおして、量産体制でやむなし、できない作業を手工ピアノのようなものを盛り込んであげてベースアップする方がよいと痛感しました。

国産もまだまだ及第点に達せさせるのがうまいというか、やはりコストパフォーマンス高く優秀かと思います。

ただ中国の製品の躍進はかなりのものになってきているとメーカー社員もきっと脅威ではないかと思います。

個人的に興味があるのはそういった生産技術ということもあるのですが「中国の音」というのが、どういったものなのか。

どういう設計図をその4000年ともいわれる歴史と土着と民族性からどんな絵を描くのか、高い工業力、生産力が向上していって洗練していった先に何がぼやけてみるのか?

雑技団のような曲芸ピアノ、1秒間に50回ほど連打できるアクロバットなピアノ、、ということでも面白いですが(笑)

でもそういってみると日本のピアノは日本的なのかな??今の国産フルコンサート、操作性、鳴り、音楽へのあたりの柔らかさすべて高水準で、一流国際コンクールではまだまだ伸びていくのではないかと予想しています。

それは「コンテスタント」にもとめられる要素を多く含んでいくから、と思います。

 

ただただ音楽を見つめて。結果それは手段やフィルターといった範囲におかれた場合、スタインウェイと底の底で差があるのではないかと個人的には思っています。ベーゼンドルファーやベヒシュタインは特定のスペシャリストといった立場は、設計・製造が大きくかわらないかぎりは愛されつづけるのではないかとそんな予想です^^

 

 

中古 C2X入荷予定も

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取り急ぎのご報告になります。

まだお客様と調整中で当店でお世話させていただけるか調整段階ですが、中古品の現行商品のYAMAHA C2Xが入荷調整中です。

まだ3年程度しか使われていない、なにより現行の強みでご希望の方がおらればお問合せください。

 

お値段は100万~115万円の税別あたりになります、ご家庭のお客様との直接やりとりですので、規格外のスペシャルプライスにて。(定価は180万円程度で税をいれると200万円近い一台です)

当店で工房で再調整し、新品より良い状態へ、国産家庭用ピアノの製造ライン過程を高級ラインの手工ラインならではのような手入れ、再調整は可能で、こちらでいろいろな技術をもりこんでまったくの新品より雄弁なピアノでお届けも可能になると思います。

 

少し流動的ですが、ご希望の方おられれば具体的にしていけますので一度お問合せください。

おそらくあっという間の短期になりますので、宜しくお願いいたします。

 

 

ペダル修理など

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今日は教会で調律でした

ここでも何回かご紹介した気もしたします。

今年で10回目でした。長いお付き合いにさせていただいております。

 

グランドピアノと教会、なかなかマッチしています。

 

とにかく響きます。

ヨーロッパでは礼拝の文化、日本は和畳、寺院。

そりゃ、感性も違うよと先輩調律師は、いってました。

でも、今の世界的なピアニストは東洋系が躍進して、説得力のある音楽をしてます

ドイツ系のピアニスト、本当にその系譜はどうなってしまったのかと思うほどすぐに名前がでません。

 

もどって、グランドの出荷など。

屋根支えですの受け皿です。

金色のタイプへお客様のご希望で交換していってます。

黒いのがオリジナル

良いアクセントになります。

3本ぺダル追加の修理です。

こうしてペダルを分解します。

ついでにできる作業は実にたくさんあります。

逆にいうと、業界の一般としてはいちいちペダルボックスを分解して消耗品を交換をしないでしょう。

ペダルの上下の潤滑を性能をあげます。

緑のクッションが新品になります。

ですが、ここのクッションは微妙で、少しサイズが違えばペダリングに大きな変化をもたらします。

はじめて交換される方は驚かれるはずです。

以前まで、こういった3本ペダル追加の際、穴は自分であけるものでした。

どんどん、調律師の要望がメーカーへ行ったのか、穴があけられはじめました。

ドリルを用意していたのですが、いりませんでした。

 

こちらはスキンまわりです。

本革をしっかりつかっていきます。

値段は人工より3倍します。

でも弾力があり、もちがよいのはもちろん、タッチの弾性があがります。

人工は貧弱なタッチとなりがちです。

交換するところは指さきから直接の関係性のある場所なので、適材適所、絶対良いものをつかわないといけない箇所があります。

ちなみに、このピアノのオリジナルは人工です。

こういったものを適材適所で、ピアノは別の姿を見せ始めます。ピアノ本体の設計を尊重しながら素材で優れるものを適材適所にあてがうと、力強くピアノが答えはじめてくれます。

そんなこんなで、その結果はわれわれの店のオリジナル性がでてくるようです。でもそれ(オリジナル性)を過剰に狙ってはいけなく、結果として受け止めるべきかと思います。

 

自身の予想では、作りの良い時代のグランドピアノはまだまだ市場価値を保ち続けるように思います。

逆にいうと新品が値上げ傾向にあることと、同じ機種で後10年経過しても今の購入価格からそう下落しない気がします。

こういった修理において、木材をカットしたり加工したりする過程で、揺るぎない安定性をもっていて、いつも期待を上回る結果を見せてくれます。

結局ピアノはいつも答える準備があるわけです。すくなくとも良い時代のものはそうで、一部の評判が独り歩きしてバッシングを受けているのは、ピアノはどう思っているのだろう、きっと鼻で笑っているのではないでしょうか。

 

自分自身振り返って、出荷前の一台、その盤上の上に指を置いて何をおもうのか。

正直なところこの業界へはいった一年目、今の姿は想像してなかったと思います。

何度もピアノのせいにしたくなったし、他の人のせいにしたくなります。

出荷がせまり満足ができない状態に何度も心がおれそうになりました。

その分ピアノからも元気をもらったし、広いものを見せてもらっています。

 

どうもぺダルを折ってしまった(!)という方より修理の依頼がはいりました。

大工さんが折ったとのことで、どうやって折ったのか・・・。

またUPしていきます。

 

ピアノ付属品メーカーより「桜」色のトムソンが発売されました。

18000円程度です。

結構お母さま方に受けるのでは?とおもいUPしてみました。

ご興味あれば。

 

 

 

 

いろんな技術

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仕事を通じて実に色々な事を感じさせられます。

 

単純に技術職、というとだいたいどんな職業か、思い浮かべることができると思いますがなんでも技術ということもできそうです。

 

営業についてです。

例えば、われわれ一般のお客様においてほとんどそんな記憶もありませんが、お役所や公的なところなど、我々は業者になりますから、時に対応も適当にあしらわれることがあります。

また、その担当者の方の性格なども様々あります。

はじめから業者へむけて低姿勢な方や、やや傲慢な雰囲気をもった方。

 

 

基本的にお客様としてお仕事をいただくということですから、ありがたく応対させていただかないといけません。

しかし、時にこちらがサービス精神にあふれたことを提供したつもりでも伝わらないときは伝わりませんし、受け取り方は実に様々なわけです。

業者としても

「そうでられるのであればもうよそで頼めばよいでしょう」

ケースによれば、こんな気持ちになるはずです。

ただここは個人差があって、どこまでこちらも我慢ができるかそれも技術だと思います。

 

個人的な経験ですが、あまり良い接し方をしてもらえないケースを

「では、どの引き出しで笑顔で迎えてくれるようにできるか」

と最後の最後まで考えれる人、そこに楽しみをもてるほどの方はきっと営業力がある営業「技術」がある方なんだと、そして結局数字に反映できる人なんだと思います。

こちらが先にケツを割ってしまえば最後。経験上、これは本当に最後を意味することが多いです。

もう一息踏みとどまれば違う世界が見えるときがあります。

 

まして、現在どんどん業界でも格差ができてきている気がします。

どこそこだけが独り勝ち状態、その他大勢は下火、これは教室をお持ちの先生方も同じで、20年前のように待っていても生徒がわんさかやってくる時代はもう幕を下ろしました。

ピアノ技術もまったく同じです。

対応もよくて、技術もあって、値段もよくて。まるで牛丼やコンビニにようでもあります。

早い、旨い、安い(一杯250円)、便利(ドライブスルー、ATM)

調律師もよく似たもので、すべてそろっていてようやく仕事がくるようになります。

調律師もすべてそろっている方はやはり今でも仕事はどんどんきます、むしろ来るレベルにすらあります。ただかなり少数派といえます。

営業もできて、人としても魅力がある、技術はある、利口的で柔軟である。

はじめからそろっていることは不可能でしょう。

 

なんでも「技術」で割り切ってみることはある見方では可能だと思います。

ただ各々の考え方があります、別にそこまでして仕事を増やしていきたくない方もおられます、自分を認めてくれる人に提供したいという方もいます。

ただ、時に辛酸をなめて苦しさの中にようやく見えることも多いのも事実なのかなという気もします。

やらないよりはやる方がよい、自分の考え方はなんにしても基本的にそうです。

 

ペダルを2本から3本への取り付けです。

電動はつかっていません。

そこまでのことではない、といえばそれまでです。

しかし、のこぎりから伝わる木材の感触は電動では完全につぶされてしまいます。

刃先から伝わる微細な感触は、実に奥深いものがあります。

木材との対話ができる特権は手作業の醍醐味です。

こうしてわってしまってノミで分割させていきます。

慣れるとむつかしいことではありません。

YAMAHAのこの時代は適材適所の材質、手抜きを見つけるのがむつかしいくらいです。

黒檀鍵盤がきました。

ジェンガではありません。

プラスティックのものをはがしたところ。

ここも加熱しないでとります。

これはドイツ製です。

機能性にすぐれ、実のある形状をしています。

こういったところにもドイツ製品の趣向が見受けられます。

実用性が高いです、国産は見た目の仕上げも細かい利点もあります。

少し中古品のピアノの動きが活発になってきました。

ご興味ある方はお早めに。

 

 

KAWAIのグランドピアノCA40が下旬には入ってきます。

以前宣伝しましたが、かなりの美品で、音はまだまだ眠っていて良く弾ける状態ではありませんが、底からやりなおしたら相当の伸び幅を感じさせる最高の一台が見つかっています。

とりあえずは新品のSIGERUKAWAIとそこそこ比較できるところまで目指してやっていきます。

どうもSIGERUKAWAIはすでに一定の評価を得ているといえそうです。そこへ派生していくショパンコンクール選定記念として作られた高次倍音を特別な絢爛さをもった設計としたピアノです

値段は80~90くらいかなあといったところで性能を考えると大変なおすすめになる予定です。

うれしい仕事です、どこまで伸びるか楽しみです、ここでも音UPしますのでお待ちください。

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