作業のすすめ

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新スタッフといっしょに色々と店内で修理しています。

今日は外装の研磨を覚えてもらいました。

 

 

外装の仕事は、女性に好きな人も多いです。

現在はポリ系の素材なので強い研磨ができ、新品の光沢がよみがえります。

主に70年以前はラッカーやカシューといった2液性のものが使用されています。

薄く柔らかい皮膜、ポリは硬く頑丈な皮膜。真逆の塗装といえます。

 

先に手を動かしてやってもらえるので助かっています。

 

自身の方向性は、作業の正確性というより、音との関連性を感じてほしいということです。

すべての作業は楽音としての力強さを求めた結果だということにしていってほしいと思っています。

やり方や夥しい技術論はそれだけで自立したものではなく、あとでついてくるものだと思っています。

 

さて、YAMAHA YUXがはいってきました。

これは、当時ハイスペックで売られていたUXの後継になり、よりデザイン性とハンマーもマホガニー材を使用し、前窓からの音がぬける設計と、贅沢な設計は、現在の新品より高い値付けがされていることもあるXシリーズです。

YUAというタイプもありますが、こちらは当時の設計があだとなって、内部の構造を改造する必要性をもっている箇所があるので、こちらの方が良いかと思います。

 

背中がドイツの逸品、グロトリアンの設計を模して造らています。

39.8万円で販売予定。

響板材も美しく、すばらしい材料を使用。

材料としては、このあたりまでが一区切りのピークとなるかもしれません。

数年後には、Pianoブームが落ち着きを見せはじめ、材質とより華やかに音が求める思想のバランスがやや傾き加減になってくるように感じます。以後のU1AやU3Aのタイプなど、もうその片鱗が見え隠れしてきます。

 

ほれぼれする材料。

 

この時代は低音弦のボン線が顕著な時代でもあるので、あらかじめ低音弦の弦交換を行い改善して販売いたします。

明日から解弦していく予定です。

UX系はこのようにアピールポイントが明確なところがあります。

営業としても案内、売りやすいんだと思います、音質的にもは華やかなのでとっつきうやすいですが、UXだけがとびぬけて優秀なピアノというわけでは決してありません。

 

あたしいスタッフには、1つの工程がすすんだら

 

「弾いてみてください」

を繰り返しています。

 

音やタッチがほとんどかわらないような工程でもいちいち弾いてほしいと思っています。

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