近況のことなど

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調律先でのYAMAHAのC2です。

C2は歴史がまだまだ浅く、C1やC2は90年に入り始めからだと思います。

鉄骨の色が以前の金色ではなくて、土色に変化しています。この外観でだいたい往年のグランドと現代のタイプと大きな切れ目となっているのととらえてもよいかもしれません。設計、素材、組み立ての質感などだいぶ時代の流れとともにできること、できないこと。

 

 

以前当店の先生がこの時代にものをお使いで

「とてもタッチが重くて毎日弾けるピアノではなくて困っている」

とのこと、そう、この時代にはいるとタッチと音質の鳴りに関して、以前のYAMAHAタイプと真逆のことをちらほらと言われ始めたように感じます。

ーカーの設計のねらい、それを実現できる環境(コスト面なども)あります。

引いた図面の実現率というのは、技術力といえます。

 

このタイプもチューニングピンブッシュがはいっています。

金属のピンを取り囲むように丸い木製の部品がはいっています。

ピンブッシュといいます。上の方の丸い木のところ。

これはピンの安定性が得られるし、いかにも日本的に確かな作業がしやすいかと思います。

 

これはスタインウェイははいっていませんし、以前のベヒシュタインやベーゼンなどは鉄骨がここの部分にそれ自体がなくて、板がむき出しになっています。

これは鉄骨への余計な振動を省いたり、またダイレクトなピン操作ができるので大変音楽的だと思いますし、いかにも音色や人肌の息吹を大事にした気持ちがうかがえるように感じます。

 

それがYAMAHAのCFシリーズのCF4など、最近開発されたタイプ(1000万ほどします)が鉄骨くりぬきで、木材が丸出しの設計を採用していて驚きました。

ベーゼンドルファーを傘下において、こういったところへの投影があったのでしょうか。

 

それはそれおき。

真ん中の黒い四角が(少し下におりているところ)が左によっています。

その横の部品も左にいがんでいます。

 

 

下に専用台を置いて叩きながら微調整します。

真ん中からの突き上げがはじまるので、フォルテとなにより手ごたえが変わってきます。

一台全てやるのは調律時間では足りません。

ですが、5,6つでもやるとなぜか全体的にピアノが変わったような印象をもちます。

 

 

ピアノのレッスン用以外にも使いますか?と

ヴァイオリンの先生の伴奏でも使っているんですよ。とお返事。

 

それなら先生が伴奏でなにげなくピアノに触れて「あ!」と思ってもらえるように。

土台調整、これでピアノが一気に変わります。鳴るようになります。(ただ、材質や部品取り付けの精度が落ちたピアノはいつまでも安定しません、やはり材質と組み立ては大事かと思います。どんなにやっても安定しないものもあります。

 

 

C2の響板。

以前のタイプより目の幅も大きく、ムラはでてきました。響板は材質もそうですが制作工程が大きな役割を果たしていると思います。なんでも最後は人の手が大喜いと思います。

売上はが大きく変化してきた以上、同じことは無理でしょう、その中でどこで補填していくのか。

 

 

 

さてこちらは帰ってから外装の補修中。

塗装担当が作業中。

 

 

新品のように外観も修理していきます。

http://gclef-nara.com/

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