おけの葉っぱのおはなし

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お正月、いつもお仕事をいただいているフルートのコンサートの仕事があります。

実質この仕事が仕事はじめとなっていて、自身と学生時代の同僚の調律師二人で共同で仕事を行います。

 

作業がおわって、リハーサルのチェックがあって、それが終わって3人で昼食。

朝早いのが辛いところですが、楽しい仕事となっています。

 

さて、そのフルートの先生です。

沢山の生徒をかかえていて、演奏と指導だけで生計を立てています。
様々な工夫や苦労をしてきたことが話の中でうかがえるもので、こちらはずっと昼食中、お話し聞かせてもらっている感じ。

 

先生はあちこちで音楽教室の教師としてかかわっているのですが、とある音楽教室主宰者と方針で喧嘩になってしまって出ていくことなってしまったよう。主宰者当人のことをずっとよく思っていないようで毎年毎年この昼食会で今だに文句をお聞きします。

人として問題があるとかなんとかそのまわりのようなことを延々と話されます。

でも一つだけ、彼から教わったんだと。

その言葉、それを毎朝そのを胸に仕事へ向かうですと(!)

 

 

「おけの葉っぱ、あなたは手元へ手繰り寄せようと手招いて水を掻きこんではいけませんか?逆なんですよ。反対の方へ水を押し出してあげる。すると向こうへあたって、こちらへ寄ってくるんですよ」

 

 

つまりそのような普段からそのような接し方をしなさいと教わったんだそうです。

なるほど。

 

フルートの先生の性格をよく知っています。

賢い人なので、物事のあらゆるを計算できる人です。それだけに簡単な言葉で説得できる人ではない方です。

 

自分には先生を説得はできないなと思います(わざわざすることはないけど)

ご参考にしてください。

 

性にあわずわざわざ庭から葉っぱをもってきて写真をとりまして、浮かべてみました。

ちなみに、実際水を向こうへ押し込んでみるても横へスライドしていって簡単には戻ってきませんでしたが苦笑 

 

183入荷

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ディアパソン 183Eが入荷しました。

183Eは、大橋氏が目指した音質成分を明確にもっている最後のディアパソンかなとも思います。

以後もKAWAIのものと差別化するための仕様としていてそれぞれ良さがありますが、独特のベヒシュタインの粒立ちをもっているピアノといえるのはここまでかなという気がします。

カンパネラなど弾てもらえばすぐにその違いが分かりやすいかと思います。

 

鉄骨もシンプルで余計なものがついていないすっきりした味わいです。

雑味を極力減らししかるべき倍音のみを残したその「ナチュラルクオリティ」は音だけで酔いしれる、という意味ではYAMAHAとも随分違うピアノですね。

 

入荷したてですが、必要な音色成分がはじめからのっていてより強調した形に仕上がりそうです。

 

黒檀、象牙の組み合わせです

象牙は漂白していきます。

いつも通り、値段以上の性能を備えてお届けできるよう努めていこうかと思います。

68万円くらいを予定しています。部品まわりは消耗品一式交換でその他はオリジナル部品を修理・調整していきます。

国産のピアノはどれも値段以上に仕上がるピアノばかりです。購入する人がうらやましいこともあります。

 

C3Eのタイプが出荷されていきました。

こちらにいた期間は短いものでした。

整備行いましたが、新しいYAMAHAほど高音の仕上げがむつかしい。

融通がきかなくて調整の幅が少なくどこから汲み直してくるのか。

ピアニストとして演奏は十分なものができますが、調律師として物足りるところの領域を残しているように感じます。

奏者が満足すればそれでよいわけなので逆説的であるのですが。

 

 

状態もよかったのでまだ製造25年程度で、調整後は新品のような音質になってしまいました。

特別な部品交換をせずとも、下回りを洗い直して、寸法を取り直して、ハンマーの動きと弦の関係を最適にします、それだけでなぜかピアノが若返るのはなんとも不思議な現象です。

 

一時期、C3ばかりをずらっと並べて年代別にしてみたら面白いかな、と思ってはいたのですが、贅沢なことに同じ機種ばかりでは感覚が新鮮ではいられません。仕事では「やらねばならない」を次々と与えてくれます。ありがたいことでもありながらこちらが鮮度を失えばもう店もピアノも存在意義がありません。


明日は晴れるかな。

C3E調整中

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C3Eの出荷の調整です。

まだまだ若い機種で、90年そこそこの年代のはずです。

以前から書いてましたが、このあたりからピアノづくりの方向性が少しずつ変化していっているように感じます。

いい意味では和声的へ、逆に単音の旨味が減ったようにも感じます。

また、最高音部の冷ややかな音質感はよりやや目立つようになったようにも感じます。

 

 

中低音はあまり苦労なく良い音を得れる感触は捉えました。

ご納品の際には、お客様もピアノのサイズが大きくなったように聞こえるのではないかと思います。

「鳴る」というのは良い楽器の基本要素ですが、響くということであって音の大きさではなく、その迫真性をもって響くその説得力のことを指しています。

 

 

 

ジャックの偏り。

左に四角がよっています。

3割ほどは同程度の状態でした。

新品でも同じです。叩き修正していきます。これで基音の発音がはっきりしてきます。

とても大切な調整。人の手でどうしてもやらないといけないような箇所は国産家庭用では省かれる調整が沢山あります。

 

和声的にはなったが、右手より上は随分と個性がない音色をもっていくようになった気がします。

どう個性を出していくか。

個性を出すのは、まず上記のような余分な余白をとっていく必要があります。

余計なはみだしやいがみを脱いで脱いで、一皮むいたところに輝くものがでてくるのですが。

仕上がれば記録用として録音していこうと思いますが、どうも「調律の音」も足してあげないといけないような感じ次高音以降の高音がなかなか満ちてきません。

ユニゾン調律は奥が深く、ダイミクスレンジや音の詰まり具合を左右します。

 

ご納品は、先輩スタッフ担当です。

どのピアノもそうですが最後の一押しは、そのポカリと不自然に空いた空間にピアノが入ってきて、ワクワクを背に感じて合される調律が最後の一押しとなるはずです。

 

さて、別のピアノ、よく弾かれたピアノのハンマー。

すごい弦溝です。フォルテでも弾かれたんだと思います。

60番でまず弦の溝を落としていっているところ。

 

とりあえず整形していきます。

粗い番手ですので毛羽だってモフモフの状態になりました。

 

ここから100番程度で毛羽立ちを押さえて逆剥けを整えてつるつるに仕上げない程度にしておきます。

120番以上を超えるとどんどん音質も硬くなっていきます。メーカーにより600番などで仕上げても良い音を出す楽器もあり、高番手で仕上げる調律師も沢山いてますが、これは基本的に音色の画一化になります。

ピアニシモが立ってでているように聞こえて、「ピアニシモしか出ない」という、しかも硬質であって、フェルト表面の硬さが弾性を失なってしまっています。

これは実はピアニストにとってはピアノもピアニシモも同じ音色に画一化されてしまうわけです。

我々はピアニシモのレベルレンジを広く細かくするためにその他の調整も綿密におこなっているといっても過言ではないかもしれませんので逆の方向へいってしまうことがあります。

 

ハンマーの整形と同時にセンターピンの交換へ。

センターピンの交換は良い音の要となります。

はみだしをやすりをかけて余白をとっておきます。これは音色のために行います。

 

さて、RX-Aはもう少し先になりますね。

早くこないかな。良いピアノが複数あったのであれこれ悩みましたが、これを選んでよかったと思っています。

展示品の種類、特にグランドのラインナップに変化を持たせていく予定です。

 

カワイ RX-A入荷

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KAWAIのRX-Aの入荷がきまりました。

現品を確認してきました。

ベースとなる木材の使い方がすばらしく、好感を持ちました。

 

ハンドメイドクラフトと書いてあります。

KAWAIのフラグシップモデルなので、KAWAIで最上級のピアノという扱いとなります。

原器工程ということを考えると、現在のSHIGERUKAWAIより格上であるともいえます。

 

ピアノのベースなると支柱と響板。

スタインウェイやベーゼンなど潜って下をみてもらうと、その美しさに驚かれると思います。

YAMAHAはどちらかというと剛性を感じさせますが、ベーゼンドルファーなど特に木材の美しさに驚きます。

同様のものがあります。

 

サイズは200cm程度で5型扱いとなります。

さほど大きくはないです、ショパンのコンクールなど大事な本番へもEXといっしょに同行していたピアノのようですね。

 

流通量は極めて少ないピアノで、作業も楽しみな一台です。

販売価格は180万円くらいになると思います。

新品のSHIGERUKAWAIは手が届かない方、ヨーロッパ系のピアノに金額的に無理な方へも良いと思います。

 

巡合わせ、それは必然か偶然か。

「ジークレフさんはどういったところをチェックされてるんですか?」

と担当者から聞かれました。

 

「これくらいのピアノになればこそ、ざざっと弾いてまず何を感じるのか?自分がこのピアノを調整して意味あることのかどうなのか??手入れさせていただく機会を会社から与えてもらってその必然性はあるのかどうなのか???なんかそんな間口な感じです苦笑」

自分にとって勘のくすぐりのないピアノで必然性を感じなければざわざわ自身が手を入れることに意味がなく他の人がやればよいことでそれは購入されるお客さんにとってもまた意味がなく、結局同じ結果になるからです。

 

店入れは2月上旬ですとのこと。

はやくこないかな。

入荷のことも

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昨日UPした記事でKAWAIのRXAという手工ラインのグランドピアノ、またディアパソンの一本張りのグランド、写真を送ってもらった限りでは、KAWAIは骨組みの材質が美しくやはり丁寧で良い印象をもちました。こういったピアノは中古品でも所有する喜びも大きいことかと思います。

明日触ってみて判断することにしました。

結局どうであれある程度の人にお見せして価値のあるものまでは仕上がるとは思います、ただどれだけの時間とどういった経緯が必要なのかを見てくることにします。

 

ディアパソンの一本張り方式のタイプ、これはベーゼンドルファーが採用しています。この構造はあくまでそういった構造を必要とする音色を搭載するピアノにとって必要となるので、なんでもかんでも一本張りが良いということではありません。

とても状態がよくて仕入れておけば問題ないピアノなので最終チェックだけ、といった形かもしれません。

 

ただ、あまり展示品をためこんでしまうと、いざ良いものをご家庭からのお引き取りでお声かけいただいたときにスペース的に限りがるので取り入れができなくなるので、そのあたりが最も気を遣うところでもあります。

 

また、ご報告します。

とりあえず今までしてきたピアノと違うものを積極的に取り入れていきたいと思ってます。

とりまぜて

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イースタインの修理にはいっていってます。

外装は、全体塗装を行うことになりましたので、少し時間がかかりますが、完成は新品のようになってきます。

今回のB型はすでに音色成分が明確的で、より強調されることになると思います。

塗装経費が相当の値段になりますので、お値段が少しUPしますが見た目も楽しめる状態になると思います。

 

内部のアクションをぼちぼちとやりはじめています。

 

先日はゆっくりピアノ鍵盤蓋がしまるシステムの故障でご訪問してきました。

このシステムは鍵盤蓋の重さを受け止め続けるので、それだけの木材の剛性や柔軟が求められます。

 

これは新品の時から装着しているタイプです。

幸い、破損したのは金属のだったので部品交換が対応できましたが、木材が破損している場合は木工修理になるので、大変になってきます。今まで何台か壊れたものも見てきていますが、新品の時からここはしっかりとした補強がされていない限り、次々と壊れていっても不思議ではないと思います。

 

 

さて、ちょうど、テレビでラーメンやさんのリフォームの番組をしていました。

30万円ほどでDIYで改装する、リフォーム改装のプロの方がはいってホームセンターで木材を購入したりライトをつけたり。

この予算でビフォーがすごく変化していてすごいものでした。

 

ただ、テーマが「余分なものが多すぎる」というのがテーマだったように思います。

情報が多すぎること。

余分なもの。では物はあっては困るのか??ということです

 

自分自身もマイナスにしたい方です。

ものがすくなくなると、人はより焦点があった状態に感じるものです。

物が多いと余計な情報がどんどんはいってきて、感じてほしいものに直接気が向かないというわけです。

 

さてそのラーメン店さんのほうは、外観だけでなく接客などの応対やメニューも専門家による指摘がはいっていきます。

 

ラーメンの残ったつけ汁でリゾットにできるサービスをされているようです。おお、おいしそう。

ですが、そのリゾッドを作るのに時間がかかるのと、女性からすると自身の食べ残しを再調理されるのに抵抗があるのでやめたほうがよい、替え玉サービスへ変更しなさい、とのことでした。

もっともなことだと思いますが、そんなことだけでリゾッドを諦めてしまう、その程度のものしかならそもそもやらないほうが良いのかもしれません。

 

ただ、外観や内装自体が味をよくするわけではない、ピアノも同じです。

どんなに綺麗に模様替えしても肝心のものがよくないと意味がないわけです。

中身がよくて、外見を超えることはあるけど、反対はないと思っています。

もし外観だけでお客さんの心をつかまえつづけるなら、それが「中身」に変化していることでしょう。

 

今の時代は的を広く深くしていかないとダメなので大変だと思います。中途半端なお店は業種にこだわらずどんどん淘汰されていっています。リフォームしてもらっても維持することはご本人の意識もリフォームされていかないと結局もとにもどろうとするのが常でしょうしこれからが正念場なんだと思います。

 

自分自身のこととしては、より密度の高いこと、掘り下げることをしていきたいと思っています。

入荷の予定として、まだ未確定ですがKAWAI RXA というKAWAIのフルコンサートのEXを小さくしたピアノで、EXはYAMAHA派の方でも皆がEXは別格ですばらしい、と誰ものが認めるピアノです。ショパンの生家にも置かれていたというピアノです。

それを小さくしたコンセプトで作られてオール木製アクションを採用した当時300万超えのピアノでした。今でいくとSHIGERUKAWAIなどより上に位置するほどなので、いちど取り組み高ったピアノで、KAWAIの底力はどこまでなのかを計るのにちょうどよいかもしれません。

まだ未確定ですがはいればお知らせいたします。販売は170万円ほどかなとおもいます。

 

ではまた。

KAWAI KGご納品

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グランド納品出発。

KAWAIのKG2Cです。

 

到着して。

KAWAIの現代的な音色の礎になった感のあるピアノ。

納品は、運送屋さんがつけてくれたペダルを再調整して、アクションのいがみをとって、調律して、整音して完了です。

 

 

KAWAIの当時の青のライン

この色が国産では手にはいらなくて、海外から取り寄せてます。

赤や緑などに変えてもよいのですが純正を意識しました。

今はホフマンなどのピアノも青を採用していたかな。

 

整音は先端にダイナミックに針をいれていきます。

下処理をしておけば、音が死ぬことはありません。

むしろ先端にこそ、硬度が溜まっていて、保険として先端から角度をつけて針をうっていけばよいだけです。ダイナミックにいれていきます。叩きこんでいきます。

押し針は、音の立ち上がりに影響しますので注意が必要でピアノの適正によりますが、普段はあまり行いません。

 

KAWAIのKGはシュワンダーアクション採用で、レガートに向いています。

極端なフォルテになりすぎずなめらかなラインを出しやすいのが特徴です。

 

YAMAHAはどう。KAWAIはどう。

店員さんにも色々と仕様やなんだといわれると思います。

ただどのピアノも素晴らしい音が出る素質をもっていて、タッチも同様です。

高いピアノほど、仕様が良いほど、材質が良いほど、また長く使えて、良いというは偽りだと思います。

調律師の手元で多くは決まってしまいます。

 

記録用にスマホで撮影しておきました。

 

本体は50万円代でお届けさせていただきました。

ネットの情報が氾濫していて、正しい知識が得られなくなっています。

自身もわかってません。

ただ少しは正しい知識に近づこうとしているつもりです。

 

アマチュアの方のグランドピアノ購入は増えてきましたね。

同じようなの入荷

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YAMAHA C3Eが入荷しました。

綺麗ですね。

C3A C3B C3E とつづくEのタイプ 1990年ごろのピアノ。

まだ調整前。

 

 

横に並んでいるのはAbel仕様の展示品C3 

並べると設計の違いがあって面白いものです 10年ほどの差があるのかな。

鉄骨一つみても、モデルにより設計が微妙に異なりますから、鉄骨の形がなんらか変われば設計図としてかわってくるので音色が変化してきます。

 

C3横並びですが、時代時代による音色と材質設計、違いを見ていただけるだけでなく、極めて状態のよい入荷段階のEと、手が入り始めているC3。

「音楽をしたときに」はじめててわかる差がはっきりとあって興味深いです。

基本調整の有無がいかに大事なことがわかります。

タッチが重い軽い何グラムのタッチ云々でもなく、音が明るいくらいではなくやりたいことにこたえる領域にはじめてアプローチができるようになります。いくら軽くても弾きにくいピアノは弾きにくいものです。

 

 

左が145万円くらい。

右が96万円くらいです。

 

購入後のメンテナンスをどのようにおこなうかで購入後の意味合いが全くかわります。

今いくら良いピアノをつかんでも、1年後弾きこめば別の楽器に変わっていきます。

継続的に良い状況をつくっていくために、出荷までに揺るがない土台を築き上げる必要がはっきりとあります。

 

 

出荷のピアノの調整。

ペダルまわりです。ペダルボックスを分解してガタをなおしていきます。

ペダルも同様です、軽い重い以前にガタを治し、潤滑をとります。

足回りは全体の印象をきめていきます。

こんな単純なところにもピアノ全体の印象をきめていきます。

ピアノの調整は、基本的に手数がものを言います。いくら一部分を綺麗にしても意味が薄いと思います。

 

斑鳩店の現状。

YAMAHAのアップライトが多い!

YAMAHA希望ならすこしお安くなるかもしれません。

 

 

 

ドロップ調整

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今日は出荷のGPの調整でした。

写真が撮れていません…。少し今日はしっかりと写真でご説明したかったのですが…。

 

ドロップ調整といって、レペティションレバーの上昇を決める一つの調整があります。

これは、実際の作業としては鍵盤を下げていってカクンとハンマーが下がったところを横に揃えるわけです。

一般的に鍵盤を数鍵おしきって、ネジをまわして揃えていきます。

 

しかし自身は、実際の「ドロップした量」を揃えることにしています。

押し切って下げきると、ドロップしたところから少し上へ上昇します。

これで合わせません。ほとんどの方がこれでやられていると思います。

 

特に再生品などの場合は、ドロップした量を合わせるようにしないと、よいタッチがそろわず良い音と余白の調整ができません。

このやりかたですと一つの鍵盤を指の神経をとがらして、非常にゆっくり作業をする必要があり大変疲れ一台やるとぐったりします。

ですが、これがすばらしい音とタッチを作る際の調整の仕方だと思います。

誰に倣わずともやってれば色々きずくはずです。

 

(先日修理していたアクションにおいて、四角の樹脂部品のいがみ取りをしていたのですが、叩けど叩けど全くうごかず、これ以上すれば部品を破壊することになりかねないと手を止めました、残念、)

 

どんな年代のピアノでもどんなモデルでもどんな個性をもったピアノでも本来、一定の説得力がピアノから必ずでるものです。

それは機種や年代によるものではないと思います。

 

次回はハンマーの弦合わせのことも写真をまじえて書こうかと思います。

ここも、ソフトペダルの有用性をとる方法としてスタインウェイなどで採用されてますが、その意外な効果があり、YAMAHAでもKAWAIでも有用性は同じです。

 

肝心なのは、ピアノ弾奏にとっての有用性を力強く採用することにあります。

文字ばっかりになってしまいました。

 

〜 謹賀新年 〜

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〜 明けましておめでとうございます 〜

☆今年もどうか宜しくお願い致します☆

 

 

ギターの画像になってしまいました。

なぜか?

お正月、ひさしぶりに少し手にとって音を出しました。

 

数本ありますが、今回は2本のこと。

 

上はYAMAHAの1万円くらいのものです。

クラシックギターで、ポロロンとなります。

たまにはギターの音もよいなあと懐かしながら弾いてました。

 

ピアノに比べるとシンプルだなと。

 

もう一つは、アメリカのマーチンという超定評の逸品が一台

30万円くらいのものをもっています。

これは社会人になってから買いました。

ほとんど弾いてなくて新品同様。

 

アコギです。

 

ジャララっと弾いてみます。

下は同じくYAMAHAの入門用

 

Martinは鳴らしてみて、なんて雅で品質の高い音色成分がつまっていることか。

タイトに仕上げてある楽器ながら、汎用性も高く、個性的。

どこか達観した気の抜けたやさしさのある楽器でMartinは日本でもとても人気のあるメーカーです。

 

ボディからネックが通って、ブリッジからペグまで弦がはってあるだけのことにYAMAHAの低価格のものと逸品ではこれだけの個性の違いと圧倒的な楽器としての差がはっきりとあるのです。

部品がピアノに比べて圧倒的に少ないですから、音色を解体して考えるのにとても良いです。

そういう意味ではピアノは少し部品の数が多く複雑すぎます。

ギターは部品や接合部分が少ないが故、どこで設計としての個性を残していくのか、よりシンプルだけに難しいことだと思います。

 

Martinは音だけで酔いしれるすばらしさがあります。

ギターは現在は趣味にもなっていない程度の頻度ですが、この音なら下手くそな状況でも、音楽の距離感の近さに感じて驚きます。

入門から良い楽器を手にしておくことの重要性がこれだけ疎遠になっていたギターから感じました。

 

また、調律師はギターやバイオリンなどの弦楽器の制作を経験する方がよいかもしれません。

ピアノも弦楽器である以上、広くは同じです、その縮図としての考えてみること。

ピアノは動かせず、鍵盤の10mmの空間しか操作できません。それゆえに内部の状態をダイレクトに奏者は受けることになります。より調律師の領域は深さを伴っていないとダメなはずです。

 

どうゆうことがピアノにとって大事なのか、楽器としての音づくりの縮図としての生々しさをギターを通じて感じました。

我々の仕事を全うするには原点への問いかけ、ゼロからの発案が必要なのでいうまでもありません。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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