足回りも大切

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今日のお昼はYAMAHAのGPで、結構年代物です。

製造番号は9万台です、今は出荷総数640万台程度までいってるはずですので、そのうち9万番目程度につくられたピアノ、というとどれだけ昔かはわかっていただけるかなと思います。

 

古いピアノ、我々、いや自分自身は、古いピアノというのは戦後そこそこ程度のピアノあたりくらいのもので60年代くらいはまあまあ年数経ってますよね、くらいのつもりです。それくらいピアノは長寿命です。

 

こちらのピアノは、弾きにくる先生より色々とオーダーを聞いていてそれに近づけるようにします。

消耗品が万全の状態ではありませんのでどうそれを形にしないと。

でもそういった言葉は叶えるためには自分なりの揺るぎない一部のセオリーがあります。

 

 

写真を撮りそびれましたが、こういった年代のタイプは調律という作業だけでもちあげるのと違って、そのほかにポイントもあります。足回りです。

ペダルはつっかえ棒などで支えてあるのですが、この時代は1本支えで1本で体重のった足に抵抗しないといけません。

こちらは朝のお仕事でピアノはYAMAHA C5Aのタイプ。2本棒が見えます。

 

 

この支えが緩まってきていたりします。

これだけで全身の力が足から抜けてきます。

これは音楽全体から力が抜ける結果にあります。

おしゃれもピアノも足からが大切で、かなり黙殺される要素ですがペダル上下の潤滑レベルだけの問題ではないといったところでしょうか。この時代にものもペダルは2本ではありますが2本支えに改造してあげても良いと思います。

 

とにかくアクションでもなんでも力抜けを一旦取り除いてあげると全体としてまとまってきます。

フレームのボルトを再度増締めするのも方法でしょう。

 

こちらはシュワンダーアクションが載っています。

シュワンダー自体がタッチが濃いわけではなく、センターピンの汚れ、潤滑性能、スプリングの金属疲労、当然整調のレベルが落ちてくるとヘルツよりそう感じる、というのが本当のように思います。

きちんとそこまでのレベルで何度も一度やってみてから判断する、ということをしないといけないと思います。

鍵盤上部でレガートがしやすく、ショパンが称賛したのもうなずけるアクションで、指に歌心を持つに非常に良いアクションかと思います。

 

木製、木製できた当時のアクション。

 

昨日のお客様の音高のお嬢様のところでふときかれました。

そのとき、シューマンのコンチェルトを彼女はタブレットで見ていて、彼女はこちらを向いて

 

「コンチェルト弾けるとしたら何が弾きたいですか?」

 

「うーん、ショパンの1番と、ブラームスの2番もかなあ、ブラームスは1楽章だけでいいよ笑」

 

ん??

急に振られた言葉に反応した結果に違和感を感じました。

さっと出た答えに自身が驚いてしまいました。

 

昔はベートーベンの4番とかバッハのクラヴィア協奏曲1番とかもっと内密なものだったんですが、それもそうですけど。

でもブランブルグの5番が弾けたら、それはもう弾き終わったら幸せの高揚感できっと倒れこんで燃え尽きてしまうことでしょう。

この曲は弾きたいとかなんとかを超越してしまっています。

 

今はインターネットで簡単にこれらの楽譜が買えるんですね。

グールドの映像を関東の大学の先生がもっているとのことで大阪までダイビングして送ってもらったりしていた時代は早くも過去となりました。

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