消音依頼が多いですね

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消音ユニット、現在オーダーが多く担当スタッフが連続して3台取り付けをおこなっています。

ピアノに電子ピアノの機能を取りつけができます。

15万円ほど必要となります。

消音の実際について今日は少し。

 

ノブ一つで色々な音へ変更できます。

スピーカー付きもありますので、それで外へ出すこともできます。

先日のお客様は息子さんの演奏をヘッドホンされると聞こえないので、もう一つの端子からスピーカーへつないで、お母さまはそこから聞く、といったことも可能になると思います。

録音やメトロームなどなど電子ピアノにありそうな機能が搭載しています。

 

足回りの内部の様子。

ペダルに対してもセンサーが必要なのでこういった配線になります。

 

音がでてはいけないので、ハンマーが弦をうってはいけません。

なので、弦に到達するまでにストッパーが必要です、それがこれ。

パタパタとこのバーをたたく音のみとなります。

 

消音ユニットの機械類をとりつけること自体の性能に与える影響は少ないと思います。

ただ、このバーがあるということは、鍵盤を下げる途中でここで衝突します。

この場所でハンマーをエスケープしないといけません。

 

簡単にしてみると…。

野球のピッチャーが投球時にギリギリまでボールを離さないで投げることと普通のピッチング(これが普通の状態)と、もっと手前で、早くボールを手からはなす状態。(消音付き)といえばわかりやすいでしょうか。

理想は前者ですが、消音付きになると後者になります。

またその他もポイントポイントで機種により変更点もあります。

 

音やタッチの質にこだわる技術者にとってはレットオフを広くすることもは辛いことでもありますが、つけると決まれば、できることはそれ以外の要素を引き上げることに力を尽くすほうが現実的といえます。

装着の賛否論争をしてどちらの立場を表明するかの水掛け論自体をいつまでもしていても実際としてはそれ自体に性能向上に意味がないからで、実際レットオフが広くともそのほかのレべルが高く仕上げられているピアノはやはり説得力をもった音を出すピアノになります。

 

 

 

消音のメリットは生のピアノの鍵盤のタッチで演奏できることともいわれます。

 

さあどうとるか、ということになりますが、生のピアノが夜中まで弾けるとなるとメリットは大きいといえると思います。

ただ小さいお子様などが弾く場合はできるだけ生のピアノが良いと思います。子供の頃は何かのために演奏するというより、なにがためでなく叩いて楽しいという感触は生ピアノでないと感じにくいからです。

消音付きはその選択が可能といえば可能になります。

 

もう完全にヘッドホンをつかわなくなってしまった場合は、調律師に、さきほどご紹介した理想的なピアノの調整を普通の状態位置へ調整しなおしてもらえれば済むことです、すぐにできることです。(内部にユニットはそのまま残しておけます)

 

消音ユニット後つけは、弱音機能をのこしたまま、普通演奏、弱音、消音と3種類選べます。

新品からついているものは弱音を省略されていることが多いです。

 

簡単な結論をつけると、装着したものでもそのほかの要素をしっかりバックアップされていさえすれば、つけていない内部がそもそも未調整のピアノと比べられないほど雄弁なピアノになり得ます。

付けるとレットオフ等を広げるからいい悪い、というレベルでの議論だけになってしまうのではなく、鍵盤クリアランスをもっときちんととるだけでも違うし、そもそも国産アップライトで3弦あたりの調整をしている技術者がどれだけあるのかというとどうでしょうか。また調律のユニゾンの作り方それだけでも全く違います。

できるだけ両方のメリットを兼ね備えたものに近づけるようベストをねらうことが現場の技術者として求められる現実的なことだとおもいます。

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