ラフマニノフの3番

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グランドの出荷調整中です。

今後、どういった推移になるかを見通すことも大事です。

 

ピアノは響板の材質やボディの形状、弦回りの設計や土台の組み。

そういった大きな枠としても音を当然きめていくことですが、アクションの微細なことでもその設計が活かせる活かせないということにもなります。良い材料といいますが、どういった音を求めてどういった材料をどう製造、加工して当て込んでいくのか、といったことで音色が設計されることを考えると単純な板の名産地=良い音といった単純なものではないと思います。

 

鍵盤の突き上げるボタンがこのディアパソンは小ぶりなものがついていて接点が小さいです。

設計の実現率、というのが大きなカギを握っています。

下から再度、展示中にたまった微細ものを洗い始めています。

 

少し色々とオーダーが増えてきましたので、少しづつこなしていこうと思います。

また、取り組みに変化をもらせたり、作業の時間をあえて縮小してみたり場所をかえたり制限をしてみると新しいことが生まれてきます。やるたびにいくらかは賢くなっていくもので早く正確に仕事は終わっていきます。

 

 

定期調律のお客様より音がでなくなったところがあるのでそこもみてほしい。

とのことでした。

だいたい湿度があがった、部品同士との干渉 部品がはみ出たり…。

いってみてさっと一つだけのことなら直ります。でもあのピアノでなるかな?と思いながら。

 

ハンマーシャンクが綺麗におれていました。

 

みたときは1年は応急処置でいけるかなと思いましたが、かなり根本の方で、こうなるとバットとの破片と部品を外すのが大変です。

かなり珍しいです。

 

ペトロフ 検

ご来店いただきましてご納品の方向で進めさせていただいております。

今後、本体、価格、状態 同じ条件でもう入荷はほぼ無理なピアノです。

今から細かい洗い直して調整していきます。

 

 

そういえば、先日のチャイコフスキー国際でも二人の人が弾いてましたこの曲。

色々と逸話もめぐるピアノ協奏曲の王冠ともいえるでしょう。

 

 

どんなイメージでしょうか?

ロマン派ピアノコンチェルトとして最後に大輪を咲かした曲ともいえそうです。

ラフマニノフらしくやや薄暗く大胆、軽妙な演奏技巧が散りばめられています。

楽譜を実際どれだけの方が見られているのでしょう。

 

この曲だけは別次元ともいえます。

読むだけで…。

 

しかもずっとこのペースで最後まで続きます。

他にさらに難しい曲もあるでしょうが、すべて作曲者の手の内、気高い音楽の音符という中において解消されきっているという意味では稀有の曲といえます。

 

楽譜もみたことはない人は一度みてみてください。リストの量とは質の違う量の多さに閉口します。

 

少し逸話を紹介します。

20世紀前半の巨匠ホフマンと20世紀の巨匠ホロヴィッツ。

ホロヴィッツのルーツはホフマンだと思います。

 

ホフマンは偉大な不滅の大ピアニストで以後のピアニスト史に大きな影響を与えたはずです。

この3番のコンチェルトはラフマニノフより、自身が心酔した最高のピアニスト、ホフマンに献呈されました。

いつもラフマニノフはホフマンを称賛してはホロヴィッツは嫉妬したんだそうです。

 

しかし、ホフマンはこの3番を弾くことはなかったそうです。

最高傑作ともいえるこの曲を献呈されたのに、なぜか??

 

楽譜が苦手だったホフマンが、このあまりの音符の多さに参ってしまったのではないかと言われています。

そして奇しくも、ホロヴィッツがこの曲の不滅の名演奏という形で繰り返される録音で金字塔をうちたてました。

度重なる録音もどの時代のものも比類のない技巧美と巨大さ、その裏での繊細さとまばゆい軽妙さ、すべてホロヴィッツの特性と一致したことを考えると当然の結果ともいえます。

 

ラフマニノフ本人の3番の録音が有名なもので残っています。

指揮者、作曲者、ピアニストすべてにおいて超一流だったラフマニノフ本人がより「自分よりホロヴィッツの方が上手い」と。

 

そのホロヴィッツの録音は4種類?だったと記憶しています。

 

コーツ指揮

ライナー指揮

オーマンディ指揮

メータ指揮

 

とりわけライナーのものがこの協奏曲の最高峰と言われています。

そして、自分自身なぜかライナー盤だけ所有していないのです。

 

ラフマニノフの有名な2番3番はどちらかのみを録音しているピアニストが多いのも特徴で、片方は歴史的な名演奏なのに、なぜ片方を録音しないの?といった具合です。

 

普段からクラシックを聴かない人はいきなり馴染めないかもしれません。

会社の上司も2番を生で聞いて、わけがわからないといってました。

2番の2楽章から聞き始めるのが良いと思います。

色々とりまぜて

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先日、ピアノの移動のお下見と状態の確認にいってきました。

最後の最後の思いだしたかのように、写真とらせていただきまして、順番を追ってご紹介できませんが。

 

 

KAWAIの40年経過手前くらいのタイプで、標準タイプのものです。

新居のご移動の予定で外装もきれいに、またKAWAIは湿度に繊細に反応する時期のアクションで、これは一度修理しないといけません。お部屋干しや加湿器などを使われるとまたたくまにダメになってします。

 

 

ほこりやカビなどの汚れは、湿度をため込んだり虫食い被害のきっかけをつくってしまいます。

鍵盤枠までとってみてでてくる汚れもたくさんあります。

結局本体ごと持ち帰りになりました。

 

 

金属類の錆はすべて落とす形で対処していきます。

お客様にYAMAHA KAWAIの違いなどを聞かれて。

KAWAIはKAWAIが欲しい、という方が多いこと。

YAMAHAはおのずとYAMAHAになった、という方が多いです。シェアの6割ほどになりますかね。

KAWAIは3割程度かな?

丸みのある響きのある音はKAWAI、YAMAHAは立ち上がりが早く広く縦にも横にも広がります。

大人の方はKAWAIが好きな方がとても多いです。

いずれにしても、もちかえりのSPプランでお受けしたので音、タッチが良くなるところまでして出荷します。

別の楽器で楽しんでいただけると思いますよ。

 

 

また、音もアップしましょうか。

持ち帰りプランは2種類あります、一つは外装と調整一式です。8万円ほど

もう一つはドイツ製などの材料を駆使して、新品の状態を超えるつもりで修理、調整します。15万円ほど、今回はこちらです。

実際新品では行わない材質やことを組み込んでするからその可能性がでてくることになります。

その先のプランはオーバーホールになるので、そう考えると費用対効果はもっとも高いと思います・

 

調律学校の学生時代、不思議に思ったことを一つご紹介します。

オーバーホールの授業があります、自分自身は3台ほど学生時代しました。

1台目は5人ほどでみんなで行います。

2,3は一人で行いました。外装の全体塗装から弦の張替え、響板の修理、響板塗装、鉄骨塗装…。すべて一人でやっていく機会に恵まれました、それが以後仕事についてからも「なんだかんだやればやれるものだ」という実感をもつ大きな自身になりその機会のまわりすべてに今でも感謝しています。

 

(教室のキャンペーンのぬいぐるみです。)

 

それはとりもなおさず。

1台目の複数人で行うオーバーホールの時でした。

皆必死でやっています。指導の教官に怒鳴られながら皆頑張っています。

全て解体してのオーバーホールになるので一月まるまるかかって最後に調律を行ってできました。と。

さあ、こんなけやってどんな音になるのかな??

???それが教官や生徒の皆もほとんど興味が向いていません。

 

やり方や方法論、仕事についてから苦労しないように、精神面や姿勢の取り組み含めて教官もしっかりやっておられたと思います。

しかし、楽器としての音に多くの人は興味をもっていないし、もつような促し方がなかったと思います。

 

(先日、学生時代にテキストを何年かぶりにみてみると思わぬ発見が沢山ありました。)

 

結局、仕事なんでも興味が尽きたならそれがときが一つの辞め時だと思っています。

時間がもったいない。ただただそれにつきます。

少しネジをまわせば音が変わるし、タッチも変わる。面白いことなのに、オーバーホールした時なんてまさにその時でしょう。

業界全体でも同業者よりもピアノ調律の世界としてはアマチュアになる「ピアノの先生方」をお相手にするほうが面白いという調律師がままいてます。同業者に熱心にノウハウを説明してもはそれでどう稼ぐか、どう楽をするか、どう時間を楽にするかを求めるばかりで、本質的にはアマチュアの方なんだということになるんでしょう。

これは来店のされるアマチュアの方々、音の興味をもつ先生方を見れば明らかな現象といえます。

 

学校で教えるべくは、本来は興味を膨らませることであって方法論は手段だと思います。

 

さて、ちょっと遊びで撮ってみたのですが、UPするのをためらったのですが、せっかく時間とってしたのでUPしておきます。

調律の音の違いについてです。

 

調律師によって音が違う。ということについてです。

あまりこうゆうの動画などはほとんどない、というかないようです。

 

想いに対して、音が変化します。

調律も同じで手段を超えたところで調律の音もきまってきます。

 

ド レ ミ と音を変えてみました。

 

ドは、日本でほとんどがこの音で揃えるのを教わります広く採用されています。音はつまって響かなくなります。調律してもらったのに音がマットになって響かなくなった、という場合はこれです。もっと音を締めこむとまさにそうなります。

 

レは、もう別のことをしています。先端に音を集めて音色成分が強調されます。タッチは固めになります。月の光など響きのある曲には抜群にはまり方をします。やや音程は高くなります。

 

ミは、タッチの中庸性を与えてくれることと、どんなタッチでも良い音にはまりやすいです。タッチは柔らかく弾きやすい。

 

 

マイクがインすぎて、響きがあまりはいりませんでした。

ディアパソンでしたので、またまた響きの混ざり方がわかりにくい機種でしてしまいました。

 

参考程度に。

またもう少しましなのをUPしてみます。

一つの音だけではなくて、全体的に変わるとまったく別のピアノになります。

調律師よって違う楽器になります。国産だから特別な調律が必要がないわけでも全くなく、国産・洋物でも同じことだと思います。

ボストン178

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今日はボストン178でした。

ボストンがでた初期のタイプ。

初期だからこそどういった思想で音づくりをして、この日本市場へ投入しようとしたのか。

そういったものが見えると思います。

初期のタイプは静かなピアノ、とても日本的とも思うときがあります。

現行は「鳴らない」」といわれた評判を受けてたかかなり発色をよくしているように感じます。

 

 

所有の先生におききすると、当時柔らかい音が気にいって購入したとのことでした。

20年ほど弾きこめばあちこち相当にずれてきますから、調律毎にベースアップをしつづけないといけません。

フレンジの形状が特徴的で噛みこむ形状でフィットされています、国産にスタインウェイの設計の一部を取り入れたような雰囲気。

 

 

新品の時から部品いがみも色々とあります。

ボストンも新品から適切にいがみをとってあげる必要があります。

一つあげておきます。

左にジャックの頭がよっています。おそらく新品のときからでしょう。

かなづちで叩きながら、真ん中へよせる作業を行います。

音の芯から発音するようになります。こうゆう手作業は多くの新品ピアノでも省かれていると思います。

 

ピアノ音を出さずもくもくやっていると、???とお客様がお見えになることが多いです。

この作業だけで基音のふくらみが全然変わってしまいます。

 

 

 

次にダンパーレール。

ここもずっといがみっぱなしの代表的なところですが、タッチだけでなく音の発色が全然かわってしまいます。

ちょこっといじるだけで直ります。これは弾きこみによる動いた要素でしょう。

 

ダンパーの動きをチェックしながら適切に。

難しいことではありません、だれでもすぐできます。

こんな簡単なことでピアノが変わってきて結果的に自分が評価を受けることになります。

おいしいところをいただく気持ちになってしまいます。

ほかの調律師によると、「前任者はこんなこともしてなかったのか!」とよく言われますが、残っていてラッキーというと変ですが確かにそういうところもあるのです。

 

 

すべり金具の調整。

ここは適切に調整すると圧倒的にピアノが豪放な音になります。

シゲルカワイの調律をするための講習にいった際、ここの調整に相当時間を当たられていました。

それだけ、ここがぬけてしまうとシゲルカワイにならないからでしょう。

 

新規でお伺いするグランドの9割以上は未調整のままです。新規行ったホールでさえもYAMAHAのフルコンは未調整も結構あります。しかしスタインウェイはそんなことは少ないです。

つまり輸入ピアノの場合だけ手入れをされている、そうゆう技術を調律師が持っている。という状況はあると思います。

 

 

ほんの少しちょこっとやって、調律まとめて随分ピアノが変わってしまいます。

それぞれの個体差がピアノには明確にあります。その理由はアクションの微細な誤差が相当なウエイトを占めています。

新品から誤差があります、このような微細な誤差が手元で大きなものになります。

 

 

ボストンのハンマーは削ると今度は固くキャンキャンとした音になってしまいます。

KAWAIの一時期のアップライトも同じことが起こります。

 

ハンマーにより削ってより雑味が消えてよくなる場合、内部の硬さが全面にでるハンマー。

色々とハンマーにより事情が違います。

削ることで弦との合わせを再度できるメリット。

技術者により本当に見立てが違うのですが、そのままでも良いラインにいればそのままでも良いと思います。

 

良いピアノです。

一度、じっくり1から取り組んでみたい代表的なピアノで、相当伸び幅をもっているように見えます。

中古展示をかねてからしたいのですが、仕入れが非常に高価ということ、台数が少ないですね。

ボストンは相当調律師の領域に左右されるのではないかと思います。

 

ディアパソン210納品

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DIAPASON210Bのご納品でした。

ディアパソンでこのサイズ、年代は昭和46年程度の製造です。どのメーカーも純朴な美しさをもっている時代かなと思います。

 

午前中出荷の点検をしていました。

丁寧に以前の方が使われていれば外装もそれなりに綺麗に仕上がります。

 

梱包されて出発です。

6型になると追加料金がかなり多くなってきます。

5〜は4人で作業する場合もあります。

トラックが到着。

実は、まだまだ足場まわりが調整中だったようで、運送屋さんも、これは…無理ちゃいますの苦笑 といわれて、どきっとしました。

ピアノが倒れたんではないですよ。

最後の一点を起こして完成。

お願いしている運送屋さんはとにかく仕事が早いです。

お昼も取りに来て、もう梱包がおわってました。

 

今日も到着してあれっとしているうちに…。

これで210cm奥行です。

かなりの存在感になります、ですが、今回はお客様が新聞でピアノの型をつくってあちこちテストしてくれていたようです。

隅におかず、そつなく設置されることになりました。

 

 

せっかくなんでピアノ椅子も贅沢に。

ということで、ピアノ椅子メーカーのスペイン製をオーダーいただきました。

質感は値段が張る分、木質、クッションともに国産の木製調オーダーのようながっかり感がありません。

ピアノ椅子は座面の張りが大切です。コンサートベンチになると張りが強いので緊張感のある音楽がしやすいと思います。

4.5万くらいならもうそれにしておけば、とご主人の一声で決まったようです。

 

 

座面の色と鍵盤クロスの色目を合わせるのが、通のやり方です(多分…。)

完璧には合いませんでしたが、喜んでいただけました。

 

大橋だ、ディアパソンだとブランドだけが人歩きしてしまっても仕方がなく、実質あってのことです。

大橋系はタッチの重いものも多く、この問題の対処、ペダリングの問題の対処。

黒檀は実質的に使いやすいドイツ製を選択しました。

ご納品時は黒檀やお椅子やそういったところで喜んでいただきやすいですが、骨を折り倒すのは内部の基本調整が95%でしょう。

それは弾いて「ああいい音」といわれてお客様はこの機種に対して惚れ込んでいただいている形でもなんでも喜んでいただければ正義で、調整は黒子に徹する形になります。

 

 

運送中、ペダルのクッションが取れてしまっていたりフィットにかなり時間がかかってしまっていたり完全に想定外のことも起きました、結局内部のペダル棒を交換する形となり、ピアノの納品、一台一台とても大変です。

調律は実は、お家の段取りもあって後日なので今日はお届け立ち合いだけでした。

 

また、音もUPしようかと思っています。

KAWAIになったDIAPASONとは全く違った設計図をもっています。

ディアパソンが冠している「純正なる中立音」といわれる音が少し聞こえれば…。

 

昭和46年製造ですが、オーバーホールしなくとも今後も問題なくすばらしい音で弾いていただけます。

シュワンダーアクションも軽快なタッチへ仕上がりました、こうなると上部でレガートがヘルツよりしやすくトリルのはまりも良く弾奏に適したピアノとなります。なので「〇〇だから、どう」といった結論付けはかなり早計で、おおよそ底辺きっちりやればどのピアノもすばらしく演奏できるっというのが持論です。

 

また調律後に音もUPしていければと思っています。

 

しかし、いつもお願いしている運送屋さんの仕事の速さは異常です。ピアノ専門の運送3件ほどと提携してますが、ぶっちぎりに仕事が早いです!

今日のこと

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今日のことです。

先生のお家でディアパソンのグランドの調律でした。

かなりやりにくいピアノで一年の中でももっとも時間のかかるピアノといえます。

粘りが強く、安定がむつかしく大変ですがなんとか仕事をおわらして

 

こちらの先生はベテランの先生、調律後色々といつも近況を聞かせていただいています。

今日は…

「すごい姉妹がいてて、昔からだけどとにかくすごい練習してくる。弾けないとおもった曲もすぐ見てくる、子供からずっとみてるけどもう本当に見切れない、ショパンのバラードは私も弾けない。もう他の先生にいってもいいよ、と何度もいってるけど…。しかも来年から法律事務所で弁護士だって二人とも」

 

すごいですねと。

生徒さんはどうこたえるのですか??と

 

「いっしょに楽譜を見てくれるだけでいい」

っていうんですと。

 

今の流行りの お家で練習してこない、塾のタイミングでレッスンをやめてしまう、保護者がお家で非協力的だ、といったことはどこ吹く風といった感じの様子で、部活に関してはピアノの時間がさける部にはいったり、塾の予定もピアノを考えてやりくりしてくるんだそうです。社会人になっても来る。

このパターンの先生、何人か知っています。

ざざっと思いつく範囲で…。

 

・お家のレッスン室として雰囲気や設備もそれなりに充実していて、専門書も揃っている。

・グランドピアノ

・先生がベテランで風格あるが、まかせられる包容力がある。生徒と目線が同じ。

・生徒のペースに合わせてあげる、が、そつなくやらないといけないこともうまく誘導してやらせてあげれる力がある。

・自分が弾けない曲はCDを聞かせたり

・生徒が生き生きとしている

 

今の流行りの お家で練習してこない、塾のタイミングでレッスンをやめてしまう、保護者がお家で非協力的だ、といったことはどこ吹く風といった感じの様子で、部活に関してはピアノの時間がさける部にはいったり、塾の予定もピアノを考えてやりくりしてくるんだそうです。社会人になっても来る。

 

それと…そうです今日も

私はいつも生徒に恵まれたから、と言われます。

 

今日も「昔、よく引き受けて生徒をよそから来た子沢山いてややこしいとかなんとかってよく聞いていたけど全然そんなことないんだけど」と真面目そうに首をかしげていました。

 

ああ、それは先生がそうだからですよと心でつぶやいて。

自身のしっている現代のおおよその平均的な教室のイメージと比べると結構特別な教室になると思います。

ただ上で書いたことをそのままやれればそうなるかというとやや事情も異なるかと思います。

全ての先生に生徒の思うことをやらしてあげる。というのは濃く共通してます。だけど思うことをただやらしてあげるの意味合いというか、ふくらみが少し違う。いっしょに付き合ってあげられるおおらかさがあるというんですかね。

生徒の不出来にいちいち疲れることが本心からない感じです。すごい難しい曲をもってきても本心からやってみようよ、とチャレンジに本当に付き合えるようです。

だから不満にもならないんでしょう。

これがもっとも共通してるところだと思います。年代的に似た先生達で、どちらかというとプライドとか恥じらいがあまりなくて輪郭線が薄い感じです。

 

結構色々な数の先生との出会いをもっている方だと思います。

会社の組織的な点も相まって、一般の楽器店調律師より話す内容も時間も恵まれている立場にいることでしょう。

 

それぞれ皆同じだけの時間を費やしてレッスンして、それぞれ一生懸命取り組まれていることかと思います。

胸のうち開け方というのか、やはり同じ目線で付き合えること、レッスンしすぎないことということなんでしょうか。

自分自身の専門の領域ではありませんから結論としてまとめるのがむつかしくなりましたが、よく議題にもあがる諸問題を何の意識もなくやっていっている先生だったのでつい書き留めておきます。

文字ばかりになりました。

 

KAWAIのUS50

ご納品でした。

グランドピアノ仕様のタイプです。

まだまだ年中さんなのにしっかり弾けて、お母さまもデジタルピアノからすぐに買い替えに進まれたようでした。

このタイプは入ってきて売れてはいってきて売れて、と結構人気がありますね。

 

こういった知育玩具の楽器がありました。

かわいらしいものです。

お子様のおもちゃの楽器はできるだけ電子のタイプではない物が良いと思います。

メトロノームも木製が良いと思います。電子はやたらと疲労が蓄積します。デジタルピアノは100万ほどする本物のピアノアクションのはいっている立派なタイプも同じでした。

瞬く間に手がかじかんできて指に手に疲労を残します。生のピアノは逆に掌が開いて弛緩されていきます。

プラスティックの棒と木製の棒を交互につかんでみてどちらが力がはいるか比べてみるとすぐに理解ができます。それぐらい身体との親和力と電子ものは相性がよくないと思います。

 

 

後は、来年の調律時によくピアノに座っていますといってもらえることが大事です。

全体調整

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ピアノの全体調整にいってきました。

少し前、調律をご新規を受けして、かなり調律が久しぶりなので一度1からピアノの内部の汚れと全体的な1日調整をしませんか?といったところ、すぐに快諾くださいました。

 

一月後、その1日全体調整をやりに行ってきました。

調整の意義は、簡単ですピアノをより楽しめるためです。

 

到着してすぐに

「不思議なことに調律後、娘の練習時間が増えてきたんです」

 

とのこと、すごいうれしい言葉ですべてのやりがいが詰まっていることです。

 

10時から16時半まで行いました。

時間勝負です。

 

 

何をするかというと我々は「調整」をひっくりかえして「整調」という項目があり、どちらかというと鍵盤の深さや高さ、そういった寸法的な調整をさすことがおおいのですが、時間の振り分けは

 

4時間は内部の汚れ落とし、いがんだものの修正です。

さぁ寸法あわせ「整調」は90分くらいです。

 

いかに、全体的な汚れを落とすイージング作業と部品にかみ合わせが大きな土台になるかといったところです。

 

ちょっとわかりづらい写真ですが弦の磨きです。

これの錆を落とすだけで音は通るようになりタッチも弾きやすくなります。

 

 

内部のキーピンと鍵盤調整。

これだけで相当の時間を消耗することになります。これだけしっかりしとけばほぼ良いものになっていきます。

これで多くの時間を消耗します。

 

アクションの接点部分の調整。

ほとんど一般的にやられてませんが、これで基音の音の質がかわってきます。

たとえば大きなずれが88鍵盤中、10個でもその10個がかわれば全体がかわります。それぞれの鍵盤が反応しあってピアノはできていることがわかります。

 

ものすごい大事底辺まわり。この作業あたりがとにかく地味で腰にきて辛くなってきます。

 

作業中写真とるを億劫でほとんどとれてません。

 

これは寸法調整まわりのことです。

鍵盤まわりの調整。

いわゆる整調まわりは慣れてくると作業が一気に早くなります。

横に揃い整合性が整えってくる作業一式。

 

ハンマーをアルコールランプであぶって木材をまげたり、まっすぐしたり削ったり、3弦の合わせはきっちりやります。

整音の前調整を慣れると1時間ほどで済ませてしまいます。これでグランドピアノのような音になってきます。

 

以前別会社の仲間の調律師が

「外装ワックスしたりお掃除したり、そんなことはお客さんができるんだから、我々は中のことをするんだよ」

といってました。

???

答えは簡単、両方やればいいんです。

外装まわりはお母さまへかなりご理解いただける作業です。

 

鍵盤のフェルトを変えていきます。

主に見た目です。

 

エンジ色のかわっています。

綺麗になったでしょう。上のはよれよれで40年つかったものですから。

そして、KAWAIの文字も磨いて、黒いところを手磨きでこすっていきます。

だいぶきれいになりました。

余った時間+アルファで、後は外装をひたすら磨きます。

綺麗になりました。

 

ちょろっと弾いて音でも満足感を感じてもらいます。

グランドピアノのような幅のある音がでてきます。

よくあのピアノは、このピアノはと個体差をいわれがちです。

そのとおりです、実はそのとおりに内部の調整、汚れの差が前にでてきてると思っていただけます。

国産は妙にややこしいところが壊れにくいです、それだけに出張で1日ないし2日調整でピアノが基本から変わります。いくら良い調律をしてもらっても一つの調整項目をするだけでピアノの基本から変わってくれる箇所もあります。

 

お費用は4万円です。

グランドは5万円

グランドは調整に時間がかかりやすいですが、効果は絶大にあります。

古くなって弦だけすべてを変えてもらってもあまり良くなりません、ハンマーは音自体がかわりますが、同時に内部のレベルをあげていかないと音はかわったが満足度が変化しません。

弦だけハンマーだけをかえて30万、40万をお支払いされるより全体調整おこなうほうが遥かによくなります。

 

おまけで、上で書きましたフェルトのことですが、今は赤系が多いのですが、昔は緑が多かったです。

ピアノをみにこられて、お子様がここの色でピアノを判断されることがあります笑

 

あさって出荷のDIPASON 210は赤を緑へとオーダーをいただいてもどしました。

黒鍵は黒檀。気に入ってもらえるかな、と不安をかかえて明後日お出しします。

 

純度が人を満たした

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チャイコフスキー国際おわりました。

途中まで昨日書いていたのですが、一旦保存して書き足そうと思っていたのですが、時間が足すと鮮度がかわってもう続きをかけなくなります。ネット記事とはいえ、鮮度もあって書こうと思っていると書けないし、そのまましか書けないしそうしないと意味がないしで…。

チャイコフスキー国際がとにかく終わりました。あっという間。

 

 

結局、優勝はカントロフになりました。

ふと、一次予選を見直してみました。

あっ綺麗だな、といった感じで序盤はさほど気に留めることなかったのですが、チャイコフスキーの瞑想曲に劇的胸一杯表現したところで、「あ、そうそう、このあたりだった彼のことを記憶したの」と彼の印象を深く留めたのが再現されました。

大人らしくない子供ような純真さで描いたところが気になったものでした。

 

 

ピアニズムの立派さでは他のコンテスタントが秀でていた人がいたと思います。

ここにでてくるようであれば様々な影響を受けて、受けすぎるはずなのに、無垢な純真さはそのまま残っていること。

チャイコフスキー国際といえばギレリス、マツーエフ、ソコロフといった大型ピアニストのイメージがあります。

その中で彼が最後まで順調に進んでいけるのか?

 

かたや爆発的な演奏の後、冷めない熱気のステージの後であろうと彼の伸びやかさはますます広がりを見せる。

曲間のお辞儀はどうでしょう、椅子から立たずに反転して嬉しそうに座って挨拶するではないかと(!)

「では、次の曲はね」と紹介せんばかりにです。

ここはモスクワ音楽院の大ホール、ロシア音楽の歴史そのもの、動乱の時代の息吹を吸い込み死と隣り合わせに凍てつく冷気が鋼の指を育て、血のにじむ表現を作りあげる土壌を育むところではないのか(少し大げさですが)その中でのびのびと自身の音楽をやりきるところ。

 

本選でもオーケストラも彼の感性に呼応したように、また、聴衆も大きく沸いた。

 

シシュキンの技術の優秀さ、ブロバーグのピアニズムの立派さは際立っていて、はたして勝ち切れるのかは正直全くわからないと思っていました。ブロバーグはややオーケストラの趣向と合わなかったのか、やや一人旅になってしまったように聞こえました。これは彼にとってやや不運じみたものを感じました。

 

その中でカントロフが1位を獲得したのですから、そこのときめくものがありました。

 

つい思い出したことがあります。

実はユリアンナが優勝したショパンの時。

このときは本当に面白かった、自身がしらないだけだったのかもしれませんが事前では強力な優勝候補はいない?と少なくともまわりの海外コンクール通の人はいってました。それが終わってみれば、です。

 

彼女の演奏は楽譜に根付いた表現がすばらしくて好感をずっともってきいてました。ですが、他に華やかな奏者が沢山いましたので、やや地味なイメ―ジでした。発表をライブでみていて、言葉もわからないし映っていくコンテストが6位から順番なんだろう、まぁ優勝者のところで大きく騒ぎが起こるからとわかるだろうと見ていると、ルーカスが映っては発表されて口を押えて何か妙な驚き方をしているし、あっ今度はユリアンナだ、あれ?ブンダ―は呼ばれた?まさか落ちたの?

ともうわかけがわからずネット上でハチャメチャな順位がファンの間で出回り混乱してしまいました。 

時間がたって「どうやらユリアンナが優勝したらしい」ということでネットが騒然としました。これは各国の新聞や雑誌も彼女の1位選出にNO!といった内容の記事の見出しを出されたそうです。あまりに騒ぎが大きくなったところで

審査員のひとりが

 

「ファンやメディアがなんでもわかっているかのごとく書くのは間違っている。アルゲリッチをはじめピアノ界の重鎮たちが出した答えなのに」

と、怒りのコメントをだしたようです。

 

目を惹く魅力的な奏者が他にいましたので、どうしてもそちらへ皆注目がいったようです。

自身もガラコンサートを聞きに行き、ボジャノフ以外のすべての入賞者をききましたが、結局やはりユリアンナがもっとも素晴らしかったです。

 

藤田真央さん 見事2位を獲得。

 

曲中で時間を奪うようなことができる人で、密度の濃いを時間を作ってくれたような演奏でした。

モーツアルト、チャイコフスキーなどが記憶にのこりました。

 

彼が受賞後、カメラにコメントをだしていました

「一次審査を通過できるかわからなかったので」

落選した方の中にすばらしい奏者がいたはずです、群雄割拠の限られた枠に彼を最後まで選び続けた審査は大変な英断だったのではないかと、1次から持ち前の表現が目立っていましたが、チャイコフスキーの2楽章「そうゆうことだったのか」かと思いを確信しました。彼に限らず瞬間的に切り取られた高き芸術を認め続けてように感じました。

彼の演奏はすばらしい時間でした。

 

 

落選した方の中にも次のステージにのこっていれば、ファイナルまでいった人などもいたでしょうし、

1位1人 2位2人 3位3人 となった事に上下のつけがたい状態であったんだと思います。

 

2位 シシュキン

 

彼が1位でも誰も文句はなかったのではと思うほどすばらしい演奏でした。

全てのステージで安定した力を発揮し、ショパン国際のときよりスケールが大きくなり、大きな成長を遂げたように聞こえました。

ショパンの6位も気にいらなかったと後日語っていたようですが、まさか来年はでないかと思いますが笑

 

他にも沢山良い奏者がいました。本選の7人をどうやって選ぶのか、きっと難儀したと思います。

皆さま、ネットで見ていた皆さまもお疲れさまでした。

来年は5年に一度のショパンです。

チャイコフスキー国際 最終日

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チャイコフスキー国際コンクール最終日、最終演奏のブロバーグが演奏しています。

ほぼ上位にきそうな力量を十分に発揮して演奏をしています。

 

さて、ざっとだけおさらいです。

シシュキン。

 

深みに入らず、底を照らす。

浅瀬でこぎみよいセンスと実現できるだけの技量。

完成に近いピアニストといえそうです。すごい。

全てのステージで優勝をかいまみせる演奏をし続けた気がします。

 

 

藤田真央さん。

モーツアルトに、あっと思い、無垢な音。

その質感はまさに、行き着いた桃源郷。

瞬間沸点の高さは、このメンバーでも全く白眉でした。

もう十分、すばらしいところを見せてくれました。

チャイコフスキーの2,3楽章は格別際立っていたように感じました。

日本人でこうゆう人が出てきずらいと思っていました。

人から教えられない意志の強さをもっていました。

 

 

中国のアンさん

冒頭のトラブルがありましたが、見事に最後までやりきりました。

この人はものすごい実力者だと思います。

音への楽音への楽譜への洞察はすばらしく、将来的に大きな仕事をやりきる可能性をもった人だと思います。

 

 

 

カントロフ

先日の記事で書いてましたが、本選では音楽への献身さに胸を打ち、会場が脈打ち、聴衆と共鳴し合いました。

予選のブラームスやフォーレ、誰より純度の高い演奏きっと結果にも表れることでしょう。

自身へ深い印象を残した形になりました。

 

ちょうど今ブロバーグの演奏がおわりました。

卓越したピアニストで、見事な演奏で、上位にはいってくるのでしょう。

 

〜楽しみの範囲で順番を決めてみよう〜

 

1.シシュキン

2.ブロバーグ カントロフ 

3.アン

4.藤田さん メリニコフ

5.エメリャノフ

 

予選も含めて、多角的に検討されることでしょう。

本選はコンチェルトです、ピアニスト次第でオケものってくるでしょうし、逆もあるでしょう。

カントロフはオケの反応も良い、引き出しもうまかったように感じます。

逆のピアニストの個性だけが誇張された協調されない演奏は印象が悪いです。

 

本選はおそらく点数ではなくて、会議で順番をきめると思います。

コンクールはあっという間に終わってしまいました汗

 

210B調整中

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ディアパソン210B 6型のグランドピアノです。

結構スペースをとりますね。

 

土曜日お客様へお披露目で予定です。

ピアノ全体が鳴ってきて、ようやく6型らしくなってきました。

大橋タイプです、線がほそく、以後のKAWAIのタイプは線が太い。

やや華奢で繊細なところはヨーロッパのピアノ達の流れを汲んでいるようです。

 

 

ハンマーの交換もできればよかったのですがお客様と打ち合わせをしてオリジナルでいくことになりました。

オリジナルの方が一定のところへ仕上げるのは楽です。

弾きこまれて硬度をもっているのでよいのですが、フェルトの繊維が以後、恒常的に良い状態を保っていくことと、豊かなクッションが効いた状態を望むとやはり良いハンマーへ交換してあげることは意義が大きいと思います。

 

ただ、オリジナルで仕上げても、過剰に弾かなければ消耗の心配がこの先ないのならこれでいいよね?となってきます。

ハンマーを交換した場合は遠方へ出すとき、これはやや気を使います。新しいハンマーは継続的に良い整音をしばらくしてあげないといけません。これが実現できない場合が相当にあることです。

 

やはりピアノのベストを出していきたいと思うとついつい交換もしていきなくなってしまいますね。

 

シュワンダーアクションですが、軽く調整して揃えてあります。

ヘルツはどちらかというと、抵抗がなく下へズドンと力強く落ちやすくフォルテに影響しやすいかと思います。

シュワンダーは修理を終えてきちんとしてあればトリルや上部でのタッチ調整が効きやすく非常に弾きやすくなります。

 

ジャックの調整というのがあるのですが、ディアパソンは0.2mmくらい低く調整します。YAMAHAは0.1くらいがよいとおもいますが、これで軽さが得られやすくなります。

 

 

ディアパソンの大橋タイプなんかも結構人気あるのですが、良いピアノは非常に少ないです、ただすべてよくなると思います。

弦と駒の密着の問題、ここも結構離れていたのでここだけで、古ぼけた音が基音の効いた音になります。

古くなると音が古ぼけてきますが、響板との接点や、綺麗に板に音が伝わっていないのも原因です。

かなり隙間があって、これではどんなに良い部品でオーバーホールしても同じです。

 

 

フレームボルト締め。

弦の加圧力がかわります。

こういった底辺の調整や修理は持続的な効果がえられます。

地味ですが、大事なところ。

 

YAMAHAよりずっと手はかかりますが、混じりけのない音質、これは現在のピアノと方向性が違うので、こうしたピアノを手に入れないと設計の問題はどうにもならないと思います。

 

黒鍵も黒檀に交換して。

後まだ基本調整が結構残っていますが、安心できるところまでこれで一安心。

鍵盤鉛の調整せずともかなりそろってもきました。

 

よくホームページがわからないといわれるのでつけておきます…。

http://gclef-nara.com/

 

 

 

 

チャイコフスキー国際、回顧

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チャイコフスキー国際コンクール。

もうあっという間にファイナルになってしまいました。

 

そういえばショパン国際では審査表が前2回、公開されていたなあと。

一人の奏者に満点をつける人もいたら最低点の方もいます。

それほど審査員により上下する可能性もあるものだと、痛感させられるものでした。

審査結果は模範解答でもなく正解でもない、その場のめぐりあわせも多分に含んでいるようです。

 

その中で、どこにでてもそつなく上位に食い込む人はごく一部の人だけといっても良いのでないかと思います。

ファイナルは、25日からはじめるようです(ピアノ)

その間に、あ、そうだ!と2011開催のものも動画であがってるんですよね。

このときは確かライブ配信のみだけだったのではないかな?と思います。ショパンもそうだった?と思います。

だから見逃したらもう聞けない。

 

そうロマノフスキーの回でした。

 

ロマノフスキーはすでに,まま知られていてピアニスト活動も活発にしていたのではないかと思います。

エリザベートの時、1次予選でベルガマスク組曲と月光ソナタが演目に選ばれてしまってあえなく落選といった逸話も彼だったはずです。

 

チャイコフスキー国際に彼が出る前から名前も演奏もしっていて今さらチャイコフスキー国際でるん?とおもったほどでした。

卓越した審美感性と構築性をもっていて、すでに完成に近いピアニストでした。

 

2次予選、ラフマニノフの2番のソナタも持ち前の技量もってして、会場を沸かせました。

やまない拍手、何度も登場、汗ばみ乱れた髪の中にもやりきった笑顔がみれたそのとき…

舞台へあがってくる一人の観衆、ロマノフスキーを押しのけショパンのバラードを弾き始めるではありませんか(!?)

 

警備もどうしていいのかわからずか、そのまま弾き暫く弾きつづけ、腕を組みあきれるロマノフスキー。

その後、警備につれていかれはしまいたが、興は冷めてしまいました。

 

その後ファイナルになんなく進みました。

メンバーにすばらしい悲愴のフェイベルグ版が記憶にのこるソンヨルム・若手のホープ、ソンジン、才能の原石トリフォノフ・重鎮チェルノフといった錚々たるメンバーが揃いにそろって。それでもロマノフスキーだろうと。

ざっとすべて本選聞きました。

弾けて沸きに沸かせたトリフォノフ!…でもロマノフスキーだろうと。

 

結果はなんと4位

見方とりかたで、結果は見え方が変わります。

そうだ、といわれて見返すと不思議と納得していけるものでもあります。

でも4位。

受賞式も幾分晴れない顔。

 

君を一位にできなくてごめんね。かわりにこれを、といわんばかりに副賞を授与。

(君はいつでも活躍できるだってもう仕事が沢山あるだろう?ソンジンやトリフォノフやヨルム、いきのいい若手を壇上にだしてあげたいからね)※当時、個人的にそう思いました。ちなみにチェルノフの5位も驚きました。

 

 

これだけ優秀なピアニストでもコンクールで1位をとれないこともある。

エリザベートに至っては確か上で書きましたように1次落ちのはずです(後日審査にあたった園田氏が演奏はすばらしかった、が、選ばれた選曲に苦言を呈しました)

 

審査結果は絶対的な「正解」答えでもなく、「模範解答」でもない。

以前、コンクールで審査結果と自身の予想が一致して、どうだみたかと次回は私を呼びなさい、といわんばかりに言われていた専門家の方もおられたようです、でもいっしょならば、別にそのメンバーだけで良いわけです。

意義は本当の壇上にあげるべく豊かな才能を表舞台に出し、また育むこと。ならば私だけでもその千里眼をもってして、各審査員の死角をついて特別な才能を見逃さない気持ちで席についてもらってもよいのではないかと思ってしまいます。落ちても私が面倒みるから。

 

ロマノフスキーは現在、当然のようにピアニストとして歩んでいるようです。

国内でもN響と共演したりとかなり認知されています。

この当時の入賞者はとにかく現在も忙しくしているスターばかり。

2015の時も、笑ってしまうようなずば抜けた入賞者だったように記憶しています、

 

そんなコンクールの終着点、チャイコフスキー国際コンクール。

ヴァイオリンも聞いています。なぜならバッハの演目も多いからです。

今年はフーガの技法を弾いたピアニストがいました。

 

色々と話題にことかかない4年に一度のコンクールがファイナルへと時を刻みはじめました。

 

〜少し今回の参加者で少し個人のたのしみも〜

カントロフ (フランス)

 

繊細な感性と、音楽への傾倒が目に入ったピアニストです。

実質的な完成はもう少し先かもしれませんが、ひょっとして他のコンテスタントにない特別なパレットを心にもっている可能性があります。

ある審査員が、「自分より音楽を好きな人を選びます」と。

言い得て妙、うまく言葉で表現したもんだなと思いました。

まさにそうゆうところで聞いています。

 

どこまで残れるかなと、最後までのこってきたでないかと(!)

自身に最後まで印象を残すのはこういった人です。

 

日本の藤田さんも最後までのこってきました。彼もまた日本人らしくない?といえばどうかわかりませんが、純朴な音、成長過程の今の歩みが音へ出ていて、それを育むホール、聴衆と審査結果、それを拾い上げるこのコンクールにもまた魅力を感じました。

 

ファイナルまで夢を見つづけることができる特別な7人が25日から7分の1の端切れをつなぎ合わせフィナーレと飾ります。

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