シュベスター修理開始など

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出荷まわりだいぶとまとまってきました。

次に今やっておかないといけないこと。

中古展示品の整備なんです。

やれるときにどんどんやっておかないと。

 

今日は、ようやくシュベスター51の整備にはいってこれています。

 

鍵盤まわり。

 

全ての鍵盤消耗品を交換します。

とりたてて悪くなく本来はここもそのまま使えます。

でも「シュベスター」にならないから交換するというわけです。

まだまだピアノはピアノ自身が知らないのではないかという特徴点を秘めています。

なんでも調整調律整音はピンポイントではじめてほのかに霞んだ特徴点を音色として表出します。

それはあらゆる気象条件がそろわないとみることができない景色とよくにています。

ヨーロッパ製だから湿度調整や細かな調整が必要なわけではありません、すべてのピアノそうです。

調律師の世界も今から、といった段階なのかもしれませんね。

 

 

左二つと右二つが材質が違います。

色目も違いますね。

左は腰のあるカシミヤのような素材でした、右はおそらく消耗のためそのだけ交換されたクロス。

左は腰があり耐久性があります、右はぼそぼそとして弾力がありません。

 

 

このシュベスターの特徴は、非常に日本的なピアノで水墨画のような静寂、素朴、哀歓、2色の濃淡に人生を縮尺して日々の美、目の前に満ち切った充実に今一度目に留める、日本的なわびさびを感じさせるピアノにできる可能性があるように思います。

以前、突き詰めてやった54ははっきりとそういったものがありました。

チャラチャラ鳴っているシュベスターは荒れているだけで本来のものではないと思います。

 

ハンマーは国産の今出川ハンマーへオーダーをして作ってもらっているところです。

今出川ハンマーは以前和風総本舗で放送されていました。

どこまで伸びてくれるか楽しみな一台です。

 

EASTEINはご納品されていただきまして、その対になっていた存在、シュベスターにようや手をいれていきます。

随所に製造工程に愛情も感じされるピアノです。

 

グランドもあれば入荷して販売してみたいと思っています。

 

ブログの書き込み、良く思うのですが、自分の言葉にならないと書けないんですね。無理には本当になかなか書けないんですね、やってみて驚くことでもありました。

いきなりなんのこっちゃと思われますが、音と同じで思いに対して言葉や音が動くわけで、知り合いの方が書いてあるブログが先日目に入ってみてみるといかにも当人らしいものになっているので驚きました。

ただただ「今日こんなカフェみつけました、ピアノモチーフのものを見つけた」だけのブログだけにはならないようにしたいと思っています(それは多くの他の人に任せます)

 

最後にもう一つ。

今日のお仕事でした、孫が帰省でかえってくるのでピアノもちょっとメンテしておきたい、と20年ぶりに調律のご依頼とのことでした。YAMAHAのU2。

よくやることですが、ちょうどおられたお孫さんに鍵盤をさわってもらって。

 

「じゃ、こんどは鍵盤をはめこんでみない?」

案外これが他の方がやってないようにおもうのです。

とかく、あやしたり、子供扱いすることがあまり好きではありません。

 

この時、手をあてがったり、自分はできるだけ力をかしません、悩んで穴を合して四苦八苦。ようやくすっぽり、笑顔。

受け身的にやったことはその後残っていってくれません。

実は幼少期、父親が器用で簡単な庭師ができるくらいで、何でも木工ができたのですが、自分が悩んでいるとすぐにとりあげてやってしまって最後までやる経験が残らなかったことに起因します。

 

その四苦八苦してやってできたところは保護者の方も割と喜んでくれることが本当に多いものです。

鍵盤やハンマーをガチャガチャ珍しそうに触って騒いでもらっているのとは少し違った反応になります。

こちらもできるまで粘り強くお付き合いしないとダメですが、自分で考えて苦労して、最後は良い笑顔をお子さんはしてくれると思います。

 

文字だらけになってしまいました汗

気象条件が合わさったときにみられる けあらし という釧路湿原をアップしておきます。

 

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      コメント一覧

      先日、イースタインを納品いただいたものです。
      大変暑い中、時間をかけて調律していただきありがとうございました。

      中古ピアノを探していて偶然見つけたイースタインに一目惚れ&人耳惚れしてしまいました。それまで、イースタインの存在、名前すら知らなかったのに、もうその音に夢中です。

      ご縁があって、うちにやってきてくれたイースタインピアノ。
      これから、生涯たくさん弾いていきたいと思います。

      これからも、調律等でお世話になると思いますがよろしくお願いいたします。

      • 八尾のピアノ大好きママさん
      • 2018/08/08 1:59 PM

      こんにちわ。
      コメントいただいて驚きました。

      いつものことですがお写真撮らせていただくのを忘れてしまいました。
      イースタインの本も見つかればよいですね。

      吸音まわり、おそらく背中に一枚何かあればかなり良い感じになるとは思います。お部屋が過剰に響くことでもなさそうなので、ルームクリエイタ(オーラルソニック)は現在流通在庫のみですが、ちょうどこれくらい吸音になるようにも感じます。お値段も調べてみます。YOUTUBEでも実験動画もありますよ。

      当店としてもついに行き先が決まってしまったという感じです。
      明日にでもなんらかのお返事とペダルまわりの件でご連絡させていただきます。

      猫ちゃんもくつろいでいただける音であれば幸いです。
      どうかよろしくお願いいたします。



      • gclefさん
      • 2018/08/09 2:40 AM

      ご丁寧に変身ありがとうございました。
      ブログにピアノのこといろいろ書かれているので興味あって読んでいたので、コメントしちゃいました。
      ルームクリエイタの動画も見ました。さらにいい音になってくれたら良いのですが。期待しています!
      猫は、すっかりピアノに慣れて上でくつろいでいます・・・
      早くカバーをかけなければ(汗

      こちらのブログ、本当にピアノのいろんなことがわかって面白く拝見しております。
      弾いていても今まで内部のしくみのことは全く知らずにいたのが、知っていくと奥が深く面白いです。まさに「羊と鋼の森」状態(?!)、てまだ観てませんけど(笑

      • 八尾のピアノ大好きママさん
      • 2018/08/09 12:36 PM

      そうですね、調音パネルはなかなか効果的で、グランドは部屋と合わせた設置がむつかしいのですが、アップライトは背中におくだけで音もグレードアップし、タッチもまとまるようになります。
      また、防音という意味でももちろん効果がでますのでおススメしてますが、如何せん、値段も防音パネルより高いので高級志向の方へ販売が多いです。

      色々と珠玉混合多種多様なメーカーがありますが、国産でもきちんとした設計思想をもったピアノは結構すくなくて、イースタインはグランドもぜひやってみたいところですね、こちらはさらに希少になります。

      ではまたあとでご連絡いたします。
      よろしくお願いいたします。

      • Gclefさん
      • 2018/08/09 4:42 PM
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