ご婚礼の調律

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式場内で調律でした。

ピアノはアップライトで、お部屋を満たすのにやや弱いですが、調律的手元でやるだけやってみます。

 

ピアノの癖やお部屋の空調、色々な要素でピアノは変わるし、調律も変わります。

YAMAHAのまだ新しいタイプです。

40年ほど前はYAMAHAだけで20万台を生産、今は年間2万台ほどだそうです。10分の1。

経営観はわかりませんが、時代がかわり単純にすべての設備や人件費、そのもろもろを10分の1にすぐ変更できるものではありません。材料費も当時と同じことはできないでしょう。

 

 

その中で変わっていくものもあります、例えば古いタイプには見られないバーのネジが緩んできて、グラグラに。

強打するとフォルテで音がバーを押し込んで異音を起こします。根本的な仕組みが弱いのは修正に時間がかかります。

 

調律も昔より保持がやや悪くなっていると思います。

いい意味でいえば遊びというかトルクにユトリがある。良い意味で伸びやかに音を作りやすくなります。

ピンが汚れなどがたまりやすい材質になればよい調律はできなくなります。

それだけダイレクトに音にかかわってくるのが材質です。

 

今日は、ご婚礼です。

我々、狂いやすいピアノに対してどう調律するのか。

簡単にいえばチューニングピンをできるだけまわさない方がよいというのは一つの結論です。

大きな動きをすればそれだけピンが安定を失います。

調律していて、もうピッタリあっているピンがあったらそれは触れないほうが保持は間違いなく良いです。

ですが、不思議なことに音はあっていてもピンをいちいち動かして合わせなおしたほうが音質は美麗でエレガントになります。

 

ご婚礼は一回だけのこと、それなのに明日明後日のこと(音律の保持)のことを考えるのは依頼人に失礼だ、この2時間のことで最高の音の演出を選ぶようにしました。ピンを動かして、ピンの動き方による音の流れを作り、弦を停滞なく綺麗に伸ばし切るようにします(そもそも音作りという観点で調律しなければ、動かさない方を選ぶメリットしかでないとは思います⇒まざり気をとるだけの地味でつまらない音になります)

当然調律だけのこして失礼しますのでどうなったかはわかりませんけども。

 

そういえば指7本のピアニストの方の最近有名な方らしく、調律依頼がはいっていました。

当日リハーサルの立ち合いがあればまたご報告します。

 

C3のベースアップの修理です。

ハンマーのセンターピンはすべて交換済で、つぎはウイペン一式。

 

ジャックと呼ばれるピンを交換します。

ジャックは指先にあたります。

ごくごく薄くトルクをします、これがみそでよりよりタッチのコツです。

ジャックはスプリングで湿度変化に強いからと、強めのトルクで、と言われていますんが音質目線、タッチ目線では逆だと思います。

ウイペンはやや腰にあたるので強めのトルクにします。

それぞれ、センターピン交換による部品のいがみがでます。

これをやるとやらないとで発音がまったくかわってしまいます。

全て交換終わって、次は鍵盤クロスまわりをすべて張り込んでいきます。

骨組だけになったアクション。

鍵盤まわりはもう少しかかります。

 

外装はもう終わっています。

試弾きは下旬かな、増税後のご販売になりそうで遅くなりました。

 

今後の展開として、ベヒシュタイン、ホフマンなどのヨーロッパものの展示もはじめるかもしれません。

良いものであれば遠方からでも足を運んでいただいて久しくすらなってきています。

同じものを同じ地域性で買えるなら、各々の地域でご購入されればと思います。ちいちうちでやることはありませんので何か面白いものをしていきたいと思っています。

こちらもまたご報告します。

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