早熟な不可解さ

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結構更新していなかったんですね自分でもびっくりしました。

今日は中古C3の弦の張替えに進みました。

今日はどこまでやろうか、こうしてこういった作業は進めないとなかなか進みません。

 

こういった計器を使って板への圧力を調べておきます。

あちこちオリジナルの寸法を計測しておきます。

 

どんどんはずしていきますが。

どこまでやるの??

自分自身そう問うてしまいました。

やりだすとどんどんあちこちもやりたくなるし、やらないといけないことがどんどん見えてきます。

こういったダンパーのトルク、ここもすべて交換することに。

弦をすべて外します。

これが結構難儀で時間がかかります。

切って切って外して外して。

ピンも外して、これは糸巻きにあたります。

皆様ご存知のアリコート。

ここもはずしてもちろん磨いて高次倍音へ寄与してもらう装置へ磨きこみます。

 

こうして外すと弦の全体交換も本体預かりの修理のケースはしたくなります。

国産でも一部の機種やモデルにおいてフレーム自体が折れることがあります。

だいたいこういった症状は同じ時期に集中していることもあってかなり慎重にやらないといけません。

 

外すときも電気工具の熱を使わないのか使うのか、手順だなんだと色々とあります。

弦をすべてはずして一旦、響板の変化の様子をみます。

 

と、同時にアクションの修理が待っています。

こちらのほうが音と密接になりやすく、こちらが大変です。

 

ハンマーも整形すれば十分に使える状態で音荒れもしていません。

どういった部品を使うのか、どう組合すのか、なやみます。

中には本革をつかうばっかりに摩擦が強くなる場所が存在してます。

それぞれのメーカーの木材との相性があってこれも大きなポイントです。

 

 

お客様もお問合せがはいってきておりまして、急がないといけません。

また、こういった修理はならし期間がでてきますからなるべく早めに形にしたいと思うのです。

 

コンセプトはいつでも「弾ける修理」です

ドイツ製の部品を組み合して再構築する、ということが売りではありません。

セオリーは下から下から作ることであって良い部品を組み合しても案外、ということはままあることです。

 

さて、他のことも

先日、店へはいってきてレッスンの音が聞こえる。

なんとも良い響きの曲が聞こえてきました、バロックです。

 

生徒さんがきて

「いい曲弾いてたね」

 

「うん」

 

先生が後できて

「先生、良い曲ですね、どっかで聞きましたよ。よくできた曲ですね」

 

「そーそー、むつかしいやけど、他の先生にも聞いて」

 

「誰にですか?」

 

「?!…!ちょっと待って」

 

と、お調べに行かれそうだったので、わざわざいいですよ、とおとめしました。

 

そして、来週わざわざ調べてくれて

「テレマンのファンタジやわ」

 

 

とのこと。

テレマン、バロック期の重要な作曲家のようですが、ほとんど知識がありません。

どうも長寿命だったようで、バロックから古典派への橋渡しをした功績があるようで、ちょうどこの曲もそういったものを含んでいました。

調べてみると、すぐにグリュミオーのバイオリン演奏がでてきました。

そういえば、バイオリンの子供のレッスンにおいても、発表会ではバッハのバイオリン協奏曲やこういったテレマンがよくでてくるようです。

どちらかというと硬派というか格式高い印象があります。

プログラムをみて、非常に立派なバロック作品が並びます。

少しピアノとの差異を感じます、こういった曲を全身で浴びて、そしてその響きに自身の音楽的感動板を打つなら?それは今後ピアノとバイオリンの奏者の音楽的な育ち方に大きな違いがでるのではないかと思いました。

 

それと、このテレマンの曲、コンペティションで聞いた気がしました。

皆弾いていたから記憶にのこっていたのか。

 

同時に色々なちびっこの演奏がでてきました。

いつもおもうのですが、この小学生の低学年あたりの子たちこそ、それは相当な早熟ですばらしい演奏ですでに役者になっています。

どれだけ指導している教師の方がこの子たちと同等のバロック期の演奏ができるのか、といわれると相当の少数派になるのではないかと感じました。

そしてどうも拝見しているとその少数派の演奏を実際見て、模して、模してみたい、自分で通訳してみたいと、感じているように見えてなりません。

 

まずもってどこまでもみてないのですが、中学生やそれ以上の方々より彼女らの方がなぜか良い音で弾いています、自分の言葉で話しています。なにがために弾いてないように感じてなりません。

それは所謂怖いものしらずや、身体的発展途上故の結果とは思えないし、中にはそれは自らの言葉をもってして、むしろすでに成熟した大人の演奏すらしていることに驚きざるをえないということであって、さらに後年、おそらく彼女らが年齢的成長をして出場している組みより雄弁、となるのは単純に技巧的難しさの向上による介入する余地の少なさからくるものとはどうも思えないところがあり、それはどう解釈してよいのかという思いを禁じ得ない気持ちになります。

 

ものすごい脱線してきましたのでここまでに…。

調律師はバロック演奏において長けたピアノが作れるなら、それは最高の資質をもったメカニズムを与えられたピアノといえるのはほぼ間違いありません。

 

ベルトーンピアノがはいってきます、これもシュベスターやイースタインと同じ並びで優れた隠れた国産の名器です。

またすぐにそれらしい音がでていて、また一般家庭より、ということで希少な一台になります。

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