C7修理中。

- comments(0) trackbacks(0) gclef

 

C7の修理をはじめています。

中古品はつねにすすめておかないと全くすすんでこないので、ちょこちょこと少しでもすすめておくのがこつです。

 

7型、このピアノの特徴を少し。

5以下とは違う設計になっています。

っ鉄骨外装、特にこの時代は「スタインウェイ」を相当意識していたのかあちこちのその影響があります。

 

 

ことなった鉄骨とアクションのセクション割。

腕木は先端に向かってややシェイプしています。

これもスタインウェイ。

前屋根の構造もスタインウェイを意識されていて、これもまたアップしていきます。

 

わかりづいらいですが、このアクションをのせる土台。

とても大事で底辺になります。

ここをどうつくっていくか、でピアノの全体像が変わります。

7型の大きなボディが鳴るかどうか、ここで決まってしまうといっても過言ではありません。

低音にむかってやや膨らんでいます。

 

わかりづらいですが、、、

低音にむかって縦幅が微妙に広いんです。

これはフルコンサートと同じで、よりよいハンマーが打つ弦の位置を最適に近づけるようにしてあります。

これも5以下では採用されていません。

 

 

また鍵盤も非常に長くて、長いストロークで演奏できます。

これは鍵盤を押し下げる際、物理的に余裕のあるストロークで演奏できます。

 

 

ばらしていきます。

アクションの骨組みだけになりました。

ここまでばらすと、完全に掃除が可能になります。

 

 

はずされたウイペン。

 

ウイペンの修理。

ここはいちいちしなくとも問題はありませんが、最近入荷したGPはほとんど行っている修理です。

なぜならタッチの潤滑レベルをあげること、結果としてピアニシモのレベルがとれるピアノになります。

結果的に軽さを感じるピアノになっていきます。

 

 

磨く前のスプリング。

磨いた後、ほとんどわかりませんが、ここだけですでにタッチのレベルがでやすいピアノにかわっています。

こういった形でおさまります。

指で動かすと、あら不思議

「弾きたくなるタッチ感」がわかります。

なにをしたいのか?結局弾いてもらえるピアノにするわけです。軽いとか重いではなく。

スプリングのあたる箇所をスムーズにしていきます。

弾かれずに固まると、部分的にへこみます。弾き始めるときにぐぐっと動くので初動が鈍いです。

ということは弾きづらい、わけです、急に動き始めるので対応しにくいピアノになります。

パンチングに幅ができています。

これもすべて交換。

底辺の力漏れは音の鳴りが悪くなります。

鳴りが悪いということは演奏の悦びにつながらなくなります。

 

鍵盤のブッシングはすべて交換済。ここだけで5時間ほどかかります。

センターピンもすべて交換済 ここも6時間ほどかかります。

両方交換ともせずとも何年も使えます、ただ大きいだけで持て余すタッチの7型が永久に治らず、大きさの所有感だけが残っても仕方ありません。

 

 

横山幸雄さんが、普段重いタッチで練習する、といったことについて、外のピアノで弾きにくいピアノは単純に重いだけで解決はできるものではなく弾きにくい⇒重いではない、複雑なものであって普段のピアノを重くすれば慣れて解決できるわけではない、といってました。

高価なピアノより普段から調整されたピアノが大事と。

ホールでも「普通」のピアノが少ない、ということを言ってました。

 

つまり、普通に調整された潤滑調整、調律、整音、その普通のピアノが少ない、そのためにわざわざ高いお金を払って遠方より調律師を呼ぶことになる、といってました。

 

潤滑が落ちて汚れがたまります、タッチのレベルが出ません、これで普通を外れていきます。

調整寸法が1mmずれて、ハンマーの発音箇所が変わります、これも普通ではありません。

普通に仕上がることの大変さ、ここでも何度か書いてますが、「普通の調整」が本当にできればどこでも通用すると思います。

 

言葉で書くのは簡単、やるのは本当に難しいことです、まずその普通にするためにこういった土台をノーマルに戻してあげるのが大変なことで、新品出荷でやらない肯定でクリアランスもとっていきます、またご紹介します。

どのようにピアノを鳴らしていくか、といったこともご紹介します。

 

さて、このC7もどこまで仕上がるでしょうか、楽しみです、底辺は押さえていってますのでまずまず行けると思うのですが。

余談になりますが、弦・ハンマー変えなくても「普通」であれば極めて高いパフォーマンスを継続的に保つことができます、逆は無理です。

  • 0
    • Check

    スポンサーサイト

    - - - スポンサードリンク
    • 0
      • Check
      コメント一覧
      コメントする

       

      トラックバック

      この記事のトラックバックURL

      無料ブログ作成サービス JUGEM