183入荷

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ディアパソン 183Eが入荷しました。

183Eは、大橋氏が目指した音質成分を明確にもっている最後のディアパソンかなとも思います。

以後もKAWAIのものと差別化するための仕様としていてそれぞれ良さがありますが、独特のベヒシュタインの粒立ちをもっているピアノといえるのはここまでかなという気がします。

カンパネラなど弾てもらえばすぐにその違いが分かりやすいかと思います。

 

鉄骨もシンプルで余計なものがついていないすっきりした味わいです。

雑味を極力減らししかるべき倍音のみを残したその「ナチュラルクオリティ」は音だけで酔いしれる、という意味ではYAMAHAとも随分違うピアノですね。

 

入荷したてですが、必要な音色成分がはじめからのっていてより強調した形に仕上がりそうです。

 

黒檀、象牙の組み合わせです

象牙は漂白していきます。

いつも通り、値段以上の性能を備えてお届けできるよう努めていこうかと思います。

68万円くらいを予定しています。部品まわりは消耗品一式交換でその他はオリジナル部品を修理・調整していきます。

国産のピアノはどれも値段以上に仕上がるピアノばかりです。購入する人がうらやましいこともあります。

 

C3Eのタイプが出荷されていきました。

こちらにいた期間は短いものでした。

整備行いましたが、新しいYAMAHAほど高音の仕上げがむつかしい。

融通がきかなくて調整の幅が少なくどこから汲み直してくるのか。

ピアニストとして演奏は十分なものができますが、調律師として物足りるところの領域を残しているように感じます。

奏者が満足すればそれでよいわけなので逆説的であるのですが。

 

 

状態もよかったのでまだ製造25年程度で、調整後は新品のような音質になってしまいました。

特別な部品交換をせずとも、下回りを洗い直して、寸法を取り直して、ハンマーの動きと弦の関係を最適にします、それだけでなぜかピアノが若返るのはなんとも不思議な現象です。

 

一時期、C3ばかりをずらっと並べて年代別にしてみたら面白いかな、と思ってはいたのですが、贅沢なことに同じ機種ばかりでは感覚が新鮮ではいられません。仕事では「やらねばならない」を次々と与えてくれます。ありがたいことでもありながらこちらが鮮度を失えばもう店もピアノも存在意義がありません。


明日は晴れるかな。

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