力抜けは音荒れ

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今日はシュベスター51、中古品の整備です。

音が出るピアノなので、出るというのは、色々な意味で出るという言い方ができます。

 

音が荒れているとします、ハンマーの整音の世俗的な意味では音を柔らかくしたり整えることです。

ですが、部品が荒れている、というのはイコール音が荒れるということです。

 

左は新品、右は純正。

随分と荒れています。

穴の大きさを見てもらうと、随分と大きくなっています。

ここが大きなポイントで、ピンをしっかり締め付けることができなくなってしまっています。

つまり弾くたびにガタガタと動きます、ここに力抜けが起きて音が安定を失います。

 

 

また、形状の大きさを1mm大きくすると、音は横に動き始めます。

直径が短いと、ソプラノよりになります。

あまりこうゆう音の観点で部品交換がされないのは非常に残念なことで多くはハンマーばかりに意識がいってしまっています。

ハンマーだけ交換してもケースによっては全く良くなりません。

また、いくら針を入れても反応が悪いピアノは、実はこういったところのポイントを押さえてあげないとハンマーフェルトの作用が活動しません。

 

オール交換。

これで基音のふくらみが出てくるようになります。

不思議ですが事実です。

基音がでてくると、例えば別れの曲が迫真の告白のような説得力をもって語るようになります。

 

もう一点。

バランスピン側。

赤いのは交換した新品。

白が純正。

みどりのものと同じことになっています。

またここはシーソ―のバランス部です。

ものすごい大事なところでこれで底辺のもちあげができるようになってきます。

実はこのピアノも入荷前に一度メンテナンスがはいっているようなのですが、上部ばかりが変わっていて底辺が変わってませんでした。これでは一過性の性能にしか仕上がってきません。

交換中

 

C3Bのグランドも。

一枚の織物です。

反物といって、これをナイフで割いて、良い大きさを加工してつくっていきます。

どんどんはがしていって。

新品を加熱させて、しっかりとしたフェルトの強さあたえていきます。

張り込んで。

3本ペダルへも交換します。

右が2本ペダルの部品。

右が3本ペダル変更のための構造です。

実は木材の質は古い方が圧倒的に良いです。

余計なものもついていません。無理で3本が必要なければ2本でも構わないと思います。

必要になったら出張取り付けしてもらえるお店は少数かもしれませんが、対応可能ですから。

 

全てセンターピンを交換しながらとりつけ完了。

 

他にもお仕事をいただいていて、早めに動いて準備しておくのがコツですね。

シュベスターも要所要所の部品交換と調整で良い仕上がりになると思います。

120cmサイズのシュベスターをお探しの方は良いと思います。

 

飛躍して。

なにより、これより大切なのはイルカです。

天真爛漫、いつも楽しいこと。

明日の会議、調律も納品も、その人の将来も、はたまた国政だって外交だってイルカに尋ねてみること、委ねてみること。

なぜ人がこれだけイルカに魅力を感じるのか、それに対して少し掘り下げてみると面白いことが見えてきそうです。

記事の上の方の存在感が一気に力をなくしました笑

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