最近のこと

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昨日のお客様のところで。

C3のソフトペダルの雑音でした、キュキュっといつもより大きな音。

 

これはモデルなどにより接点の材質がことなるため、モデルによって出る出ないなどがあります。

このタイプは85年ごろで、Cシリーズの扱いやすい流れをもった最後の世代になるかと思います。

軽い、鳴る、弾きやすい。

 

原因はアクション下部の滑り金具と棚板の接点でした。

ここも潤滑剤で入れてあげれば瞬く間に治りますが、継続的に良くする、というのはむつかしいことです。

棚板をサンディングして完璧に黒ずみを落とす方法が良いですが、棚板なのであまりサンディングはしたくない、金具は磨いて、あとは手ぬぐいなどでゴシゴシひたすらこすっておとすことにしました。

 

その後、染み込まない粉のものを木にあてて。

新しい製品で油系をつかうときは、端切れの木材にあらかじめ染ましてテストをします。

妙に粘っこいものをに染み込んでしまうと、もうとれなくなって本当に良い潤滑が、たったこれだけのことで失われてしまいます。

 

とりあえず後戻りの利く方法で対処しました。

現場では結果を残さないといけない焦りや時間もそうです。店だとある程度フリーなのでゆっくり検討はできますが、現場での方が培われるものがまた違うところがあります。

限られた工具や持ち物で最適な結果を出す必要があります。そこでついついすぐにハンマーを削ってしまったり、濃い油やワックスを使ってしまいたくなる気持ちを、もう一度、しゃがみこんで工具を並べているふりをしながら自身の発想を待ちます、この時間をもてるようになるには、工房や店での裏付けのある仕事をしていたかどうか、というのが後押ししてくれます。

 

それが面白い、と思えることも結構あるんですね。

 

文字ばっかりでつまらないので画像をいれておきます。

ディアパソン183も行き先が決まりました、このピアノは人肌のある音が特筆。

 

ピアノって本当に非常にささいなことでダメにもなりますし良くもなってくれます。

とあるネジを0.1ミリもどすだけで「弾けない(弾きたくない)タッチ」にうごきます。

ちょっと、書きたいことから横道それてきたのでピアノ技術はここまで。

 

さて、よくわからない陰気なピアノ技術の話題は離れて、こちらのお客様、お子様もそろって上手なんですね。

下のお子様がもうすぐコンテストの時期のようで、最後に弾いてくれました。

体の重心を上の方に肩で曲をこなす弾き方、高い重心で、もちあげながら曲の雰囲気を出そうとして弾いてます。

 

まず思ったのが、そういったことを習っている先生はその持ち味の良さを認めてあげているんだと。

普通は形からどうこうといわれそうなものです。

続いて、お母さまが

 

「この子はなんだかんだ楽しそうに弾くから…、なぜか間違ってもあまり指摘したりする気持ちがなくなるんです」と。

 

この言葉の応用の広さに目が覚めました。

先生の存在、その責務の多くは自身で手に取ってみれる、首をひねってみれる気持ちを育みつづけることで集束されてしまうように感じます、結局コンテストも良い結果がでるんだそうです。

 

ちょうど、ピティナコンペティションの時期にもはいっているようです。

先生に言われて、あっと予定を見るともう終わってきている日程もあるようで、一日ほどは見に行ければと思っています。

 

スペースの問題が大きく解消されてきました。

アップライトのシュベスターを再度入荷する予定です(まだ全く決まってません)

アトラスやアポロでもレンナーアクションを載せたタイプが沢山ありますが、ネームバリューがあるようでものにより結局YAMAHAのものより湿気っぽくなりやすいものも多くて実際の状態の良さと修理のしやすいものが結果が良いです。

シュベスターも実物確認必須のピアノでむつかしいところがあります。

ではまた。

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