クラリネットのご商談も

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時間があれば合間合間にすすめていきます。

今日は、響板の塗装をしているところ。

 

鉄骨は、よごれを落として掃除と、弦のあたる場所の研磨など。

これで張力の渋滞もなくなり調律もしやすくなります。

鉄骨はきれいでそのままいきます。

この鉄骨こそ設計が詰まった型で、これによって音色成分なども決まります。

ハンマーをいらってもいらっても変えられない成分があります。

フレームボルトはフレームと同じ金色に塗装しました。

 

終われば、フレームを本体へ乗せて弦を張っていきます。

何をするか、どうやってするかがわかっているとそんなに時間がかかりません。

どんな工具や部品をつかっていくか、というのは経験ですぐにでてくるようになります。

こうなると作業は早くなります。

最終的に音を決めるのは、塗り替えられた響板や新しく与えられた弦圧以上に、新しい弦でもなく、人の手によるアクション調整が決めてになります。

 

今日は、お客様のところでクラリネットの商談でした。

クランポンのがほしい。とのことでした。

下は、有名なフランスのクランポン、こちらは85万円クラスのものです。

 

次にBuffet Crampon

クランポン(フランス)

 

お伺いして。

まず値段を見ずにもってきた合計5本、クランポン2本にヤマハ2本とセルマー1本。

 

個人的にフランスと国産のヤマハ。音色の特徴などを聞かせてもらえる良い機会となりました。

まずヤマハのSEというシリーズをおもむろに手にもち、息を入れて

 

「おおっ!」

 

良い音!

と、皆で驚いて。

鳴るね。

 

クランポンは…。

もちなれていて操作もしやすい。

これかな~やっぱり!

 

セルマーも良い感触。

 

値段を言う前に、一番廉価のYAMAHAを候補から外して。

後4本。また、セルマーは少し操作しにくそうで、しぶしぶ外れてきました。

 

のこりYAMAHA 1本と クランポンが2本。

まだ値段もいってなくて、事前でのご希望の機種もどれとはいってません。

 

「う~ん、これ(クランポン)よりYAMAHAかな、こっちのクランポンとYAMAHAなら、絶対YAMAHA」

と、なんと当初希望しておられた機種のクランポンが外れてしまいました。

 

残ったものはYAMAHAの上級タイプとクランポンのフェスティバルという高級タイプ。

お値段言う前に、高いものが残ってしまいました。

 

聞いていると、YAMAHAはすいすいとキーが動いていて、音外れがありません。

クランポンは息が抜けたところが聞こえる感じ。

特にYAMAHAは音階を上下して、スコンスコンと気持ちいいくらいにはまっていく様はアクロバットのように正確。

強く吹けば、それはもうキャベツを片手に包丁で次から次へと一刀両断するかのごとく爽快で見事なもの。

 

 

最後に残ったクランポンは

「その70mの管体としての音、だからあるべき音 だから歌うべき歌と作られるべき詩」

そのサイズだからできること、するべきこと。

鼻に抜けた音と7色のパレットは、ドビュッシーの話法を感じさせるもので郷土色を身にまとい、母国語の発音をもっていました。

なるほど定評はこういったところかと。

 

YAMAHAはとにかく運動性が高く、数値的なものは完全に勝っているように感じました。

普段の友としての密接度が高く、どれだけしゃべっても、ほほえんでうなずいてくれる聞き上手な相手が常にそばにいてくれるかのよう、こういったものがそばにあるのはとても良いことかもしれません。

 

YAMAHAにお決めになられました。

「YAMAHAになるとは思わなかったね」

とお母さま。

 

しばらく学校へいっしょに連れて歩いて、楽しい時間がもてますね。

ピアノは連れて歩けませんから。

連れて歩けないだけに、というところが調律師の仕事になってきますが…。

 

上の中古のC3は弦が張り込むあたりには、アクションの部品も届き次第急ピッチで進んでいけると思います。

お値段はできるだけお安くはしようかと思っています。

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