やや忙しく動いてます

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なかなかの忙しさで、ご飯も食べる時間を忘れて動いています。

今週である程度落ち着く感じではあります。

 

忙しい、といっても実際のすることをまとめて検討してみるとやるべきことはそう多くない、というのは事実です。

しかし、納品やなんだと責任を強く感じる場面は文字で割り切れない妙な忙しさ、不安と疲労を伴いますね。

 

今日は、出荷が近づきましたG2Eの調整をしていました。

整音作業。

つまるところ、フォルテからピアニシモまでの間で音が十分に開くことを目指します。

PPで音を開かせることと、音がくぐもって腑抜けた音になるのはまさに紙一重で、その紙一枚を狙っていきます。

こういった紙やすりを板につけたものなどを使ったりして、針をいれてフェルトが荒れたところの表面を整えたりします。

これによって、雑味がとれすっきりと仕上がります

音響的に非常に理想的な姿になります、またハンマーもきれいに見えますので効果的ですが、これは節度をもってやらないといけません。ついでの音楽までも硬化するときが相当あります。

ここに調律師の音響としての求める音と、奏者が音楽をする楽器としてのはざまに大きな大きな溝があるように感じてなりません。

調律師は音響的に良い音、を求めすぎてはいけないと思います。

ピアノがピアノとして感じすぎるというわけです。

ハンマーを研ぎ澄ますのは特に慎重にしないとダメのように思います。

 

良いピアニストほど個人的にこの傾向を感じます。

調律師として音を変えることは面白いです、しかし「弾けるピアノ」というのはこれはまた別の要素があるように思います。

どうも主にドイツ製に代表されるピアノはなんだかんだ音楽を話させるのが上手いように思います。

 

それはともかく今日でG2Eが随分おしゃべりになりました。

フォルテの横の動きとピアニシモの横の動きを合わせてピアノの全体像が立体的になります。

今日の作業で今回はちょっとかなりお得なピアノになったように思います笑

 

もうすぐ出荷です。

お客様のハンマー交換のお仕事にあたってのサンプルとしてハンマーを預かってきました。

かなり使い込まれてフェルト繊維が荒れています。

ハンマーシャンクも交換してAbelのハンマーをつけて時代を吸い込んだKAWAIのKG3に最高品質のフェルトの新鮮さを植え付け、盤上を整えてお客様に喜んでいただこう、といった具合です。

 

KAWAIのKGは、初期の方がおすすめです。

音に旧Kシリーズのような含蓄があり、媚た要素がない分、ピアノが音を知っていて音楽を知っています。

我々はこういったピアノに多くのことを教わり、工具を強く握り直す力をくれます。

 

こういったピアノは買い替えの必要はありません。

われわれの技量の問題はやはり大きいです。

全てのピアノは鳴るようになりますし、タッチレベルに応じた音は開き得るというのはもう事実ということになります。

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