浜松国際コンクール フィナーレ

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浜松国際がおわりました。

かなり日本人が残ることになりました。

牛田君は見事に2位を獲得、どのステージもどこを輪切りにしても隙の無い音楽、思春期から今大人へ変わる、いくつものメロディーをかかえた彼の心に胸を打たれた人も多かったのではないかと思います。

 

 

ピアニストとしての適正の高さ、その確固たる響きを確信に届けたステージとなりました。

 

アリョーシャ・ユリニッチ

ショパンコンクールとき、ここでも彼のことを書いていました。

ほりがふかく、彫刻のように刻む音を覚えています。

今回は、まるで別人のように変わっていました。

音と空気を見にまとって、楽譜の朗読にようなステージになりました。

2次予選で落ちましたが、上位入賞者となんらと変わらない、それ以上のポテンシャルを見せてくれました。

ここで入賞しなくても彼の歩む道に支障はでないことでしょう、ここでベートーベンの13番をだしてくるんですから。

 

タルタコフスキー 

古典によりそえる美しい音あそび。

曲を覆いきれない優しさも素敵なステージでした。

彼は一次予選で落選しましたが、2次も3次もききたかったピアニスト。

賞なんてなくともやっていける人です。

 

安並さん。

本選まで見事のこって6位というすばらしい結果を得ました。

彼は片田さんのように音が若い、音の扱いの優しさ。

部屋でも舞台、同じ音楽だから。今日はなんとオケ付き、とても幸福。

ブラームスの2番を選んだところ、その演奏にも心許せる時間を感じたのは自分だけはなかったと思います。

 

ザンシャオ・ルー

爆発したリストのソナタが強烈でした。

瞬間沸点の高さはメンバー随一、今後大きなところに達する可能性をもった人です。

牛田君は終始、曲を包括できる強さをもっていました、ザンシャオは部分的であったのが惜しいところでした。

審査員次第でひっくりかえる可能性が十分にあった大器でした。

彼は3次で落選。

 

 

リー・イン

彼女はその指。

まだまだ音楽は若く本格化はこれからの人。

指先ですべてやっていく音楽に独特の抜けた音楽のラインの放物線を描きました。

2次で落選。

 

賞より印章を与えられる人は一次落選者にもたくさんいた気がします。

もっと沢山魅力的な奏者はいてます。

一次二次で落ちた人で本選に残れるような人も結構いたのではないでしょうか。

 

通過すること以上に大切なことが沢山あるように思います。

今後各地大きなステージを求めたい方が集まっているわけでしょうが、それ以上にしっかりとした音楽的な動機をもっていて、それが言葉になり個性になっていき、それを聞きに行く人がいてる。

 

調律師も語りが必要です。

本当に「言葉」として発してしまっては彼ら彼女に笑われ、そのロジカルで平坦な砂山を山積し、その問いかけに反応すらできない時間を過ごしてしまいます。

 

〜入荷情報〜

先日ここで書いていれば、現在入荷調整中ですが、なんとディアパソンGP 183BG(1990年程度製造)をお引き取りのお話しをいただいており、お客様と調整中です。いずれにしても展示スペースがありませんのでいただけるにしても年明けになります。ご興味ある方はお楽しみに。80万円くらいかと思います。

 

http://gclef-nara.com/

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      コメント一覧

      夏にブログ上で相談頂きました者です。
      新品C3Xを買おうかとと思ってるのですが、
      C7や6サイズにまだ未練あります。
      貴店にC7情報が出ておりますが、
      リビングで使われてたとの事、
      狭い7畳前後の和室部屋ではどうでしょうか。

      • tamaさん
      • 2018/11/29 5:22 PM

      tama様

      お世話になります。
      7サイズのどこを中心にとらえるかということもあるかと思いますが、一般的に1から5サイズと違い、7になると否応なしにそこそこの状態でも中音から下に大型GP特有の音色成分があってサイズは後では変えれませんので、入れるご検討のできる方は考えてもらうのも良いかと思います。

      鍵盤の長さ、ハンマーの横幅のサイズなどフルコン仕様にかなり近くなり、5以下と線引きがされていて違う仕様に変わってきます。また、弦のセクションの割も変わってきまして、低音のセクションの数も1〜5型と異なり、響板への伝わる場所が変わるので別の響きができるのも当然といえば当然ともいえそうです。

      実際のサイズは40cm変わらない奥行ではありますが、いざ部屋に入れてみると壮観というかほぼコンサートピアノのような外観といえます。

      音量の問題に関してはなかなか一概にむつかしいですね。
      ただ、畳ということと、例えば7型でもピアノの下にものを敷き詰めたり、吸音材を詰めると相当変化しますし、当店にある80年代のC3はおそらく弾いてもらうとそこそこの7型より響くほど鳴りまして、例えばこのピアノを密閉され、吸音作用のない7畳にいれると響きすぎてしまいますから調音する必要があります。

      個人的に3型で良い、といった感じの方も多いので大型を置いてみよう、と思っておられるのであればトライしてみてはとも思います。

      畳とあらばかなり響きはデッドにはなるかと思いますので鳴りすぎれば下にものをつめる、吸音材をつめるなどで過剰なものはほぼ調整はできるとは思いますし、例えば新品ショールームで同じ機種のサイズ違いを比べて7型が3型より比べて異様に鳴るということは個人的にはあまり感じませんでしょうか。

      • gclefさん
      • 2018/11/30 12:04 AM

      とても丁寧なご回答をありがとうございました。
      実はフルコンは弾いたことがあっても、5型までしか展示なくて試せていませんでした。
      確かに3型も良く鳴ると言うか、大きい音は出ますね。
      また機会ありましたら、是非よろしくお願いします。
      失礼しました。

      • tamaさん
      • 2018/11/30 6:31 PM
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