お寺内にて

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先日ここでいってました、奈良の薬師寺、お寺内でのお仕事でした。

放送録音での調律。

ピアノが運び込まれます。

マイクがあります。

 

事前に段取り表をいただいていて。

朝1から仕込んで11時頃から奏者の方がこられてリハーサル、その後本番へ、というのが多い形です。

はじめての現場だったので事前に、メーカーなど教えてもらっていたのでよかったです。

毎年のコンサートや通例になった形であれば怖いものは少ないのですが、初回のケースはかなり危ういめにあいます。

結婚式場で「調律って時間がかかるんですか?」と30分しかもらえなかったこともあります。

 

 

まず段取り表では2時間を時間いただいているのですが、朝の集合場所の変更からすでにどんどん変わっていきます。

企画元の方々、音響エンジニアの方と奏者、そして調律といった形で、皆それぞれの仕事をこなしていきますから段取りが変わるのはよくあることです。

設備の設営においてマイクのテストと重複したり準備音と重なって仕事をしていきます。

よって細かな音の聴こえないところは当然あり、お互い様でこれは仕方がありません。調律のせいでマイクテストができないのも向こうさんからすれば同じことです。

 

調律のスタート時点でもう90分くらいしかなく、調律作業自体は60分もできないことも想定内

土台の調整はずっとされていなかったようではじめて本体とフィットされるかのごとく調整に時間がかかるのも想定内

ペダルがさがりきっていて踏みしろの余白が余りまくっているのも想定内です。

 

調律は欲をかかず、実質的な仕事が求められていきます。

技術者としての自身のおごりや名誉、安心感のために仕事をしようとおもうと実質から離れて後悔だけがのこります。

 

調律を終えて、ちょうどピアニストさんがこられて弾いてもらって。

 

弾き始めると緊張が走ります。不安でそわそわします。

一旦弾き終わって、さぁどうかな。

外から聞く音は悪くありません、調律師としてもこのピアノで今日はいける。と思うときは、いけるという感覚があるものです。

 

仕事を褒めてもらえるかな。

 

一旦弾き止められて、会釈だけ交わして一旦控室へ戻られました。

普通だったのかな。残念。

今日はリハーサル立ち合いまでのお仕事。

約3時間ほどの滞在です。2時間を越えて立ち合い料金が必要となるのはこういった感じです。

雰囲気のある良い演奏で、皆で拍手しながら。

 

そろそろ時間、ご挨拶してピアノは大丈夫ですか?と尋ねてよければ失礼する形になります。

「ピアノは全然大丈夫」と言われていました。

 

音響効果にすぐれた場所でした。

音響、舞台スタッフさんも沢山こられていました。

リハーサルの演奏毎に拍手が送られ、音楽に満たされた時間でした。

舞台上のピリピリしたムードがない仏さんの足元で和やかな音楽と雰囲気でした。

 

 

 

 

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