中古ピアノ消音取り付け特典 1台のみ
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KORGの定評のある消音ユニットがちょうど現行タイプのラインナップが変更になったようです。
KHP-300
ピアノにヘッドホン機能を取り付けて、24時間弾けるようにするものです。
以下の画像のものは、お安めのタイプでとりつけ料金込みで10万円ほどのタイプになります。
もう一つのグレードは取り付け込みで16万ほどします。(音色や録音などの多機能タイプ)
このお安いタイプが廃盤になるようです。おそらくこの安いタイプばっかりが売れて、またメーカーとしても単価が取り切れないので取りやめになったのだと思います。このタイプがでるまでは消音といえば15年ほど以前は
「消音とりつけ=20万円ほどかかる」
というものでした。それがこのタイプは10万円くらいなのでよく売れました。
これが最後と、各楽器店や調律師が取り合いになったようです。
当店はその争奪戦には加わっていなかったのですが、あまれば教えてくださいといっていたところ、本当にメーカーより1台まわしてもらえました。
KORG KHP-300
当店の中古ピアノをこれからご成約いただく方に、この1台を無料で取り付けサービスにしようかと思っています。
(ピアノ本体値引きは各先生方のご紹介でも今回はできません)
また、この消音に取り付けにあたって、もともとのピアノの性能はどう変化するのか。
近年、ネットの普及でなんでも情報が手に入るようになってきました。
タッチが悪くなる、機器がはいるのでよくない。板に穴をあけるから…。
色々と情報が飛び交っています。
ただ、消音を推進してメリットのある会社はいいようにいいますし、そうでない会社はその変化や、また、機器を木製楽器にとりつけるなんて、と悪くいうもので、そうゆうものです。
当店では、ご希望の方は目の前で実際のピアノで疑似的にその変化を示して体験いただけるようにしています。
主にレットオフという調整項目がかなり広めの調整に変化しざるをえなくなります、GPへの取り付けは構造上そこまで変わりません。
レットオフは指先の感触に関係してきます。ピアニシモの際、「指先」でコントロールがしやすいのは2mm以下の寸法で、消音用の5mmや8mmなどになると、ピアニシモのコントロールが第2関節のあたりにまで上がってきます。
ただここまでコントロールしている人はそもそも美しい音を自然に引き出せる奏者でもあります。
いつも言っていますが、究極本当に良い音を欲せるかたはレットオフに限らず美しい音が出せるものです。(ただ労力が大きくなります)
ただ、結局24時間気持ちよく弾けることを優先したい方はヘッドホンをつけるのも方法だと思います。外すことももちろんできます。あまり神経質にならず疑似的に調整したものを触ってもらって、一度お越しいただければご説明します。
板の切断や穴開けに関しては、主に一部のKAWAIとなります。切断箇所については工場時で通常切断するものが、していないだけで、その部分を削除するといったとらえ方で問題ないと思います。
長くなりました、最後のKHP-300を中古ピアノをご購入の方へ取りつけサービスしますということでした。
10万円ほどのサービスになるので、過去に前例はありませんが、1台分しかありませんのでそれをサービスとさせていただく予定です。
ご興味あれば。