楽譜カバー

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乾燥の季節ですね。

ご納品で思うことが増えました、乾燥です。

新築は断熱剤などがしっかりはいっていて、暖かく良いのですが、床暖房など、過剰乾燥の心配もうんと増えました。

蒸気が直接出ない気化型のものを用意してあげたりして対策が必要になってきます。

 

調律は瞬く間に崩れてきますし、特に和音で響きがおかしいものは顕著にそれで、これは響板と駒の関係に由来しています。

単音で比較的崩れにくいのは駒の形状を考えるとわかりやすいです。

単音では調律師のピンの操作やもともとのピンの癖なども大きい要因となります。

某メーカーではどうやっても一度では止まりませんので、一回の訪問でも数回繰り返すことによって安定させるようにしていきます。

 

板が割れたり、などは国産のピアノではよほどでない限り見受けませんが、今まではムクリが多かったものがだいぶ事情が変わってきていますかね。

YAMAHAでいくと90年初頭までのものは音律の保持にも大変優れていたように思います。

 

今日のお客様のお家にて。

新規のお客様でYAMAHAのGPです。

最後に

「何か弾かれますか?触り心地だけでも」

ブラームスの楽譜、あれ?ビニールが。

こういった保護するものを使われています。

ほーっとなりました。

これ初めて見ました。

楽譜はいかにボロボロにしていくか、といったものだと思っていましたから笑

最後に弾いてもらって、一つ音がこもっているところを指摘いただきました。

画像がありませんが、しっかり弾きこんでハンマーに溝がついてきますと、すべてきれいに弦にはまってくれません。

このときに、焦って硬化剤や整形はやらないほうがよくて、そこだけのハンマーがいかにも柔らかくなっているということはほとんどありません。

ネジで合わせて治せます。だけど指摘されて焦るのは理解できます。

 

この時に複合的な要因のケース、満足が完璧に得られない時があります。

この場合は、その鍵盤と横3つほどの鍵盤の調整を厳密にそろえていきます。

これでもだめならもっと他の工程を合わせなおしていきます。

個人的にはこれでほとんどのケースをクリアしてます。

これはもうこうだからああだからと口ではごまかすと、すぐに内心はバレてます笑

本当にできなかったら、尽くしましたがごめんなさいの方が伝わることがあるように思います。

 

さて、少しだけ自身の技術を出します。

何が大切でしょうか?

まず最底辺からの跳ね返しです。

ハンマーの腹下からぐっと持ち上げていくように針をいれます。

これで基本的なタッチの底辺ができてきます。これは何度もハンマーに習慣づけることによって安定して発音してきます。

弾きにくいピアノで弾いて練習というのはやってみればわかることで、軽いものへ変わったところでやはり弾けないのがわかります。音色や生きた語りというのは、脳や身体全体でコントロールしていて、それは深い情感によって発せられること、それがわかるまでにそれを使い続けて消耗していくのは残念なことかもしれません。逆にすでに思いが遥かの超越した人こそは、多少ピアノの精度悪いものでもその情感で押し切ってしまう可能性はあると思います、一般論と逆の発想で、これはある程度正しいものと思っています。

アクションのジャックという部品です。

ここの0.1mmこれでタッチに含まれる空気層がきまってきます。

YAMAHAは少しギリギリ、KAWAIは特にここは0.2mmくらいにしないとタッチに浮遊感がなくなります。

これはやっているうちに見つけたことで、ピアノと身体としての自身から教わったことです。

 

土台。

ここは常に動きます。

湿度が極端、または動く環境では一年後ボロボロにゆがんでます。

ここを平均的に合わせられるようになるに多種多用なピアノのグランドピアノで500台ほど練習し2000回以上悩みました、今もそうです。ここも誰に習ったわけではありません。出たタッチの良さをピアノの教えてもらいました。

誰に教えてもらわなくても何かと自分でできることは無限にあります。

結局、すべてのポイントが大事ですが限られた時間ではそうはいきません。

最低限のもちあげをしてまとめあげていきます。

最後の一押しは常に「気持ち」だと思います。

 

晩は展示のDIAPAOSN 183 

魅力的な音色をもっています。

ですが、使い込まれてどうしようもない状態になっていることもしばしばある典型的なピアノに思います。

例えばYAMAHAなど、なんだかんだ一定のことはできるものが多いですが、ディアパソンは一度機嫌を壊し始めるともう跡形もなく、その音色成分を感じさせない状態のものも多いように思います。

しかし、大橋系のものはもっているものは高いものがあり、その和音の澄み切った世界はまさにならではといったものです。

 

また、レガートをだせるような仕組みになっています。

具体的には鍵盤上部で操作できるので下まで下げなくとも上部でピアニシモのレベルがとれるというわけです。

赤いクロスも交換して少し化粧直ししました。

納品レベルとなるとまだ調整しないといけませんが、一旦音色成分がだいぶ表にでてきたなといった感じではあります。

 

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